8/31/2021

いっしゅうかん

  今日でやらかしてからちょうど一週間が経ったわけですが、不自由とはいえ作業はできているのでなによりです。  ところが追い打ちで今日はフライスくんがトラブってしまって・・・  お祓いでも行った方が良いんでしょうか???


 今日を含めてむこう数日は☂予報なので降りだす前に今日は朝からWLAさんを外へ出して車体洗浄です。






 ガンコな汚れと、後付けされていしまっている余計なタブをカットしていきます。






 キレイになりました✨







 燃焼室・ポート内のカーボンを落としてシリンダー上下面を研磨していたらまさかのフライストラブルで中止に追い込まれてしまいました・・・





 機械屋さんへ連絡しておいて、作業の方はトランスミッションへ移ります。






 まずはミッションケースを温めて。







 クラッチギヤレースのカタカタチェックを。







 続いてねじ山すべて修正していきます。







 昨日言っていた新規輸入車両を持って来ました。


8/30/2021

ぶじ

  今日もまた暑かったのですが、そんななかお客さまが遠路車両を取りに来てくれて、今月中にお渡ししたいと考えていた車両を全てお渡しすることが出来ました。

 これで予定どうり明日は輸入した車両を取りに行けます!!


 今日もWLAさんです。
 ケース組み立てて、オイルポンプスタッドをせっとして、スキャベン・フィード両ポンプを追加工したりしながらセットアップしていきます。




 オイルを流してクランキングさせながら循環チェック。







 タペットいきます。
 過走行車両なのでオーバーサイズ+ボーリングを覚悟していましたが、許容内なのでこのままで。





 ローラーは打ち替えます。







 最後にピストンピンブッシュとシリンダーデッキ面の水平を出して






 ロワーエンド完了です!!!




8/29/2021

これでぼくも

  HOW TO RESTOREといったら赤いナックルヘッドが表紙のあの本しか知らなかったのですが、内容の充実した続編が出てることを教えてもらったので早速オーダーしてたんですが

 忘れかけていたところに納品されてちょっとはしゃいじゃいました・・・上下2部構成でVol.1よりも濃い~内容になっているので私もこれで少しは純正に詳しくなれそうです🎵
 いつ出た本の話してんだよ!!といったお叱りは無しでお願いします💛



 作業はWLAさん続きます。
 フライホイールワッシャーの座が削れてしまってカシめられる状態ではなくなっているので加工していきます。





 こんな感じで耳付きのワッシャーがつけられるようにして対応します。






 ビックエンドのサイドプレイを。







 ピストンピンブッシュを入れ替え・仕上げ。







 クランク組み立て・芯出し。







 クランクASSYをケースへ組み込んでサイドプレイを。
 軽量な45クランクなのでなんとかなってますが、ビックツインだったらまだちょっと無理だったと思います・・・





 再度分解してシリンダーベーススタッドをセットします。







 ケースのマウント部が荒れているので修正します。







 4か所すべてキレイにしてから組んでいきます。


8/27/2021

やさしいですね

  あんなことを書いてしまったものでいろんな方々から心配のお電話やらメールやらたくさん頂いてしまって・・作業場へ来てくれる方もおられてですね、皆さんの暖かいお気持ちに触れ、一気に治ってしまいそうな気がします・・・

 ほんと皆さん優しいですね、なんだか身に沁みます。


 さて、ペースが遅いのは申しわけで、やれそうな作業を選んで進めていきます。
 WLAさんケースレースを。





 計測計測。







 ちょっとムリだったかも💧💧💧と思いつつラッピング。







 ライトサイドも完了!!







 洗浄しといて良かった💛と思いつつギヤケースグループに移ります。






 JIMSのピニオンシャフトはスプラインがきついので修正していきます。






 カムカバーが手で脱着できるよう気を付けながら全てのドゥエルピン、アイドラースタッドをセットします。






 シャフトを組み付ける前にアイドラーギヤブッシュを先に入れ替え・仕上げ。






 カムブッシュまで完了したので全てのギヤをセットして







 使用するガスケットをセットしてカムカバーを規定トルクで締め付けてピニオンシャフトが指でクルクルくんになっているか、各ギヤのサイドプレイ調整まで完了です。

 皆さま、本当にありがとうございました!!


8/25/2021

まいりましたね

  お詫びの言葉もありません・・・  不注意で怪我してしまって全くと言っていいほど作業ができません。 向こう数日はやれそうな内容の作業を選んでやるほかなさそうです。

 そんな状況ではないんですけどね・・・反省しています。

 一日も早く通常の作業ができるようにしますのでお叱りは無しでお願いします。


 そうなる前に昨日はWLDさんの車検を取ってきました。
 お渡し準備をして、滑り気味のクラッチを分解洗浄してオーナーさまへご連絡。
 今回はちゃんと取りに来てくれるんでしょうか・・・


8/23/2021

ありがたいす

  現在進めているWLAさんのコンロッドに問題が見つかったので慌てて探していたんですが、毎度毎度お世話になっているA.A.R.さんのおかげで入手できました!!


 外装パーツだけでなく、最近はエンジン内部のパーツも急激に入手困難になっているので本当にありがたいです。






 ひととうり整備もおわって明日車検のWLDさんを準備していきます。






 準備OKなのであとは明日車検へ行くだけです。







 WLAさんへ移ります。
 譲ってもらったコンロッドをチェックチェックです。
 ラッピングで行けるかビックエンドを計測して、ロッド自体の曲がりもチェックです。  ビックツインと比べてスマートなので曲がっていることが稀にあるので。
 もちろん何の問題もありませんでした💛


 目の老化に逆らえないのでローラーケージのチェックはこういった器具のお世話になります💧💧  やっぱりクラック発見でケージは交換です。





 ラッピングまで完了です。







 ヘッドのカーボンを落として面研磨。
 クランクケースも各合わせ面を面研磨。






 ケーススタッドをチェック・修正。







 大事なアライメント用のスタッドが削られてしまっていて役目を果たせないのでこれは交換ですね。






 せっかくの純正ナットですが、山がボロボロになってしまっている物は交換します。






 ケースを組んでシリンダーデッキ面を面研磨。







 もいちど分解して全てのねじ山修正していきます。 ダメそうな所はリコイルで対応しておきます。






 カムカバーも全てのねじ山修正します。


8/22/2021

しちょう

  私が住んでいる横浜市の市長選の投票日が今日なんですが、期日前投票ができるってんで昨日行ってきましたよ。 とりたてて「この人に!!」って人がいるわけではなかったんですが、こいつにだけは任せられんという3人に当選させないために行っとかないと・・という理由で投票してきました。 家から往復で15kmくらいなのでいつものマラソンコースからちょこっと足を延ばせばちょうどいいってのもあってのことだったんですが、一応市民としてちゃんと気にしてるんですよ、こんな私ですが・・・


 出せそうな車両は一台でも!!ってことなので作業は41WLDさんです。  これ、オーナーさまから連絡がないままいったい何年RUMBLEに置き去りにされていたのか・・記憶が定かではないくらいですが、突然オーナーさまから連絡が入ったので引っ張り出して着手します。



 本当に何年も経過してしまっているため、まずは完全に古いガソリンを抜きます。 もちろんオイルも交換して長期放置によって不具合の出る部位を整備していきます。





 当然キャブレターも。
 どうせ分解・洗浄となるこの際なのでオーバーホールしてしまいます。





 すごいすね、これ多分コルクフロートと思われますが「ヘビ花火」みたいに変質しちゃってます・・・






 ひとまず全バラくん。







 しっかり洗浄してキレイになりました✨







 フロートグループから。







 レバーとピンのガタをとって。







 油面調整後、実油面の計測も。







 スロットルシャフト、段減り・曲がりが見られるので交換します。






 ブッシュを入れ替え・仕上げして完了です。







 ディスクも摩耗が激しいので交換します。







 ディスク製作するので内径計測。
 全部写真撮っているとすごい量になってしまいそうだったのでここらで撮るのやめました。





 ラストのチェックまで行ってキャブレターは完了です。







 他あれこれ整備してエンジンスタート→思いがけず一発で掛かってしまったものの、そこは数年ぶりなものでそら~すごい煙なので外へ避難です。





 たまにお問い合わせいただくんですが、WLはブローバイがこの位置にあるので、長期間エンジン掛けていないとここからそれなりの量エンジンオイルが吹き出します。 これは異常ではありませんので、そのような状況でエンジン始動する場合はオイル受けを準備しておくとパニックにならずに済みますよ。