6/30/2011

77FXEトランスミッション・オートアドバンスデスビー

 いきなりでスミマセン。
 コンプリート製作の77FXEトランスミッション、カウンターギヤのニードルベアリングを打ち換えて、メータードライブリングギヤを圧入していきます。
 ギヤボックス内でのサイドスラスト合わせもしっかり行いましょう。
 1ST,2NDギヤブッシングも交換しておきます。
 一気に組み立てです!!
 メインベアリングロックプレートの歪みも修正しておきます。
 シフターフォークグループに移ります。
 フォークブッシングとシャフトのガタもしっかり見ておきましょう。
 フォークの曲がりもチェックして、必要であれば修正・交換しておきます。
 そうしたらシフターフォークのアライメントを調整していきます。
 どんなに暑くても集中してしっかり合わせておきます。
 ギヤがロックできるようになったので、このあたりのパーツ類も組み付けてしまいます。
 どこにも引っ掛かりなどなく、スムースに作動するかしっかりチェックして、少しでも異常があれば、潔く分解しましょう。

 機械相手にゴマカシは通用しません!!
 続いてトップカバーに入ります。
 この二箇所のブッシング、非常に大事です。 オイルリークは当然ですが、ジョッキー車両の場合、カチッとしたタッチになりません。
 新品のブッシングも、そのまま入れるのではなく、旧ブッシングの抜け具合で圧入しろを選定して、たいがい大きすぎるので削ってから圧入しないと、トップカバークラックなんて事になってしまいます。
 続いてラチェット部を組み立てます。 サービスマニュアルどうり、センタースクリューでロックすると動いてしまい、気持ちよく位置出しができないので私はこの方法で組み立てます。
 トップカバースクリューは皿ネジなのでトルク管理が重要となります。  むやみに締め込んでもトップカバーが割れるだけでオイルリークはとまりません。
 ここの長い2本は構造上、水が溜まって錆びやすいので対策しておきましょう。
 続いてキックカバーグループです。
 何とか今日中に組み上がりました~

 このままHIDEくんに渡します。
 前もって暖めておいた77FXEのヘッドからバルブガイドを抜いて冷ましておきます。
 もうひと仕事。
 オートアドバンスデスビー装着車両でアイドリングが下がらなくて、センターボルトを上から指で強く押すとアイドリングが下がる車両はデスビーオーバーホールが必要です。
 HIDEくんがここまでバラしてくれたのでオーバーホールしていきます。
 ガバナーウエイトがガタガタなので、カウンタークロックワイズ用のウエイトに追加工してクロックワイズに使えるようにして対処します。
 明日車両へ組み付ければ終了です。

 スタッフくん、最近頑張ってくれているので今夜はこれから北京ダック食べながら久々のミーティングです。

             お疲れ様でした。

6/29/2011

スターハブ&ドラム

 まずは、OHからやっと帰って来た スピードメーターを取り付けたり、依頼主さまへ発送したり。

 メーターもついたので46WLは、いつでも納車OKとなりました。
 続いてこちらもやっと入荷の77XLピンブッシュを入れ替えしてリーマー仕上げ。
 いつもながらバッチリ完了。
 ピストンリングも入荷したので業者さまシリンダーのピストンリングギャップ調整に入ります。
 ピストンのリング溝とのクリアランス、ピストンのバリ取り、ピストンリングの面取りが終わったら梱包して発送です。
 本当にアイアンずくし。  続いて兄弟子のお店から依頼されたアイアンのシリンダーボーリングが終わったので上記と同じ作業をして、これまた発送です。
 グリグリヘ行ってコッテリしぼられた後で46FLの足回り作業です。
 タイヤ交換はHIDEくんが終わらせてくれてあるので、リヤスターハブをやっていきましょう。
 分解して徹底洗浄後、各部をチェックしていきます。
 インナーパーツが組み間違えていたり、ガタガタだったりで危険なコンディション・・・
 インナースリーブも熱による変色、段付きで交換決定。
 旧ローラーで現状を把握したら、オーバーサイズのベアリングサイズを選定していきます。
 これまた一個ずつ計測しましょう。
 ここまで終わったら、スターカバー内のスラスト合わせをしていきます(ガスケットを忘れずに)
 リヤハブ終了で生まれ変わりました。
 この勢いでフロントハブもオーバーホールしておきます。
 続いて前後ドラムブレーキをオーバーホールしていきます。
 ライニングのコンディションがひどいので、張り替えに出す前にカム当たり面を肉盛り修正して、ライニング厚・材質を決めて発送しておきます。
 まずはフロントから。
 ガッツリと曲がっているアクスルシャフトは交換です。 何やら嫌な予感がしつつ、他もチェックしていきます。
 アクスルスリーブの磨耗が激しいので交換です。 そこのブッシングも激しく磨耗しているので打ち換え+リーマー仕上げしておきます。
 ブレーキカム部の歪みが激しいので修正と思ったら、ここ自体がガタガタなので溶接後、修正しておきます。
 ブレーキカムが、何とリヤ用が入っていたので正しい物へ交換します。 シャックルスタットもカタカタと動いてしまっていて、おまけに磨耗がひどいので打ち換えします。
 全ての作業が終わって、後はペイントをすればライニングを待つだけの状態になりました。
 続いてリヤドラム。
 アクスルシャフトの状態がこちらもひどいので交換です。

 バッキングプレートの歪みなどチェックが済んだら
 ブレーキカムがガタガタなのでNEWブレーキカムに交換して、ブッシング入れ替え・リーマー合わせを済ませてこちらもライニング待ちにしておきます。
 もうひと頑張り。  ステムがガッタガタなので、ネックカップの状態をチェックしたらひどい事になってました・・・ここからはお見積もり以上にお金が掛かるため、明日お客さまに確認してからの作業となります。

 今日の作業はこの辺で。



                             お疲れ様でした。 

6/28/2011

6月25・26日活動報告

 今回は物資を配るいつもの内容に加えて、本格的なドカタ作業をしてきたので40手前のオッサンにはなかなかでしたが、少しは力になれた気がします。

 まずは前日金曜日までにRUMBLEへお持ちいただいた皆さまからの物資をハイエースへ積み込みます。

 車椅子や電動自転車
 大根やキャベツなどの野菜
 お菓子や飲料水といった生活用品などなど
 作業場内いっぱいに集まった物資を仕分けして、テトリス状態でハイエースへ詰め込みました。
 ジャガイモ、キュウリ、トマトなどもこんなにたくさん。

 大滝さん、CAMELくん、SONNYさん、鏡さん、榎田さん、大木さん、渡辺ヒロミさん、ユウジさん、稲葉さん、ありがとうございました!!

 今回のRUMBLE部隊はケンタローくん、CHERRYくん、MASASIくん、私のいつものメンバーに加えて何と神戸からACEの徳山さん、和歌山から悪吉くんの6人での参加でした。

                    瓦礫・汚泥撤去作業参加の皆さま、最高のご飯を用意してくださった五英睦の皆さま、SxTxUメンバーの皆さま、本当にお疲れさまでした!!