1/30/2023

ようやく

 先週から確定申告の書類を作成していて作業の進まない日々でしたがめでたく完了してひと安心・・

 来月に提出するまでは終わりではないんですけど、とりあえず一区切りということで。


 50FLさんシリンダーを計測計測。







 リングを一周這わせてチェック。







 リングギャップの後は面取りをして組み立て前の最終洗浄へ。






 バルブトレインへ入ります。
 イースタンと思われるリテーナー類で組まれていました。イースタンが悪いってわけではないんですが、摩耗が目立つので一式交換します。 やっぱり純正はエライですよね、数万km使ってもへっちゃらですからね~



 多少値は張りますが信頼できるメーカーの物を使います。







 セット長を計測。







 セット圧を。
 だいぶ弱いことと、メーカー不明のスプリングなのでこれも交換します。
 メーカー不明のリプロのスプリングはテンションを測定して行けると思って組んでものちに折れたりするという最悪な事態も起こったりするので信頼のできるメーカーの物へ交換して少しでも不安要素を省いておきます。


 ヘッド出来上がり♪







 数時間間隔を空けてガスケットを馴染ませながらトップエンド組み付け完了。







 ここから先はクランキングできた方が都合が良いのでキックカバーを組んでいきます。
 セルキットが組まれているのですが、通常は分解しないワンウェイクラッチ周りまで金属粉洗浄のため分解してしまったので少々厄介です💧



 なんとか組めました~~
 ここから一気に周辺パーツを組み付けて行きます!!!


1/26/2023

こんかいも

 またまた神奈川は大きな影響を受けることなくすんでありがたいことですが、寒かったですよね~  さすが最強寒波と脅されていただけのことはありますね。
 今でも車で立往生だったり、雪かきだったり大変な思いをしている方もおられるなか本当に気が引けるのですが今夜は作業場で仲間と鍋パ~チ~なもんで凍死しないようにRUMBLEでいちばん暖かいと思われる奥の倉庫を大掃除してスペースを作って準備万端です♪
 こんなときにホントに申しわけです💧


 50FLさんのINニップル追加工続きます。
 マニフォールドバンドがズッコケないようにの加工が終わったら次はこの穴です。 現状対角線上に計2個しか開いていません。 これだと締め込むときに不都合が出ます。 コロニー製は3ヶ所にこの穴が開いているんですが、RUMBLE的には対角線上に4個の穴が理想なので開けておきます。


 これでようやくヘッドへセットしていけます。







 ピンポンチなどで叩くのは論外として、フックレンチなどで締め込むよりも製作したこの工具を使った方がしっかりと締め込めるので四つ穴が良いのです。





 回り止めをセットしてINニップルは完了です。







 やっと通常の作業に入れます。
 バルブの擦り合わせ+ガイド内クロスハッチ仕上げ。






 でもってヘッド面研磨をしたら組み立て前の徹底洗浄へ。







 洗浄して油切りの間にボーリングから帰って来たシリンダーを進めていきます。

1/24/2023

ほんとだ💧

 予報どうり大寒波の気配がプンプンしてきましたね。

 現在冷たい風が猛烈に吹き荒れて気温がどんどん下がっています、明日の出勤時は気を付けないと危なそうですね・・・

 雨雨雨で10日も行けていなかったので昨日・今日と2日続けて練習行かせていただきました、さ~~せん。






 昨日と打って変わって今日は日中ポカポカだったので汗だくになってしまいました・・・






 お仕事もちゃんとやらねば💧
 50さん、ロッカーホルダーを面研+ボーリングしていきます。





 完了。







 お次はパンカバースクリュー部・ロッカースタッド部のねじ山が✖の所がたくさんあるので修理していきます。






 次から次へと問題が見つかってなかなか組み立てに入れません・・・念のため確認したインテークニップルが指だけで外れてしまいました。例によってシリコンパッキンてんこ盛りです。




 しかも回り止めのリベットが入る穴が溶接で埋められてしまっているという荒っぽさ・・・






 もう片方のヘッドへは大好きなシリコンパッキンが詰め込まれてました。






 さて、ねじ山修正していこうと思ったらアレレ???
 タップサイズが合いません・・過去に壊れて拡大加工されているようですね。 ここはとても綺麗な仕事がされています。





 それに合わせて製作されたと思われるオーバーサイズのインテークニップル(左)これも綺麗に出来てます。 表面処理もされていますし、これはどこかからリリースされていたんですかね??




 シリコンパッキンを除去してクリーニング。







 この溶接くんを除去しながらリベット穴を発掘していきます。






 アングル出しに苦労しましたがマシニングで発掘・修正完了







 ま~だ取り付けられません。 経験のある方もおられるのでは?マニフォールドの径と合わせないとバンドがズッコケてきてしまいますからね、ニップルの方が大きいとバンドがヘッドから逃げる方向へずれてしまうので、できればマニフォールドの方がほんの少しだけ大きいと良いと私は思います。



 まんまとニップルの方が大きかったので追加工していきます。
 ほんとに道のりが遠いですね~~
 もうひと仕事して帰るんですけど、凍結が怖いです💧


1/23/2023

そうちょうなのに

 昨夜書こうと思っていたんですが、時計を見たらなかなかの時間だったので諦めて帰宅して今朝書いてます。

 
 昨日は朝イチでお客さまの家へ車両を取りに行って来たんですが、無理を承知で早朝にしていただいたのにもう混んでました・・東京恐るべしです💧日曜の早朝だってのにみんなドコ行くんだろ???なんて考えながら車両を積み込んで作業場へ。
 開店時間に合わせて77さんが車両を取りに来てくれて昨日は忙しい朝でした。



 さて50さん、重たすぎのシフトノブを外そうとするもビクともせず・・・どうにか外れましたがここへもロックタイトの赤がベットリで・・・困ったもんです。





 続いてタペットを。
 タペットに関してはリクエストをいただいているのでリクエストどうりに。





 高価なJIMSのワンピースタペットへ換装して、オーバーサイズのタペットへ合わせてタペットガイドはボーリングしました。





 組み付けてロワーエンドはほぼ完了です。







 いよいよヘッドです。
 これも通常はあまりやることのない作業が待ってます。






 ヘッドのオイルリターンラインから外へのオイル漏れを言われていたのでチェック→確かに数か所から漏れています。
 すでにラインへのパイプ圧入+外側へアルミパテ+その上にシリコンパッキンという手が打たれているので厄介です。
 まずはそれらの除去から。



 ようやく↑の作業が完了してテストも合格したのでパンカバースクリュー部のチェックを。
 ✖だった箇所へマークをしておいて





 ロッカースタッド部も合わせてチェックしてしまいたいので先にロッカーのチェックです。






 分解時にどうしてこんなに硬いんだろう?と思ったんですが、このドゥエルピンが打ち換えられているんですね、その際、正規の物ではなく、サイズが近いロッドローラーを打ち込んでしまっています。 これだと7/100mmほど径が大きいのでそりゃあ硬いわけです・・・
 これを正規の物へ全て打ち換えていきます。


 ようやくチェックへ入れます。
 組み付け時のトルクを掛けてスタッドのねじ山をチェック+アームとホルダーのガタをチェックしてホルダーをどのくらい面研磨するかを決めておきます。




1/19/2023

だいめいわく

 ユーザー車検を自分で行くって人も多いと思うので一度は見たことがあるかと・・あの車検の予約をインターネットでやるページ。

 当然私もあのページから予約を取るわけですが、先日予約を取ろうと一連の手続きをしていたら「その車台番号はすでに予約されているので予約ができません」とエラーに・・・意味が分からず何度やり直しても同じ状況・・

 そんなこと言われてもこっちも困るのでヘルプデスクとやらに状況を説明してもまったくヘルプにならず、電話もオペレーターまでしか繋がらずで対応の悪さに爆発寸前でしたが、そもそもはどっかのうっかり八兵衛が予約を取るのに車台番号を打ち間違えるという考えられないようなアホなミスをしてくれたおかげで迷惑を被ったわけですが、この予約システムだとまぁ起こりえるトラブルですよね。

 検査を受ける車両の車台番号と、受けに行く人の氏名と検査場と日時を入力すれば取れてしまうのでそらそうなりますわね・・・予約取れないまま強引に今日検査へ行って受けることが出来たのでいいんですけど、またいつこうなるか分かりませんよね、結構な件数このトラブルはあるんでしょうに、たぶん改善してくれないんでしょうね~


 50FLさん、ついていたデュオシールナットがO-ringがつけられるタイプだったのですが、その溝が浅すぎなので追加工です。
 何気にこのナットって種類がありますよね、使うシールの外径も違ったりで。




 あまり売ってないんですけど、このメーカーのスプロケットが手に入ったときはO-ringを入れられます。






 この純正タイプのロックタブを使う場合だと、そこへのO-ringはあまり意味がないような気がするので。






 トップカバーを組んでいきます。







 ラチェットトップの大事な工程です。
 すべて純正ならどうってことないのですが、リプロの割合が高くなってくると追加工が必要になる場合が多々あります。





 取りに行くよ~~とご連絡いただいたので48さんをワックス掛けして磨いておきます。






 できあがったミッションを車体へ載せて、クランクケースとのアライメントを出しながら双方のマウントを締め込んでいきます。





 クラッチ行きます。
 私の嫌いなラムジェットがついてます・・・もちろんリクエストされれば取り付けることはありますが、その際は必ずサークリップが外しやすいように追加工してから組んでいますが、それを施されていないとサークリップを壊しながら外さないと分解できないので好きじゃないんですよね~~


 分解・洗浄完了です。







 クラッチハブもそう簡単に交換できないプライスになってしまっているので修理して使います。
 ローラーを選定して組み付けていきます。





 でもって77さんの車検へ突撃して無事に取得して帰って来ました♪
 お渡し準備をしていきます。





 ↑も完了したので50さんへ戻ります。
 KARATAなので前後プーリーとも各部増し締めしておきます。名前も間違っててマークもコミカルなのに作りはサスガですよね、飛びぬけて高価なだけあります。




 フロントプーリーのナットにもロックタイトの赤がべっとりです💧 シリコンパッキンもそうですが、前作業者さんはとにかく塗りすぎです・・・





 ピックツールでは歯が立たないのでタップでゴリゴリ除去しました。



 クラッチプレート交換の際は計測して書き留めておきます。







 色付きスプリングはあまり良い思い出がないので交換します。 気持ちは分かるんですが、安易に車体色に合わせてカラースプリングに交換とかはあまりお勧めしません。
 セット長・セット圧を計測してスプリングを選定します。




 やっとこさここまで組めました。