7/28/2017

しょうすう

 今週末29・30・31はお休みさせていただきます。
 毎年仲間家族と行っている千葉への小旅行なのですが、いつかそんな日が来るだろうと思っていた「それ」が今年一気に来たのです。

 大人8子供9人のいつもの顔ぶれで続けていましたが、気付けば一番上はもう大学生!! その下も高校生で、我が家の長女も中学生とくれば、勉強や、部活に加え「色気」付いて来るので、いつか来なくなる日が来るんだろうね~~とオッサン一同ヒヤヒヤしていたんですが、今年はオッサン二名と男子三名という少人数で台風停滞の千葉へ行くことになりました・・・

 最年長の大学生のカオルが両親は来ないのに「オレは行く~~」と言ってくれたり、我が家の長男も「行きたい!!」と言ってくれたので今年は無しの方向へだいぶ傾いていた私でしたが、急遽方向転換していく事に決めた次第です。

 そんなこんなで作業場は三連休となってしまいますが、罵声などは無しでお願いいたします~~

  昨日の続き、SHOVELを。
 ビックエンドサイドプレイ・フライホイールワッシャーセット・ビックエンド追加工・ビックエンドラッピング。
  していたら、もう一基のWLパーツが届いたのでこちらを。
 ポート内サンドブラストでカーボンを落として旧バルブガイドを抜いてしまいます。
  支給されたバルブガイドは使わず、RUMBLEで製作させていただいました(確認無くやってしまい、もうしわけありません)
 たかだか数センチOHVよりも長いだけなんですが、その長くなった分以上に数倍神経使うんですよ、実は・・・
今日はこの木のヤツが届いて上機嫌なのです♪ この勢いでES-Zがどうしても欲しいトコロですが、そんなにあっても仕方がないのでガマンガマンです・・・




   お疲れさまでした。


7/27/2017

ナローなブギにしてくれ

 最近、偶然にもRUMBLEのお客さまお二人に見せられたナローなあの名車。

 一台は納車に伺ったお客さまのガレージに停めてあったもの。  もう一台はまた別のお客さまが作業場へ乗って来てくださったもの。  子供の時から変わり者だった私は左近のカレラでもなく、オーバーフェンダーのターボでもなく、あのナローなマシンが大好きだったのでどちらの機会も大人げなくコ~フンしてしまいました・・・
 心の中で冷静になり「私には一生無理だな・・」という現実を突き付けられ、どっぷしヘコみました。

 そうは言っても、ナローなあの子の高騰ぶりは今に始まった事ではありませんから、とうの昔に諦めていたので実は別の車両に照準を合わせてずいぶん前から狙っていたんです、結構真剣に!! で、コ~フンした勢いで知り合いの車屋さんに電話したら、なんとショッキング・・・
 だいぶ頑張れば手が届くとふんでいたトーフくんも最近は高騰&玉不足らしくて私が買えるような車ではなくなってしまったんですって・・・

 あ~~悲しい・・今夜のつまみは冷奴に決定です。

  今年のJet-Runフライヤーができあがって来たのでホカホカのうちに毎年来てくれているバイク屋さんへは送らせていただきました。
 参加ご希望で入場券代わりのこのフライヤーが欲しい方はご連絡ください。
  さて、作業はコンプリートの50FL続きです。
 ミッションの大詰めキックカバーグループを。

 ワンピースキックアームのモデルを組む時は、このリターンスプリングを先にセットしておかないと頭を抱えるハメになるので忘れずに。  このスプリングが折れたりして交換する事になった場合もツーピースモデルと比べてなかなかの整備性の悪さです。

  見過ごされがちなシャフトの四角い部分とキッククランクギヤの四角穴部のマッチング。
 ここのはめ合いがカタカタしていると、どんなに目いっぱいナットを締め込んでロックタブを折り曲げようが、簡単にナットが緩んでしまうので、必要に応じて肉盛り修正するようにしています。


  原理で言ったらこのサイズの長さのレンチを足で緩める方向に年中グイグイやってる事になるので緩むなって言う方が無茶ってもんです。
 上記のはめ合いがしっかりしていれば、その力が掛かりにくくなると思うので重要と考えています。
  クロスシャフトブッシュ・シートポストブッシュも仕上げた車体へミッションを載せて一休み。
  車検・整備で入庫のSHOVELを。

 フォーク・ブレーキも含めオイル交換リクエストなのでまずはそこから。
  フォークをバラさず、オイル交換なので抜いていきます。 見た目がイマイチですが、こうでもしておかないとオイルが真横にビュ~~っと飛び出すのでご注意を。
 この状態でのオイル交換時はサービスマニュアルに載っているWET時のオイル量を参照してください。
  全ての作業と車検の準備が終わったのでお次は業者さまからのお仕事を。
 千里浜のイベントまでと納期が決まっているのでちょっと急ぎで行きましょう!!
 まずは大径インテークニップルに交換するための下準備。 古いニップルを外します。
  で、大径ニップル用に内径拡大してねじ山を切ります。

 依頼主さまから残りのパーツが送られて来るまで進められる所を少しでも進めておくといった感じです。
  同じ納期で同時に依頼されたSHOVELも一緒に進めて行きます。
今日はここまで。

 あ~~冒頭の話、思い出すとやっぱり悲しすぎるので書かなきゃよかったと少し後悔してます・・・



    お疲れさまでした。

7/25/2017

すけっと

 最強の助っ人と言ったら???
 やっぱりバースですかね、クロマティーとか? メットは浮き気味でも頼りになったオマリーやら、ポンセ・パチョレック・ローズの横浜三人衆、 打率は2割前半で見た目も気持ち悪かったすけどナゼか印象に残っているランスなんて人もいましたね。

 そんなくだらない思い出話はど~でもいいんですが、RUMBLEにとっての最強の助っ人と言えばカズヤくんだったって事で、先日もう一度手伝ってほしいと再契約のオファーをしてみたんですが、結果はまさかのお断り・・・

 最近、私一人ではどうにもならない状況が続いているので手伝ってくれる人を!!と、私なりにかなり思い切ってみたんですがダメでした・・
 まだしばらくお待たせしてしまう事になりそうですが、待っていただいている皆さま、ご理解ください・・・

  そんなこと言っといてなんなんですが、奥さまから指令が出た「テレビ台」を土曜日に作っていたので筋肉痛がヒドイです・・
  50FLは毎日乗って順調に距離を重ねております。
  またまたお仕事がどっさりで目まいが・・・
  55FLHエンジンは全ての作業終了しました。

 今日は溜まっていたテストランの車両を乗りまくりでした。
  コンプリート製作の50FLも進めて行かなくてはという事で、止まっていたミッションを。
  一気にここまで。
  フロントセクションも。
  もちろんフォークもOH。
車体へ組み付け。


 これから面接して新しい人に手伝ってもらうというのもどうか・・といった感じで、過去に手伝ってくれていた人たちの中ではカズヤくんくらいしか思いつかないんですが断られちゃうしで困ったもんです。
 こればっかりは焦るとロクな結果にならないので気長に探していきますかね。

 お疲れさまでした。
 
 

7/21/2017

いちねん

 たぶんみなさん大好きなんでしょうね「ワンイヤー」
 そうです、その一年間しか存在しなかったというパーツ・・

 たしかに魅力的でマニアの心を鷲づかみなワードではありますが、私はさほど・・です。
 昔はお客さまの中でもごくまれな病的な方で本当に詳しい方がいていろいろ勉強させていただいたもんですが、最近は皆さま勉強熱心で、ほとんどのお客さまが私なんかよりも数段パーツに関する知識が豊富で困ってしまいます。

  そういった類のワンイヤーパーツは本にも載っていない物も多く、今回のオイルタンクも恥ずかしながらお客さまから教えていただいて知った次第です、申し訳ありません。
 だって←のレストア本にも39ワンイヤーのオイルタンクなんて載ってないんですもの・・・
  さてさて、そんなすごいパーツをさわらせていただけるありがたい作業です。
 ですが、オイルタンク交換って意外と大騒ぎなのです(チョッパーならまだイイんですが)ノーマル+デコレーション満載車両はここまでハデにパーツを外さないと交換できないので・・
  分解してオイルタンクを載せる準備が出来たらオイルタンクをこれでもかってくらい洗浄して修理が必要な個所は修理して組み付けていきます。
  組んでいたらワオ~~とショッキング!!
 パッと見、問題なさそうだったオイルラインニップルがまさかのペケポンでいったんお休みです、残念・・・
  この隙にこの状態で持ち込まれた55FLHエンジンを。
 作業自体は本当に大したことないんですが、どうしてもこの状態にしないとできない内容なのです。
  今回のメインの作業は早々に終了させて、せっかくなのでパンカバーガスケットを交換しておきます。
 この状態でプッシュロッド・ロッカーアームなどもチェックしておきました。
  パンカバースクリュー部のねじ山が少しでも怪しい箇所は修理しておきます。
 これも一年だけの6本スクリューヘッドなのでただでさえ重要なここのコンディションがことさら重要になるわけです。
  良かった♪これは載ってましたね♡

 そんなわけで55FLHさん、作業ここまで完了していますので、残りのリクエスト作業に必要なパーツを早めにお願いしますね。
  50FLは、ガソリン20ℓ消化できたので軽~~く走って来て車検取得できました!!!
 あとは実走行で距離を稼ぐのみとなりました。
  バーチュ・オーゾさんのマッハの対応のおかげでニップルが入荷したのでオイルタンクの続き。
 組み付け完了ですが車両を特定されてしまうので完成写真はアリマセン!!
続いてパンパーを付けました。
 明日ナンバーステー製作してイーテックを付けてテストランすればお渡しOKとなります。


 お疲れさまでした。

7/19/2017

Jet-Run

 今年はちゃんとやりますよ!!

今までお世話になっていた場所を借りることができましたので例のあの場所で9/23・9/24に開催いたします。

 と、言いますか、決まっているのはこれだけで、フライヤーも未だに加えてT-シャツの絵もまだ書いていないありさまですが、今年でラストとなるJet-Runをみなさんと楽しみたいので実行委員会一同、しっかり準備いたしますのでご心配なく。

 詳細はこのブログで随時告知させていただきますが、まずは決定しています日時のお知らせです。

 今年はフライヤーを持っていない方の入場お断りというお願いを徹底させていただきますので参加ご希望の方はアトリエチェリー・ランブルエンジニアリングへお早めにお問い合わせください。

7/18/2017

キックスタートのこと

 今日はキックの話を少し。
 現在初期慣らし中の50FLを題材にお話しするのでマグネトー点火のキックが中心です。

 そもそもバッテリー点火(デスビ)より始動性が悪いとされているマグですが、そこには反論の余地もありません・・ ですが、コツさえつかめばそれほど変わらないレベルになります。
 フェアバンクスのローターのように、完全なワンピース構造ならまだ良いのですが、ハント・モーリスなどのツーピースになると、個体差によっていろんなクセが出やすいと思います。
 まずは点火時期をスタティックで合わせてキック!!となるわけですが、ケッチンやキャブレターからブルシュシュ~~ンと青白い煙と合わせて吹き返しが来る場合、ある程度経験を積んだ方なら「点火時期が早いかな?」と推測すると思います。

  ここでマグ本体を手前に動かして点火時期を遅らせたくなるのですが、せっかく合わせた点火時期を信用してキックの仕方を変えてみるのもお勧めの手だったりします。
  まず、よく見るスタイルですね、左ひざをシートへのせてのキックですが、これはマグの場合お勧めしません。ちなみにアイアンはバッテリー点火でもこのスタイルはやめた方が良いと思います。
 キックが抜けたときのリスクが高いこと、ケッチンを食らった場合に右足首にかかる負荷がものすごい事になるからです。  あ、それと足の裏が空に向くくらい足を振りかざしてのキックもあんまり・・・な気がします。

  バッテリー点火の場合、混合気を吸わせる空キックがしっかり出来ていれば大体この位置、時計で言うと8時~9時のあたりからポンッと軽く踏み下ろせば難なく掛かるはずです。
  で、マグの場合ですが、こんな感じでまたいでしまってキックした方が安全ですし、ケッチンも怖くありません。 キックした右足だけがはじかれるだけで体ごと飛ばされる事もないので足首などを痛める心配も無いです。
 通常であれば、キックをジコジコやって圧縮を感じるトコロを探って、見つかったらキックアームを上へ持って来てオリャッとキックするわけですが、それだとどうやってもケッチンかブシュシュシュ~~ンしか来ないマグもあります(もちろんそれで普通に掛かるマグもあります)
 そんなときは↑でジコジコ探した圧縮を感じるトコロをもう少しジコジコやって通り過ぎさせます。 イメージとしてはピストンが上死点を少し過ぎたくらいの位置です。 ここでキックペダルを10時くらいの位置から踏み下ろせばあっさり掛かってくれます。
 運悪くケッチンが来たとしてもダメージはほとんどありません。

 バッテリー点火でよくある、キックした時にドッとかドベッ、バスッなどの音や、吹き返しなども含めて何かしら反応があるときはエンジンは掛かろうとしているのでキックの仕方や、混合気の吸わせ方次第で絶対に掛かります。 キックでクランキングさせてポイントカムが回転して設定した位置でポイントが開けばプラグから火が飛ぶわけですからね。
 対してマグの場合はその当たり前の事が通じない個体も多いので、吹き返し方や、ケッチンの出る位置(タイミング)から判断して対応してあげないといけないので魅力的なんですね~~~

あ、そうでした、50FLはライドコントロールも終わってライトステー製作して今日現在ガソリン15ℓまでこの状態での慣らし運転が終わっています。 20ℓまで消化できれば車検を取って実走行へ入れます。


 お疲れさまでした。

7/14/2017

つゆ

 神奈川は梅雨を感じないまま今年はこのまま夏になっていきそうな気配ですね。
 そうかと思えば数時間で一ヶ月分の雨が降ってしまった地方もあったり、いつからこうなってしまったんでしょうか?
 今年はもう自然災害のニュースは聞きたくないです。

 作業の方ですが、雨が少ないので最近軽整備依頼などで乗って来るお客さまがひっきりなしで大忙しでした。

  そんななか、コンプリート製作の50FLミッション続き。
 マウントプレートとのマッチングなど。
 このアジャスターのはまり具合もここで修正しておきます。
  面研磨したら全てのねじ山修正。
  打ち合わせが出来て、チェーンも入荷したのでもう一台の50FLへ。
  チョッパーにありがちなパターンです。
 ボルトに干渉してリヤホイールが前に行きません。 たかがこのボルトをひっくり返すだけですがリヤホイール外しです。  ついでにドラム内部も点検しておきました。
 で、ボルトへ当たらなくなったものの、フェンダーとタイヤががっつり当たってしまって結局前に行けず、102Lのチェーンをオーダーしておきました。

  渡されたマフラーを組み付けていきます。
 今までは製作されたマフラーがついていましたが、今回はフロントパイプがエンジンの下を通るノーマルスタイル。
  ということは、なんで逆に付いているんだろう??とあまり気にとめていなかったクロスオーバーのブラケットが問題アリとなってしまいます。

 これがこっちなのはまあ良いとして・・
  これがこっちなのは×なのです。
  まあ、そんなわけでマフラーもカットしたり、ステーも合わないのでいったん外して付け直したり

  かたちになりました。
  エンジン掛けられる!!と意気込んで数時間キックするも、まさかの付いていたプラグコードが不良で吐きそうになったり・・・
  102Lのチェーンが届いたのでつけようとしたら、それでもフェンダーと干渉するのでフェンダーをずらす加工をしたり・・
  フットブレーキペダルに×な加工がされているのを修正して、リンケージも修正して組み付けたり・・
 渡されたヘッドライトが付けられるようにステー製作・・と思ったらライドコントロールの修正が先に必要な状態で現在やっております。
一応今朝エンジン掛かって、現在初期慣らしをしております。
 も~~チョッパーはしばらくエンリョさせていただきたいです・・・

 お疲れさまでした。