1/28/2021

かむ

  もう10年以上前ですかね、とあるパーツメーカーさんからWLDRカムがリリースされたときは飛び上がって喜んだ思い出があります。 当時も今と変わらずボンビ~さんでしたがすぐにオーダーして手元に届いてがっかり・・目で見て一発でわかるくらいWLDRのカム山ではなく、ほぼほぼWLのノーマルとおんなじで・・・

 しかも、ギヤがいまひとつでその後数セット組みましたがあまり良い思い出がないのです。


 今回お客さまから支給されたWLDRカム。 久しぶりに見るなぁ~とチェックしてみたらカム山は完全にWLDRが再現されていてちょっとテンション⇧です。 もしかして私の知っているメーカーとは違うところがリリースしている物なのかも??と淡い期待をしつつ作業に入ります。



 ビックツインと異なりギヤのみを入れ替えて・・という手段は取れないので入っていた純正カムギヤを4個すべて計測して同じくDRカムのギヤも計測して確認します。





 見た感じは新品ぽいのですが、ギヤにマーキングされている箇所があって、その範囲のギヤが少しですが研磨されていました。 外人さんが組もうとして諦めて手放したんですかね・・少し嫌な予感がします。




 これ以上は組んでみないことにはわからないのでシャフトに合わせてまずはカムブッシュを。






 アイヂラーギヤのブッシュもいっしょに。







 ギヤケース内すべてのギヤを組み付けて計測・チェックです。






 やっぱりあれこれ苦労しましたがようやくピニオンシャフトが指の力だけでクルクル回るようになりました♪
 使用するガスケットをセットして各カムシャフトのサイドプレイを調整して完了です!!


1/27/2021

ZZZ

  ダメですね~~・・どうしても車は眠くなってしまいます。  毎度車で出勤のときは睡魔に襲われるんですが今朝はとくにやばくでてすね、何度か完全に意識を失うほどだったのでさすがに停めて体操したりしながら出勤しました。  気を付けないといけないですよね、なんか良い手はないんでしょうか・・・



 作業は燃焼室のカーボン除去を。







 最後にサンドブラストで完了です。 バルブガイドを抜くために温めておきます。
 鉄なので温める意味ないという意見もあると思いますが温めます。




 その間にWLAさんケース、ダメそうな箇所をリコイル修理していきます。
 こことか





 こことか







 ここも。
 どこも組付け時に気付いた!なんてのはシャレにならないので見落としのないように。





 バルブガイド抜けました。







 SHOVELさんの外注第三便が帰って来ました。
 スグに取り掛かりたいのですがちょっとおあずけ。

 あとはクロームが上がってこれば一気に完成が見えてきそうです。



 作業依頼で送られてきたパーツも溜まりだしてしまっています・・・
 ちょっとお待ちくださいませ。





 WLAさんケースレースのラッピングに入ります。
 まずは計測してローラーサイズの選定です。






 グリリリ~~っとラッピング







 レフト・ライトともラッピングしてシリンダーデッキ面も研磨完了です


1/25/2021

よかったですね

  なかなか恐ろしい予報が出ていたので構えていましたが雪は降らずでほんとに良かったです。  宣言中の”東京の”人出をニュースでやるときは大概渋谷のスクランブル交差点やらへ出向いて”東京の”積雪てきなニュースは八王子に行くテレビってのはやっぱり気持ち悪くて見る気が失せますな・・・私がひねくれてるだけなんでしょうケド・・・

 でもほんとに雪が降らずで良かったですね~~


 外注第二便で帰って来たパーカライジングのパーツ群を組み付けます。






 WLAさんのケース、すべてのねじ山を修正します。







 気に入ってここ何年か使っていたピストンキットが販売終了となってしまったという噂を聞いたので先にシリンダーを。
 チェックしながら分解です。





 用意するピストンサイズを選定。







 やり残していたパーツを洗浄します。
 






 結構ね、ゴイス~なんですよ・・・







 キレイキレイになりました。







 こんな具合の組み付け後にも問題になりそうなダメージのある個所を修正しておきます。






 こんなところも。








 ケーススタッドの曲がり・ねじ山を修正します。







 不思議な折れかた・溶接がされているスタッドは交換します。






 適度なテンションで入るようにケース側の穴も修正しておきます。
 スタッドが曲がってしまったり、ケースへのクラックを避けるためです。




 ケースの合わせ面をチェックして必要であれば面研磨します。






 
 すべての面研磨完了です。








1/21/2021

おこころづかい

  昨日さくらんぼの人が突然作業場に来たのでなんかあったのかと尋ねたら「ん?なんもないよ、新年の挨拶だよ」とサラッと。

 忙しいハズなのに優しすなぁ~・・私にはそのような行動に出る思考が欠如しているのでほんとに感心します。  おかげで良い時間でした、あざっす!!  でもしばらくぶりだったってのもあって随分と話し込んじゃいましたな・・・


 昨日はこのブレーキと格闘してました。
 OHしたのに、10km前後走行すると張り付いてしまうといった症状・・・
 キャリパーピストンの動作不良あたりを疑ってまずはキャリパーを分解、ピストンを外して内部の傷などを確認後再度組みなおして動作を確認→やはり問題はなさそうなので車体へ組み付けて作動させるとやはりピストンの戻りがいまひとつ・・・

 組付け状態で手でピストンを戻そうとしても動かず、手で押しながらブリーダーを開けるとすうっと戻るので原因はキャリパーより前ですね。
 ブレーキラインをマスターシリンダーから外してピストンを押してみたらすうっと押せてブレーキラインからフルードが出てきたので原因はマスターと判断します。


 マスターシリンダーを外して分解→異常がないかくまなくチェックするも、OH後なので当然ながら異常はなく????となりました。  パーツを一点ずつ装着しながら都度チェックしていったらまさかのパーツに異常が発見されました。




 この人が中で悪さしてました。  これを除去して組みなおしてテストラン→めでたく解決!! 昨夜乗って帰って今朝も乗って来てまったく問題なしだったので間違いなく改善できたのでオーナーさまへご連絡します。

 いや~~心が折れかけましたが良かった良かった♪


1/20/2021

めんえき

  仕事がら一年通してきったない手でお恥ずかしいのですが冬場はとくに酷いあかぎれで見た目もそうですが、もう痛くて痛くて・・・

 気のせいか年々ひどくなってる気がします。 人から聞いた話ですが歳とると免疫力が落ちて今までこんなことなかったのに・・というようなところが肌荒れおこしたりするんだとか・・・信ぴょう性はさておき、私は実際に↑を体感しているので眉唾ってこともなさそうです。

 なのでこの時期の洗浄はなかなか堪えます・・ガマンとか気合の他になにか有効な手はないんでしょうかね・・やっぱ地道に食生活を見直すとかクリームをぬるくらいしかないんですかね~~


 良い手が見つからないまま途中で止まっていたWLさんのエンジン洗浄を。






 過走行のエンジン特有の内部のオイル焼けとカーボンがすごかったので難儀しましたがひとまずキレイになりました。






 クラックなどがないかよ~~くチェックして、すべてのスタッド・ドゥエルなど抜いていきます。






 レフト・ライトともケースレースのカタカタチェックも。
 ちなみにOKでしたよ♪






 でFXEさんの車検へ!!
 無事に合格したので週末の納車に備えてお渡しできるように準備しておきます。 





 SHOVELさんの外注さんへ出しているパーツの中で予想外に一番初めにライニングが帰って来たので早速。






 もちろんしっかりOHして組んでいきます。







 内部で石のように固着してしまっているグリスを根気よく除去します。






 できあがり~~


1/18/2021

そんなぁ~~

  去年の年末でしたかね?慣れない書類作成でグッタリてきなこと書いたと思うんですが、その時の書類が届いてないからもっかい送ってくれYo!! haha!! なんて言ってきやがってですね、送ったときに一度連絡来てるんですが・・・てことは無くしちゃったYo~ME~Nってことですよねおそらく・・・

 ま、いい~~んですケドね・・でも大事な書類なわけだし、パスポートのコピーやらもあんだからもうちょっとちゃんとして欲しかったり目の前にいたらぶん殴ってやりたかったりってな心境す。


気を静めて作業のご報告を💛

 「そろそろだぞぉ~」と天の声が最近聞こえてくるのでここ何日か、少しずつですが確定申告の準備をしていたり、丸一日サンブラの刑だったりでブログに載せるようなコトしとりませんでした・・・




 でもSHOVELさんのできるところは進めてますよ。







 ブレーキラインも製作したり、リヤからとるのでメータードライブをつけたりできるところはね。 あとはめっきなどの表面処理が外注さんから上がってこれば一気に進められます。


1/15/2021

こんなこと

  昨日は初めてのお客さまから作業予約が入っていてですね、数日停めておくとタイヤのエアが抜けてしまうという症状で、事前のお話ではキャストホイール+チューブレスなので長いこと交換した記憶がないバルブが怪しいとのこと。 RUMBLEのお客さまはチューブタイヤの方ばかりなのでバルブの在庫なんて持ち合わせていませんので数種類のバルブを急遽用意して作業に入ったのですが・・・


 まずは本当にバルブなのかを確認しておきたかったのでリークチェックしてみましたがいくらやっても漏れている気配はありません。 しかし、お客さまからしてみたら漏れているのは間違いないのでホイールを外してさらにチェックしてみましょうかとなりました。




 ごくごくわずかですが漏れているところが判明しました。 バルブからではなく、マーキングした範囲のリムとタイヤの間からほんの少しずつエアが漏れてます。






 おそらくリムの傷ですかね~見つかってよかったじゃないですか、タイヤを外して磨けば止まりますよたぶん・・なんて言いながらタイヤを外してみたらちょうどその部分にイギリスタイヤにだけ貼ってある製品管理用のバーコードタグが・・・これってたしか剥がしちゃいけないんですよね?リム側にキズなどはなく、ここから漏れていたので原因はこのタグで間違いないはずなのでペロッと剥がして組みなおして作業完結したんですが、こんなにあっさり剥がれちゃうのがそもそも問題ですよね?もしもこのタグが不良品だったとしたら何十万分の一とかの確立ですよね、よそのShopさんで組んでもらったようですが、これは組んだShopさんがかわいそうです・・・こんな話聞いたことないですもの・・・

 そのあとちょうどタイヤが入荷したのでFXEさんもフロントタイヤを交換しました。






 あとは先日フレームペイントしたSHOVELさん、もとのフレームと雰囲気を合わせるためにエイジングしておきます。