2/02/2012

S&Sオイルポンプ取り付け加工

ここ十数年、趣味が減る事はあっても増える事なんて無かった私ですが40目前にしてマズそうです・・・ これは気を付けないとハマリそうな予感が・・・

 誰にもバレないようにこっそりとはまることにします。


 本日の作業を報告していきます。

当店では初めて作業する72SHOVELへS&Sオイルポンプ取り付け依頼のこの車両、レプリカリジットフレームに載っているため、クロスオーバーシャフトなどが邪魔になり、エンジンをずらしての作業となるため前日にここまでしか出来なかったので続きを進めていきます。
  突然ですが57XL、800kmを超えてミッションオイル交換のついでに滑りぎみな気がするのでクラッチを調整しておきます。
 この年式はプレッシャースプリングの調整だけでここまでの騒ぎとなってしまうのでやっかいです。
  ガスケットが落ち着いたらオイルを入れてテストランへ→問題解決で来週には納車できそうです。
  72SHOVEL、チョップされた車両なのでS&Sポンプの性能を最大限発揮できるように推奨されている加工を全て施します。
 81UPと同じくなるようにリリーフホール・73以降と同じくなるようにタペットとピニオンへのオイルライン加工・ノンアジャスタブルプライマリーチェーンオイラーライン加工などなど・・ が終わったら注意して切粉などを徹底洗浄します。
  こんなケースがあります①
 目くら用のプラグのねじ山不良(左)で危なくボデーを痛めてしまうところでした、 当然新品へ交換です。
  その②
 奥の奥にバリが・・・
  ここにもバリが!!
 しっかりチェックして対策してから組みましょう。

 ハイパフォーマンスパーツでエンジンを壊すなんて事のないように。
  各部のチェックが終わり、ギヤの合わせ部にマーキングをしてガスケット・KEYのマッチングも確認して組み立てます。

 このキットに入っていたブリーザーギヤは使いません、理由は今度書きます。
  いつものとうり芯出しもしっかりと。
  使用するメタルガスケットに合わせて各ギヤのサイドプレイを調整します。
  入っていたカムシャフトがなかなかのコンディション・・・今回は予算オーバーとなってしまうため近いうちの交換をお勧めしてこのまま組みます。
  カムをやっつけた犯人はこの人、タペットでした。
 ローラーのガタだけではなく、ローラーピンがガタガタだったのでタペットごとの交換となります。 危なくエンジンおしまい一歩手前。
 在庫がないのでオーダーしておきます。
  ずらしたエンジンを元に戻して、他のパーツも組み付けてタッペット待ちの状態にしておいて一旦お休みです。
  一般のお客さまからのナックルヘッドを進めていきます。
 ロッカータブを制作・仕上げして
  お決まりのバルブカバークラックを修理して。
  ここ大事です。
 ロッカーアームオイルライン、中央の穴からパーツクリーナーなど吹いて指で指しているボール部から勢い良く出るようになるまで根気よくクリーニングしておきます。
  こっちも同様です。
 ガイド穴の真円修正まで終わったので明日はガイドの制作に入ります。
  仙台から来てくれたお客様から差し入れをいただきました、ありがとうございます。
こんな差し入れ?まで!!(分かる人だけ分かってもらえれば)

 みなさまありがとうございます。






                             お疲れ様でした。