3/17/2021

おもいがけず

  なかなかの試練が連発で、いつものど~~でもいい与太話をする余力もないので作業報告へ。


 49Fさんステムヘッドです。
 これは数日前に異常に気付いていたのですが、車検の日が迫っていたので最悪の事態に備えてステイしていたのです。
 フォークを取り外したら予想どうりネックカップがぽろりと取れちゃいました・・・



 これね、長くなってしまうので説明は省きますが、かなりマズイ状況です。
 新旧どちらのネックカップとも計測します。





 フレーム側も計測→やはりNEWネックカップよりも大きくなってしまっていて圧入しろが確保できません。おまけに当然縦横で1/10mm以上の差があります・・・
 さてどうしますかね・・・どういった手を打つか入念に作戦を練ります。



 抜かなければ正確にコンディションの確認ができませんのでアッパーもネックカップを抜いて計測。






 いや~~なんとかかんとかキッチリ圧入できるようになりました!!






 もちろんベアリングは交換します。
 で、車体へフォークを組み付けていたら異常発見!!






 見えますかね? 溶接でTOP-Teeとハンドルバーが一体になるように製作された物がついているのですが、このハンドルライザー部の突き出しがリヤレッグ先端のパイプ部と中で当たってしまっていて




 Teeとステムコーンナットとの間に隙間が出来てしまってるんですね、ロックプレートがあればまだマシですが、カスタムTeeなのでロックプレートは装着不可です。 これではステムトップナットをいくら目いっぱい締めこんでも乗ってるうちにコーンナットが緩んでカタカタと・・・でそのまま乗っていれば当然ネックカップがカタカタと・・・となりますわね。
 これ、想像以上の出費につながる事態になりかねませんので、カスタム車両にお乗りの方は一度主治医さんにチェックしておいてもらうことをお勧めしますよ。


 さてコーンナットも製作してようやく・・と組んでいたらやっぱり何かがおかしい・・・アララよく見たらステムつけ根の溶接が割れてステムシャフトが動いてしまってます・・・たかがカタカタとは言っても、想像以上の破壊力です。
 大急ぎで再度分解して修理します。



 ケーブルへの注油も忘れずに。







 ようやくようやくここまでたどり着きました💛


2 件のコメント:

  1. おはようございます
    開けてビックリ状態ですねー
    大惨事になる前なので良しとしましょうって感じです
    お願いして良かったです
    ありがとうございます!

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    1.  いやいや、なかなかの事態でしたよ。
       でも違和感に気付いてここで見ておいて良かったですよね。

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