今日からSxTxU部隊は東北へ行っています。
私は今回、直前まで行くつもりで調整していたのですが無念の欠席・・・道中のものすごい雪景色がFBにアップされていて驚きました。 今頃は寒さに震えているんだろうと思うと参加できない事が申し訳ないです。 皆さま、くれぐれも無事に帰ってきて下さい!! 来月は行けるようにしますので。
今日も作業していきます。
業者さまからのSHOVEL腰上の作業です。
まずはバルブガイドを抜いてしまいます。
ヘッド側のバルブガイド穴の荒れが酷いので真円修正してから穴径・長を計測して製作するバルブガイドの寸法・形状を決めていきます。
そうしたらバルブガイド製作してアツアツヘッドへ圧入したら、ヘッドを冷ましておきます。
その間にこれまた業者さまからのS&SコンプリートSHOVELエンジンを分解しておきます。
HIDEくん洗浄よろしくね~
ヘッドが冷めたら、使用するバルブのステム径に合わせてガイドの内径を仕上げてシートリングをチェック→カットのみで行けそうで何よりデス。
ボーリングの準備もしておきましょう。
ロッカー周りも依頼されていたので進めていきます。
送られて来たJIMSのNEWシャフトも曲がりなどチェックしたら毎度お決まりロッカーBOXとのマッチングをチェックします。
続いてロッカーブッシングを打ち換えてラインリーマー仕上げをしておきます。
続いてサイドスラスト合わせをシムを使わずに行います。
終わったらもう一度分解して洗浄してから組み立てます。
追加工したロッカーオイルラインフィッテングを取り付けてロッカーASSY完了です。
後はこのセット、ボーリングを残すのみです。
S&Sエンジンに移りましょう。
相手が純正エンジンではないので、出来る限りチェックしておく必要があるのです。
ピストンの形状・サイズなどもそのひとつです。
誰がどんな使い方をするか分からないのがコンプリートエンジンの泣き所。 やはり、バルブのクリアランスが相当大きく取ってあったようで、INからかなりオイルが下がっています。
社外ヘッドは純正マニュアルが通用しないので、突き出し値などしっかり計測しておきましょう。
あまりにオーバークオリティーなこのバルブスプリングも却下します。 依頼主さまリクエストのカムとのマッチングも考慮しての事です。
ローラーロッカーが入っていなくてひと安心・・・ですが、ブッシングが変色して抱きつき起こしていました。
タペットもガイドも危険な状態でした。 オイル管理や、乗り方もあるとは思いますが、前述のスプリングの影響も少なくないと思います。
バルブガイドを抜いたところで本日の作業はオシマイです~。
お疲れ様でした。