9/23/2022

うらめしや

 せっかくの大型連休だってのに2週続けて雨ですね・・・ここへ合わせて予定を組んでいた方は腹立つでしょうね~こればっかりはどうしようもないこととはいえほんとにお気の毒だと思います。

 ちょうどこの時期は昔Jet-Runをやっていた頃なので週間天気予報とにらめっこして「マジかよ~~!!」となったのを思い出します。 時期的に毎年台風が発生してましたが何気に運よく毎度予報が外れて晴天というミラクル連発だった思い出もあるので今週も日曜日くらいはスカッと晴れそうな気がしますがどうなんでしょう???

 今回私はミラクルに賭けるって状況ではないので日曜日の江の島は欠席いたします~~


 ものすご~~くお待たせしてしまって、いいかげんカチコミ食らいそうな状況なので59FLHさんに取り掛かります。
 ある日突然エンジンが掛からなくなって圧縮も感じれれなくなったという事で入庫なのでまずはTOP-END分解していきます。



 分解時にクランキングすることになるのでパッツンパッツンに張りすぎのプライマリー・ドライブ両チェーンをまずは調整してから。





 ヘッドが降りたのでまずはヘッドのチェックを。







 4か所それぞれのポートへガソリンを入れてバルブ・シートの密閉不良のチェックです。






 予想に反して燃焼室へガソリンは流れてきません。 バルブのシート部へエアを吹き付けるとポート内へブクブクと漏れはしますが、これは走行していた車両であれば問題ってほどでもありません。




 このバルブガイドのツバまわりにべっとり塗られたシリコンパッキンの理由が気になります・・嫌な予感💧






 バルブガイド先端も目視で分かるくらい変形してますね・・なんでだろう??この方向に力が掛かってこういった形に変形する要因がまったく分かりませんえん・・・





 とはいえ、それ以外はさほど異常はなく全バラくんになりました。






 ”もしかしたら”これかもしれません。 スプリングアッパーリテーナーとパンカバーが結構激しく干渉していた痕がありますね。





 IN/EXともに結構激しいすね・・







 突き出し計測→これだけ突き出し過多になってれば当たってしまいますわね・・  これ自体はシートリングを製作して入れなおせば解決するのですが、問題は敢えて突き出し値を大きくしたかったのか(だとしても普通はシートを追い込んで突き出し値を大きくはしませんが)単にカットしすぎでこうなったのか?ということですよね、もんのすごいカムシャフトが入っている可能性が出てくるので・・
 この車両は車体もイケイケですし、FCRが装着されていたり、INへビックバルブが入っていたりでその線が疑わしいので。


 せっかくだからシリンダーも見といてね💛と言われていたので見ていきます。
 おお~KBピストンって最近はこんなことになってるんですね、スゲ~な・・・




 計測の結果、まったく問題なさそうです。





 カムカバーも開けてタペットやらカムまわりもチェックしておきます。
 ここまででひとまず分解・チェックは落ち着いたので小休止。




 不調で入庫のSHOVELさん、エンジンも冷えたので至急こちらを。






 うわ~~~~初めて見る折れ方でプッシュロッドが折れてました💧  不調とはいえこれで走って来れちゃうんですからハーレーってやっぱり大したもんですね。
 この修理は終わってついでのステーもやっときました。 あとはテストランが終わればお渡しできます(お天気の回復次第ですけど・・)


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