長びかない「今年の風邪」というのは聞いたためしがありませんが、今年の秋は、長かった夏のおかげで短そうですね~ ついこの間ダウンベストを出したばかりですが既に朝の出勤時間だと役不足・・・もう一月もしたらモコモコ状態になってしまうのかと思うとほんの僅かな過ごしやすいこの時期に1日でも多くバイクに乗りたいものです。
でも空冷のハーレーには寒ければ寒いほど優しいのですが・・・ オーバーホールしたてのエンジンもまた然りですし、
しかし、暑くも無く、寒くもないこの時期は作業するには間違いなく一番良い季節なのでフル回転で作業していきます!!
では49WLの車体まわりの作業をしていきましょう。
まずはリヤホイール、ドラムブレーキなどなどやっていきます。
オーバーホール前にしっかり洗浄しておきましょう。
スターハブから見ていきます。 すでに嫌な予感がしつつ分解します~
バラバラにして洗浄を済ませてキレイになりました。 グリスもタップリ入っていて、スラストワッシャーなども新品のようで悪くないかも!?
期待を裏切らずインナースリーブがバックリ割れてました・・・ ここは命に関わる部位なので迷わず新品に交換します。
ハブとスリーブに合わせて使用するローラーサイズを選定していきます。 ラインナップされているオーバーサイズのローラーで取りきれてホッと一安心。
上記の組み込みが済んだらスターカバー内のスラスト合わせをしていきましょう。 写真のパーツだけで計測します。 菊型のロックワッシャーとアウターカバーはこのときは使わないようにしています。
ハブが終了したのでスポークの緩みや曲がりをチェックした後で芯出しをしておきましょう。
続いてリヤのバッキングプレートのオーバーホールなのですが、メータードライブユニット穴が溶接てんこ盛り!! ガッカリしながら根気良く削っていきましょう。
ようやく開通して、修正もしておきました。
そうしたらブレーキカム部にブッシングを製作して圧入後、仕上げていきます。
バッキングプレート自体の歪み修正なども済ませておきましょう。
フレームのリヤアクスル部の寸法が狂っていたのでフレーム修正もここでしておきましょう。
そうしたら前もってライニング張り替えしておいたシューを組み付けて毎度おなじみライニング研磨です。
これでしっかり当たりを出した後でリーディング・トレーディングに合わせて手仕上げしていきます。
NEWタイヤへ履き替えてリヤまわり終了です。 ものすごく大変で、もうすっかり夜になってしまいました。
でも朝にフル回転などとのたまってしまったのでもうひと頑張りしてフロントも進めておきましょう。
リヤにも増して手強そうですがスッカリ慣れっこです。
でもって全バラくんです。 よ~く洗浄しておいて明日の作業に備えておきましょう。
本日の作業はこの辺で。
バラしては文句ばかり言っていますが楽しいんですよ、手強ければ手強いほど。 ←本当なのですが悲しいかな仕事なんですよね・・・そうなると色んな制約があって楽しい事もたのしく思えなくなってしまうのです。 でも十分楽しんで作業しています!!
お疲れ様でした。
10/19/2010
10/17/2010
変身ふたたび
伝説のヒーロー「UFO仮面ヤキソバン」って覚えてますか? 敵役の「ケトラー」は置いておいて、ヤキソバンの変身寝袋を昔、懸賞でもらったんです私。
その時以来の感動です! 昨夜集まった仲間からプレゼントされたNEW寝袋。 しかもかなり高そう・・・
嬉しいです、ありがとう。 これで冬でも工場泊まりで作業しても風邪ひかなそうです。(しまうのがもんのすごく大変でした)
二日酔いなんてしていられないのでさっさと作業を始めます。
まずは先日分解したアイアンに必要なパーツを検品していきます。
そうしたら折れたボルトを抜いておきます。 良い機会だったので他の車両の折れたボルトもスタッフに教えながら数本抜いてしまいます。
無事に成功して面目を保てたところでボーリング+シート研磨が終わったWLを作業していきます。
いつものとうり狙ったクリアランスに仕上がっているか、まっすぐ掘れているかなど計測します。
リングギャップもチェックしておいて。
そうしたらツキ出し値も計測しておきます。
またまたおなじみバルブのすり合わせ+フレックスホーンでクロスハッチ仕上げをしてから徹底洗浄します。
油切りしている間にバルブカバーがタペットガイドへスムースに入るか前もって確認しておきます。
バルブスプリングの計測も済ませておきましょう。
そうしたらバルブトレイン組み付けてしまいます。
ここで面倒ですがTEDDへパーツオーダーします。
なにやら爆発音が・・・
外に出てみたら季節外れの花火が。
なんだか得した気分です。
あ、のんびり眺めてる場合じゃないですね。
オーダーを済ませて、シリンダーを 組み付けていきます。
オーバートルクに注意しましょう。
今日も頑張りました。
WLエンジン完成です。 ハルちゃん、もうすぐですよ。
終了にしたいトコロですが、キャブレターをチェックです。
「毎度おなじみ全バラです」まで行けるでしょうか・・・
行けました、めでたく。
今日はさすがにしんどいです。 なんたって昨夜は朝5時まででしたから(遊びですケド) いつにも増して楽しかったです、本当にありがとう。 MASASIくんも今日仕事だったんだよね?おつかれっす。 大丈夫だったのかな・・・
おかげで明日からも頑張れます!!
お疲れ様でした。
その時以来の感動です! 昨夜集まった仲間からプレゼントされたNEW寝袋。 しかもかなり高そう・・・
嬉しいです、ありがとう。 これで冬でも工場泊まりで作業しても風邪ひかなそうです。(しまうのがもんのすごく大変でした)
二日酔いなんてしていられないのでさっさと作業を始めます。
まずは先日分解したアイアンに必要なパーツを検品していきます。
そうしたら折れたボルトを抜いておきます。 良い機会だったので他の車両の折れたボルトもスタッフに教えながら数本抜いてしまいます。
無事に成功して面目を保てたところでボーリング+シート研磨が終わったWLを作業していきます。
いつものとうり狙ったクリアランスに仕上がっているか、まっすぐ掘れているかなど計測します。
リングギャップもチェックしておいて。
そうしたらツキ出し値も計測しておきます。
またまたおなじみバルブのすり合わせ+フレックスホーンでクロスハッチ仕上げをしてから徹底洗浄します。
油切りしている間にバルブカバーがタペットガイドへスムースに入るか前もって確認しておきます。
バルブスプリングの計測も済ませておきましょう。
そうしたらバルブトレイン組み付けてしまいます。
ここで面倒ですがTEDDへパーツオーダーします。
なにやら爆発音が・・・
外に出てみたら季節外れの花火が。
なんだか得した気分です。
あ、のんびり眺めてる場合じゃないですね。
オーダーを済ませて、シリンダーを 組み付けていきます。
オーバートルクに注意しましょう。
今日も頑張りました。
WLエンジン完成です。 ハルちゃん、もうすぐですよ。
終了にしたいトコロですが、キャブレターをチェックです。
「毎度おなじみ全バラです」まで行けるでしょうか・・・
行けました、めでたく。
今日はさすがにしんどいです。 なんたって昨夜は朝5時まででしたから(遊びですケド) いつにも増して楽しかったです、本当にありがとう。 MASASIくんも今日仕事だったんだよね?おつかれっす。 大丈夫だったのかな・・・
おかげで明日からも頑張れます!!
お疲れ様でした。
10/15/2010
お楽しみ
家族同然どころか、ある意味家族より仲が良いのでは? と思ってしまう事さえある大親友3人が、私のために宴を企画してくれてそれがいよいよ明日に迫っているのです。
ウレシイなぁ~楽しいなぁ~♪ 日曜日、仕事できるか不安だなぁ~ なんて思いを巡らせながらその分も合わせて今日も作業を頑張りましょう。
お客さまからGOサインをいただいたのでこのアイアンの腰下を降ろしていきましょう。
アイアンはクランクケースを割ろうとすると大変です・・・カセット式になっているとはいえ、ミッションもバラさなくてはならないので。 しかも大概ミッションのコンディションが悪く、作業追加となる事が少なくありません。
んん~やっぱり。 エンドワッシャーが溶けて潰れてギヤ+シャフトに喰いついてしまっています。
ひとまずクランクケースが車体から降りたのでオイルを抜いておきましょう。
その間に前もってバラしておいたシリンダー+ヘッドをチェックしていきます。
ピストンとシリンダーを計測して→ボーリング決定。
ヘッド、ロッカーも分解してこちらもチェック→かなりキテます・・・
腰下へ戻ってカムカバーを開けたら何とブッシングが・・・これは大変そうですな。
フウ~ いつやってもアイアンは大変デス・・・ともあれ毎度毎度の全バラとなったので洗浄をお願いして私はヘッドの作業に入ります。
地層のようにこびりついたガンコなカーボンをきれいにしていきます。
それが済んだらバルブガイドをヘッドから抜いてしまいます。
これも洗浄お願いします。
アイアンスポーツは、そのキャラクターから荒っぽく扱われている事が多く、流通価格も低いので不調になると修理せず「そんなにかかるならビックツインに乗り換えます」と手放され、大事付き合おうとするオーナーさんにめぐり合うとフルコースで車体よりお金が掛かってしまう・・なんてケースがとても多いです。 でも今回の車両のように、そのような車両はだ幸せで、多くの場合は直してもらえずにガチャガチャの状態でまた転売という悲しい道を歩んで最終的には直せない状態に・・となってしまう車両をたくさん見てきました。 アイアンを買おうとしている方(アイアンに限った話ではないのですが)価格で選ばず、好きになった車種を手に入れて、できるかぎり愛情を注いであげて下さい。
生意気言ってすみません・・・お疲れ様でした。
ウレシイなぁ~楽しいなぁ~♪ 日曜日、仕事できるか不安だなぁ~ なんて思いを巡らせながらその分も合わせて今日も作業を頑張りましょう。
お客さまからGOサインをいただいたのでこのアイアンの腰下を降ろしていきましょう。
アイアンはクランクケースを割ろうとすると大変です・・・カセット式になっているとはいえ、ミッションもバラさなくてはならないので。 しかも大概ミッションのコンディションが悪く、作業追加となる事が少なくありません。
んん~やっぱり。 エンドワッシャーが溶けて潰れてギヤ+シャフトに喰いついてしまっています。
ひとまずクランクケースが車体から降りたのでオイルを抜いておきましょう。
その間に前もってバラしておいたシリンダー+ヘッドをチェックしていきます。
ピストンとシリンダーを計測して→ボーリング決定。
ヘッド、ロッカーも分解してこちらもチェック→かなりキテます・・・
腰下へ戻ってカムカバーを開けたら何とブッシングが・・・これは大変そうですな。
フウ~ いつやってもアイアンは大変デス・・・ともあれ毎度毎度の全バラとなったので洗浄をお願いして私はヘッドの作業に入ります。
地層のようにこびりついたガンコなカーボンをきれいにしていきます。
それが済んだらバルブガイドをヘッドから抜いてしまいます。
これも洗浄お願いします。
アイアンスポーツは、そのキャラクターから荒っぽく扱われている事が多く、流通価格も低いので不調になると修理せず「そんなにかかるならビックツインに乗り換えます」と手放され、大事付き合おうとするオーナーさんにめぐり合うとフルコースで車体よりお金が掛かってしまう・・なんてケースがとても多いです。 でも今回の車両のように、そのような車両はだ幸せで、多くの場合は直してもらえずにガチャガチャの状態でまた転売という悲しい道を歩んで最終的には直せない状態に・・となってしまう車両をたくさん見てきました。 アイアンを買おうとしている方(アイアンに限った話ではないのですが)価格で選ばず、好きになった車種を手に入れて、できるかぎり愛情を注いであげて下さい。
生意気言ってすみません・・・お疲れ様でした。
10/13/2010
殺意に満ちてます
まずはこれ、またまたいただきました。 芋焼酎3本も。 こんなに飲んだら死んじゃいますって! あぶさん扱いですね、わたし。
ありがとうございます、おいしく呼ばれます。
続いてサイクルヘッズVOL.03号に私のパンヘッドを掲載していただきました。
まさに褒め殺し。 そんなにタイソウな物じゃないですよ・・・ いつも辛勝だったし。
でも良い思い出になりました、ありがとうございます。
私は褒められると伸びるタイプなので気分良く作業開始です。
昨日の続き、49WLクランクケース、各部位修正していきます。 45モデルはベーススタットが弱いので組み立て前に確認しておきましょう。
ここも組んでしまってから気付いたのではショックすぎるので組み立て前に確認しておきます。
その他各部直して徹底洗浄で気付けばもうお昼・・・午後からは組み立てられそうです。
その前にクランクケーススタットも修正しておきましょう。
では組み立て開始!! まずコンロッドがセンターに 来るようにスラストワッシャーで調整して。
そうしたらサイドスラストを計測してもう片側のスラストワッシャーのサイズを選定します。 クランクの芯が狂ったり、クランクケースが痛んだりとリスクが多いのでなるべく一発で決まるよう集中なのです。
昨日入れ替えしたピストンピンブッシングの水平も例によってチェックしておきます。
アイドラーギヤのブッシングも入れ替え仕上げして。
ケースが組み上がったのでまず最初にピニオンベアリングシールリングを入れておきましょう。 後で気付くとこれまたショックでしばらく動けません。
続いてスカベンジャーポンプをリビルドして組み付けるのですがブリーザーバルブのタイミング合わせを忘れずに。
続いてギヤカバー内に全てのギヤを組み込んで。 スラストは昨日済ませてあるのでスムースに進みますね。
フィードポンプ+タペット+デスビー全てしっかりとリビルドを済ませてから組み付けして腰下完了です~~ 疲れました・・・
この後、明日納車の40ULを最終チェックして本日の作業は終了です。
相変わらずの殺人的スケジュールでまたまた倒れそうですが今日面接に来てくれた方がめでたく仲間に加わってくれる事を期待してガマンしましょう。
明日もガンバロ~!! お疲れ様でした。
ありがとうございます、おいしく呼ばれます。
続いてサイクルヘッズVOL.03号に私のパンヘッドを掲載していただきました。
まさに褒め殺し。 そんなにタイソウな物じゃないですよ・・・ いつも辛勝だったし。
でも良い思い出になりました、ありがとうございます。
私は褒められると伸びるタイプなので気分良く作業開始です。
昨日の続き、49WLクランクケース、各部位修正していきます。 45モデルはベーススタットが弱いので組み立て前に確認しておきましょう。
ここも組んでしまってから気付いたのではショックすぎるので組み立て前に確認しておきます。
その他各部直して徹底洗浄で気付けばもうお昼・・・午後からは組み立てられそうです。
その前にクランクケーススタットも修正しておきましょう。
では組み立て開始!! まずコンロッドがセンターに 来るようにスラストワッシャーで調整して。
そうしたらサイドスラストを計測してもう片側のスラストワッシャーのサイズを選定します。 クランクの芯が狂ったり、クランクケースが痛んだりとリスクが多いのでなるべく一発で決まるよう集中なのです。
昨日入れ替えしたピストンピンブッシングの水平も例によってチェックしておきます。
アイドラーギヤのブッシングも入れ替え仕上げして。
ケースが組み上がったのでまず最初にピニオンベアリングシールリングを入れておきましょう。 後で気付くとこれまたショックでしばらく動けません。
続いてスカベンジャーポンプをリビルドして組み付けるのですがブリーザーバルブのタイミング合わせを忘れずに。
続いてギヤカバー内に全てのギヤを組み込んで。 スラストは昨日済ませてあるのでスムースに進みますね。
フィードポンプ+タペット+デスビー全てしっかりとリビルドを済ませてから組み付けして腰下完了です~~ 疲れました・・・
この後、明日納車の40ULを最終チェックして本日の作業は終了です。
相変わらずの殺人的スケジュールでまたまた倒れそうですが今日面接に来てくれた方がめでたく仲間に加わってくれる事を期待してガマンしましょう。
明日もガンバロ~!! お疲れ様でした。
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