3/08/2019

あとすこし

 予定外(でもない車両もあります)で入庫の比較的軽微な作業依頼がたて続いていましたが、いよいよそれらも残り僅かになってきました。
 これで本来進めていなければいけない車両へ取り掛かれるのも近いです。 少し前にその事をブログに書いて以降の作業依頼はほとんどお断りさせているのでなんとか予定していたスケジュールで進められるようになりそうなのは嬉しいのですが、お断りしてしまった方々には申し訳ない気持ちでいっぱいです。


  作業の方は38Wさんです。
 今回は前後タイヤ交換+あれこれとなっています。






タイヤが入荷したのですが、いつもよりも余計にペしゃんこだったので、膨らませてできるでけ長めに置いておきます。
  ↑の間に「あれこれ」の方を進めていきます。
 ビックツインよりも車体がコンパクトな45ではありますが、ポジションは意外とコンパクトではなく、ハンドルバーにもよりますが、腰に負担の掛かるポジションになってしまったりします。 今回はそのあたりを少しでも改善して欲しいと言われたのでアーミーのT-BARへ換装します。
 これだけでポジションはかなり改善されますが、いいことはそれだけでなく、良く曲がるようになるんです。  高年式のモデルは分かりませんが、古いハーレーは前に座ると本当に良く曲がるようになります。 一昔前は飛ばす人にかぎってバディーシートを装着していたもんですが、それはシートの全長が長く、ものすごく前に座れるという理由でバディーをチョイスしていた人も少なくなかったと思いますよ。

  続いての改善リクエストはジッフィースタンドです。 これも45モデルは非常に不具合の発生する確率の高い部分ですね。  ブッシュを入れ替えて、リターンスプリングを交換します。
  ↑の作業でフットボードを取り外した際に発見したスタッドのねじ山が無くなってしまっている問題。
  両スタッドとも同じ問題が発生していたので2本とも交換しておきます。
  お次は遊びが気になると言われたスロットルを改善しておきます。
  「見といてね💗」と言われたタペットを。
  タペット調整の際にマグネトーを取り外すのですが、トップカバースクリューの一本がリヤシリンダーのフィンに干渉して緩めにくいので同じ点火時期にセットしても干渉しないポジションへマグが来るようにベースのギヤを差し替えながら良い所を探っていきます。
良い所に落ち着きました。

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