6/05/2018

まえむきに

 この歳になってくると同級生の親御さんが亡くなったり、友人が病気で手術といった事も少なくなくなってきます。
 私も気付けばそんな歳・・とはいえまだ45歳ですので私よりも若い人の訃報には毎度言葉にできない複雑な気持ちになってしまいます。
 数年前にちょっとした病気が見つかり、最悪の事態を覚悟したことがありましたが私は運良く事なきを得た経験があるのでなおさら考えさせられます。
 ご冥福をお祈りするとともに、もう少し日々大事にしていかなくてはと考えてしまいました。

  この週末はいろいろと慌ただしかったのですが、4台も納車できたりで作業場が少しだけ落ち着きました。
 4速ミッションの続きも。
 洗浄していくと、そうでもないと思っていた錆がひどく、しっかりOHしないとマズそうです。
  洗浄・各部面修正・錆びとりようやく完了です。
  ミッションケースは焼いておきます。
  各レースを取り除いてレースの入る穴を計測。
  まったく圧入できていません。 加えて縦・横の寸法差が大きいのでミッションケースボーリングしてオーバーサイズレースで対応します。
  カウンターシャフトブッシュも。
 カウンターシャフトは回転しませんのでブッシュの内径が摩耗するという事はないのですが、ケースとの圧入不良によってこのブッシュが動きだしてしまうとカウンターギヤの焼き付きなどを引き起こします。
 あの穴がポコポコ開いたスラストワッシャーの厚みを選定してサイドプレイを頑張って調整しても無意味となってしまうのでこのカウンターシャフトブッシュは大事ですよ。

  3か所圧入完了です。
同時期に初期型とはいえ5速ミッションもさわっているので進化を実感しています。
 どちらがどうという話ではなく、経験を積んだメカニックでなくても、サービスマニュアルがあって慎重に手順を踏めば組めてしまうように考えられていて、メーカーの凄さに感心してしまいました。

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