12/04/2018

やくそくどうり

 12月に入ったら着手しますとお約束していた46E
 2018年はナゼか46年式を触る機会が多かった年でしたが最後の締めも46年式で、さらにテンションのあがるすばらしい車両です♪

  まずは完全に分解して現状把握・必要なパーツの手配・オーナーさまと最終の打ち合わせなどのOH作業前の準備を年内に完了させることが目標です。
  前作業者さんは100%ガイジンなので気兼ねなく書けますが、どこもかしこも強烈なトルクで締めすぎなので分解も一苦労・・・こんなにラスペネ使うのは初めてかも?と思うくらいです。
  まずはここまで。
 車体各部に積もりに積もった汚れからすると違和感を感じるほどエンジン内部は綺麗です。
  まずは良い知らせ♪
 スリーブの入れられていないオリジナルELシリンダーに010オーバーのピストンでした。
  ここへ来てハブナットが何をどうやってもビクともしません。 ここまでのは経験した記憶がないです・・・
  サービスマニュアルでしか見たことのない状態でミッションひとまず降ろしました。
 よく見たらハブまわりが溶接されてしまってます!! これはシャフトをカットするしかなさそうですね・・・
  前作業者さんが残念なだけで車両は予想どうり素晴らしいですよ。  ミッションのマウント関係も全てオリジナルのボルト・ナットでしたし、幅広のスプリングワッシャーまで残っていました。
  やはりエンジンはロワーエンドまで開けてからそれほど年数経過していないような感じ。
  しかし車体に積もった塵は何十年物か???といった感じ。

  さて降ろしたロワーエンドを洗浄してから分解していきます。
 これも前回の46ELと同様、状態の良さアピールしたくなるくらい素晴らしいです。
 鋳肌もしっかりしていますし、EXパイプとの干渉によるケースへのダメージもありません。 各面のエッジもくっきりとしていて非常に良い状態。 エンジン各部マイナススクリューもドライバーを当てた痕跡がほとんどなく、数回程度しか分解されていないエンジンなのだろうと推測できます。

  ここもナットが溶接されてしまっていて残念でなりません。  ここまでやるってことは前作業者さんは何かが緩んで大怪我した経験があるのか??と思ってしまいます。
  よ~く洗浄して目を凝らしてクラックチェック→もちろん問題なし♪ レース部のカタカタチェックもレフト・ライトとも問題なし💗
 やはり、ものは本当に良い個体です。
  シリンダーベーススタットを抜いて。
  ドゥエル・スタットなども全て抜きます。
  この年式の物だとボコボコになってしまっている物も少なくないクランクですが、まるで新品みたいです。
  ですが、やっぱりここも強烈なトルクで締められているうえにロックタイトの赤がベットリで・・・
 ピンのテーパー部にも塗られているのでは??という嫌な予感も的中です。
あまり使う機会の無い特工を使ってようやく外せました・・・
 オーナーさま、いつ来ていただいても大丈夫ですよ。

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