10/27/2023

じらい

 初めて作業させていただくいわゆるご新規の車両というのは当たり前ですけど想定外の事態に出くわすリスクが多いですよね。

 とくにオークションなどで購入した車両は今後もお断りすると思います。 これは私だけに限った話ではなく、普通のオートバイ屋さんでも皆さん同じようにされているようですし、普通の事だと思います。

 今までのようにご新規のお客さまからの作業オファーは一切お受けしませんという形は見直して行こうとは考えていますが、事前にしっかりいろいろお聞きしてから判断させていただくようにしようと思っています。


 70FLHさん、まずは点火系を調整しなおしてキャブレターを外していきます。






 よほどクシャミと格闘されたんですかね・・パーマテックスかなんかの耐ガソリンシリコンパッキンがべっとりで洗浄が大変そうです💧





 ようやくキレイになりました。







 分解時、とくに問題も無さそうだったのでこういった所も疑って掛かります。
 縦横で大きく寸法が異なっていないかなど・・・





 ではベンディックスキャブレターをオーバーホールしていきます。






 支給されたもう一つのキャブと合わせて全バラくん→洗浄して来ます。






 完成~~







 車体へ組み付けてひとまずエンジンスタ~~ト→暖気後キャブ調しながら10分ほどアイドリングさせておきましたがクシャミも出ず、良さげなので実走行へ入る前にその他のリクエスト作業を進めます。




 トランスミッションのドレン部修理から。
 ミッションオイルを抜ききる必要があるのでまずは抜いておいて・・・

 抜いている間にフォグランプが回ってしまう問題を。







 ドレンの修理も完了したのでお次はスターター不良を。







 パパッとソレノイド交換で終わるかと思いきや、これがなかなかおおごとになってしまいました💧
 ここからさらに分解分解でパーツを手配して続きは日曜日ですね。




10/25/2023

どんどん

 10月もあと少しなのでぺ~~スアップでいきます!!

 お天気も完璧なのでパーツあれこれをペイント。







 クラッチトラブルで緊急入庫のWLさんを。







 バラバラのスプリングも交換して送り出せました。







 そんなこんなで色々やってるうちにハンドルバーがさわれるくらいになったので、まずは配線を通して、スロットル・スパークもセットアップしていきます。





 やっとここまで到達で、あとは配線をつないでいくだけです。






 めでたくできあがり~~♪







 もうひとつ指令が残ってました。
 アイドリングが安定しないとの事だったのでキャブ・点火を調整しなおして今日はセッティングも兼ねてタップリとテストランへ行って来ました。
 これでこの車両はお渡しできます。



 続いて70FLHさんに取り掛かります。
 ウチにとってはデカすぎるので早めにお渡ししなくては💧






 いくついただいたリクエストの中でも最重要項目の暖まってくるとアイドリングでプシュン!!と止まってしまうという症状をまずは改善していきます。









10/23/2023

どかた

 今日は朝からドロ遊びに行かせていただいたんですが、一発目の数十分走った後はスコップでひたすらコース整備で帰る時間になってしまい、一体何しに行ったのかよく分からない事になってしまいました・・・

 たかだか1時間そこそこのドカタ作業だけで体のダルさったらもぉ~~ね、情けないです💧

 水道管の漏水とかで駆り出される人たちの凄さを改めて痛感しました。 そらあんな体になりますわね・・・


 ヘロヘロのフラフラでしたが、ちゃんと車検へ行ってきましたよ!!←当たり前






 でもって大急ぎでお渡し準備を。
 いつでもOKです。






 SHOVELさんのガスタンク、シャットオフをセットアップしたら車体へ組み付け。






 他あれこれ細かいところを仕上げていってマフラーのペイントが上がって来れば走り出せそうな雰囲気のライトサイド。






 レフトサイドはこんな具合です。

 私の写真がダメダメですが、実物は良い感じですよ💛


10/22/2023

かいひ

 今日は予定していた車両の受け入れとお渡しが順調にこなせて最後の入庫車両が当日対応できそうな気配だったので急遽取り掛かってたった今めでたく送り出せてようやくひと息ついてます。 もう作業場がパンパンです状態でしたが、1台はお預かり回避できてひと安心です♪


 朝イチで初めて作業させていただく47FLさんが入庫です。
 






 明日車検のWLさんを準備します。







 ラストの光軸合わせ+スポットランプが点灯しないので修理しておきます(点灯しないと車検に通らないので)






 娘さんと仲良くSHOVELさんが入庫です。

 このあと冒頭の事態になって画像無しです💧
 まだ21時なのでもうひと仕事していきます~~


10/19/2023

いがいと

 しばらくぶりにエンジンをかけようとしてウンともスンとも!!といった電話をいただく事がたまにありますが、いろいろと状況を聞いた結果「ガソリンが腐っているんでは?」という返答をするとほとんどのお客さまが納得いかないようなリアクションをされるのですが、半年レベルで放置したガソリンってのは本当に役立たずになってしまうんですよ。

 消去法でパーツをあれこれ交換するより、吐くほどキックするより、押し掛けで坂の下までおり切ってしまうより遥かに簡単でリ~ズナブルですので騙されたと思ってお試しください。


 ☝の症状+他作業で入庫の45ELさんを。
 まずは数十発キックして本当に現状で掛からない事を確認したらタンク内のガソリンをクンクン→かなりの刺激臭なのでほぼ犯人確定ですね。





 フロートチャンバー内のガソリンを全て抜いて、プラグを掃除して、フレッシュなガソリンを点滴でエンジンスタ~ト→バッチリ掛かったのでクランクへ落ち切ってしまったオイルを全て吐き出させてエンジンストップしてガスタンク内のガソリンも全て抜いてしまいます



 エンジン・ミッションオイルを交換。







 リクエストのガスコック交換。  意外とこのヒト起因のトラブルが多いストレーナーも交換します。






 せっかくリンカートがついているのでストレーナーはこのタイプにします。
 フレッシュなガソリンを入れてひとっ走り→これでこの車両はお渡しできます。




 外装のペイントが仕上がって来たので今夜は久しぶりにSHOVELさんを進めてます~~。
 今日1台終わって、来週車検へ行って1台お渡し、ハンドルバーのペイントをして+ちょこっと作業でもう1台と・・少しテンパりから脱却できつつあるような・・・


10/18/2023

まずい~~

 少し作業が落ち着いた時期があって(とはいっても数日ですが)

 ちょうどそのときにご新規の作業オファーが数件あってお受けしたんですが、やっぱりこうなるんですね・・・すでに作業場がヤバイ感じです💧


 バルブガイドが完了したPANのヘッド、シートリングへ入る前にロッカースタッド周りを先に終わらせておきたいので早速。
 写真だと分かりづらいですが、入り口がせり出して来てしまっています、こうなるとねじ山がイカレていてトルクがかけられない可能性が大なのでチェックしていきます。


 けっこう何か所もマズそうです・・・







 同様にパンカバースクリュー部も状態が悪いので合わせてチェック・修理していきます。






 トルクをかけてねじ山チェックといっしょにロッカーホルダー+アームのチェックもしていきます。
 ロッカーもボーリングしないとダメですね・・・





 この日は昼間にオーナーさまがハンドルバーのフィッティングに来てくれたので指示どうりにハンドルバーを加工していきます。
 なにせ車両を一台でも減らしておかないと本当にマズイので・・・



 ハンドルバーの溶接は完了したのですが、もうサンダーをギャンギャンできるような時間ではないので排気音改善リクエストと、オイル交換を終わらせておきます。





 今日は朝から外で仕上げです。







 そんななか、45ELさん







 70FLHさん(こちらは初めて作業させていただく車両ですね)






 車検でWLさんと入庫がバタバタと💧 今日一台お渡しできましたが、週末にまた3台も入庫予定なので油断できません!!


10/16/2023

のーみす

 ここ数週の土曜日は作業場へ来てなんだかんだとやっているのが続いていたんですが、突然娘からランチして古着屋行こうよ💛という少々怖いお誘いをいただいたので久しぶりにちゃんと休んでデ~トしてきました。

 でもって翌週の土曜日は結婚記念日だったんですけど、今年は奇跡的に忘れていなかったのでこの二週間をノーミスで切り抜けてわが家の女性陣をしばらく敵に回さず快適に過ごせそうです♪  ぐったり疲れましたが・・・


 PANのヘッドを進めておきます。
 まずは旧バルブガイドを抜いてガイド穴をチェック。






 4か所とも荒れ荒れなので真円修正しておきます。







 これで製作するバルブガイドの寸法が決められるので計測です。






 出来上がり♪
 これをヘッドへ圧入します。






 ヘッドをアツアツにして圧入して冷ましてなどの合間にハンドルバー加工で入庫のコチラを準備していきます。
 インナースロットル・スパーク、スイッチ・配線など全て取り外してハンドルバーをフリーにする必要があります。




 2か所の角度が変えられるように準備してオーナーさまがフィッティングに来てくれるのを待つだけになりました。






 この勢いでWLリヤホイールの作業を。







 謎の音の犯人捜しへ出発!!







 ☝も解決してすっかり冷え切ったヘッドに戻ります。







 圧入によって締めあがったバルブガイド内径を仕上げてバルブガイドは完了です~~