9/18/2024

げりら

 関東地方は最近お天気が安定しませんね。

 慣らしの車両に乗らなければはもちろんですが、外でやりたい仕事が詰まっているので少々振り回されてます💧

 とはいえパンツまでぐっしょりみたいな事態は1度だけで、あとはウマイこと最悪のタイミングで降ってくるようなことはなく、事なきをえております(今んところ・・・)


 前回のデュアルフランジハブ追記です。
 シムを使ってグリリリ~~ンとカタカタが解決した右のインナースリーブの寸法を計測して、左のブランクスリーブを旋盤で右スリーブの寸法に加工したら完了です。




 やる!!と決めていた月曜日は油断すると降ってくるというあいにくのお天気だったので昨日(火)は朝からフレーム剥離してました。





 このあたりで気持ちが折れそうでしたが気合で剥離終わらせて、脱脂まで完了させました。






 今日は5時起きして朝イチでドロ遊びしてきて作業場へ帰って来てバイクを降ろしてしばらくボ~~っとしたかったのですが、西の空がみるみる暗くなってきたので・・・





 ☝はそのままにして大至急フレームのペイントを。
 なんとか無事に塗り終わりました。






 ものすごい雷の後降り出して来ましたが、ギリギリセ~~フでバイクも降ろせてひと息ついたら先日OHしたハブと一緒にスポークもペイントしていきます。





 今日は工具を持たない珍しい1日でペイント漬けでした・・・






 ローリングシャシーへ向けて一歩前進ですかね~~








9/16/2024

まじっく

 いつの間にかストライクとボールのカウント表記が逆になっているのはまだしも、ロスタイムの言い方もしれっと変わっていたり、ウイングバックとかスイーパーなんて無かったことみたいな扱いで小中学生の頃にそのポジションだった人の気持ちも少しは酌んであげて欲しいと思うのは私だけでしょうか?

 マジックテープのことも突然「べるくろ」とか呼ぶようになっていて、最近までマジックテープのことだと知りませんでした💧

 さすがにベリベリなんて呼ぶほどひねくれてはおりませんが、べるくろには徹底抗戦で私は今後もマジックテープと呼ばせていただきます!!


 ど~でもいい話で申しわけ。
 さてスタージスくん、取り付けリクエストで支給されたドラムブレーキがDuo-Glide用のスターハブ適合なのでスターハブを用意してセットアップしていきます。




 私はリプロ否定派というわけではないのですが、私の中のココは純正じゃないとね~ランキングでも上位にランクされる箇所なので純正ハブをおろします。
 ボディー以外のインナーパーツは新品のリプロでセットアップしていくので通常のOHよりも気を使います。



 これもやはりキレイにペイントリクエストなので全ての作業を済ませておきます。
 スレッド修正から。
 ここは5/16-32




 1/4-24







 肉の余裕がないココは外へ向かってクラックが入っている個体が多いので要チェックですね。






 フロントへ使うなら問題ありませんが、リヤへ使う場合はラグボルトの穴ではない方の穴が広がってしまっていないかも重要となります。





 このベアリングケージが曲者です。
 右はナックル~ハイドラグライドまで、左はDuo-glide~ド初期のEVOまでクランクシャフトのベアリングとして使われているのでもう少し信頼性の高い物がリリースされてくれないものかと思います。



 この状態でクルクルくんでないと当然×なので追加工して完全に負荷を感じなくなるまで頑張ってから次に進みます。






 もちろんローラーも1個ずつすべて計測します。







 ラストのスラストまで行って完了です。
 これを分解して剥離→脱脂→マスキングしてペイントに備えます。





 フロントハブも同じく。







 まずは全バラくん。







 もちろんレースも交換します。







 テーパーローラーベアリング(ボールベアリングも)を交換したときはディスタンス合わせを必ずやりましょうね。
 ホイールに限った話ではありません。
 アクスルシャフト締め込んだ状態にしてこんな具合にグリ~~~ンと抵抗なく回転して。



 尚且つカタカタがまったく無いように仕上げて完了です。
 これもペイントの準備に移ります~~



















9/15/2024

ぎゃく?

 おそろしいほどぼんやりですが、インスタグラムとブログの使い分けが私なりに見えてきた気がします。

 こっちはすでに10年以上続けてきてこの内容でも見に来てくれる人だけしか見ないものなのでこれまでどうりどうでもいい話とお客さまへの作業報告を中心に。

 インスタグラムはいろんな人の目に触れる可能性が高いので、RUMBLE-engineeringを知らない人へ向けて作業内容を紹介するといった形で進めていこうと思います。

 本来は逆なんですかね? まぁそのへんは学習したらおいおい修正していきます。


 作業はスタージスくんクランクです。
 組み立て・芯出ししましたが、一発目の計測で片側2/100mmに対して片側12/100mmという振れで苦戦を覚悟しましたがサクッと1/100mmで仕上がりました♪
 誰か褒めてくんないすかね~~



 ケースへ組み込み。







 そうしたらまずはオイルポンプを組みつけます。
 ガスケットへの対策をしてから組んでいきます。






 位置決めのドゥエルピンを持たないアルミボディーポンプの年式なのでいつもより入念にアライメントをしっかり出して組みつけます。
 すべてのボルトを規定トルクで締め込んでドライブギヤが指でクルクルくんになるように。 ポンプを分解・洗浄・組みつけする際や、S&Sポンプへ交換する場合などもここはしっかり確認して組まないと良いことしたはずが大惨事となりかねません。

 オイルを流して循環チェックを。







 OKでっす。







 タペットを組みつけて~~







 シリンダデッキ面との水平の修正も終われば







 ロワーエンドはできあがり💛







 作業場を大掃除して洗車をサボっていたどろんこ号をキレイキレイ✨します。
 異臭騒動勃発のブーツもね。





 先日ハデに転倒してひしゃげてしまったラジエターも外して修正したり・・・
 こんなど~~~~でもいい話はこっちでしか書けないですからね~




 エンジンだけでなく、フレームも綺麗にペイントのリクエストなのでスタージスくんのフレームを塗装剥離です💧
 何気にフレームの剥離は大変ざんす・・・
 これを今日は暗くなるまでやって残りは明日朝からやります。
 今日は日が暮れてからは別作業をしてました。












9/14/2024

ならし②

  前回はOH後の慣らし運転について書きましたが、所謂初期慣らし編といった感じで終わってしまったので今回は中~後編という具合で書いていきます。

 RUMBLE-engineeringでフルオーバーホールさせていただいたエンジン、コンプリートで製作させていただいた車両は1000kmの慣らしをしてからのお渡しとなります。

 この車両は今回エンジンフルオーバーホールさせていただいたので現在慣らし中なのです。


 現在順調に500kmを超えたのでこれからエンジンオイルを交換します。
 以前はゴール地点に設定していた1000km到達にこだわっていたところがあり、ここらで高速道へ乗って浜松あたりまでの往復で一気に完了~お渡しという流れが多かったのですが、これはやはり組みたてのエンジンには負担が大きく、慣らしのつもりが逆効果となってしまうような気がして考えを改めるようになりました。

 すでに数万km走っていて通常運航している車両でも高速道を給油給油でつないで一気に数百kmの道のりは負担となるので特に夏場の↑のような運用は控えてくださいとお願いしているくらいですから慣らし中のエンジンにはもってのほかだと考えます(私の勝手な想像です)
 股ぐらにかなりの熱量を感じながら高速道を80km巡行程度で延々数時間・・というのは全然可能ですが、エンジン内部で起こっている事態は外からは見えないですからね。 そこでの一瞬の無理が原因でピストンへ軽微なスカッフが発生しているかもしれませんし、とくに夏場の慣らしには気を使います。
 実際、組んでから完全に良い感じになってくるのは3000km過ぎたくらいなので、お客さまへもお渡し時にそのように説明していますから、1000km到達を目指している段階での高速走行は第三京浜で玉川まで行って帰って来る程度にとどめておきます。

 水冷エンジンで走行風さえ当たっていれば温度を管理してくれて水温把握できるようなケースであればもう少し安全に慣らしを行えると思うのですが、空冷のハーレーダビッドソンで私のようなポンコツが組んだとなれば使えるだけ気を使わないといけまへん💧


9/12/2024

はじめました

 いろんな方々から言われ続けてようやくインスタグラムってヤツを始めてみました。

 なんせ今まで見たこともほとんどなかったのでどうやって立ち回ればよいのか分からないのでヒドイもんですが、詳しいお客さまに聞いたりしながら少しはマトモにできるようになったらFor SaleのパーツやらT-シャツなどはインスタグラムの方が良いと思うのでウマイことブログと使い分けできたらと思っております。

 すでに面倒くさくて「やっぱやめよっかなぁ・・」という感じですが、もうちょっと頑張ってみます。


 スタージスくんラストの塗り物ロッカーボックスを。







 シャフトの曲がり・スレッド修正・面取りが完了したらボックスとのマッチングをチェック・修正します。






 ロッカーアームのブッシュを仕上げたら仕上げのサイドプレイを。






 そうしたらエンジンどっさりペイントに突入です。
 なにせ慣れない作業なのでそらもうてんやわんやです💧

 旧ペイントの剥離~脱脂~マスキングと・・これだけで1日作業です💧💧💧



 とりあえずロワーエンドは塗り終わったので組みたてに入れます。
 トップエンドは塗料待ちです。





 クランク組んでいきます。







 今日中にロワーエンド形になりますかね~~