6/24/2022

れんさ

 そんなに前の話じゃないんですが、車検へ行って検査ラインでフロントブレーキの検査をしていたときにバツッとブレーキワイヤーが切れて一瞬凍り付いたことがあったんですね、まぁそのときはミラクルで合格したので事なきを得たんですが、さすがに学習しない私でもそのときの記憶が鮮明に残っているので、とりわけ74ドラムのときはナーバスになるんです。

 いつからかブレーキの検査基準が厳しくなったので、若干効きが甘いセッティングの74ドラムだと通らないことがあるため、車検に備えてワイヤーを引き気味にしてレバーを目いっぱい握ることになるのでヘタッているワイヤーだと切れるリスクがあるんですね。


 なので昨日車検前にワイヤーのチェックをしたらなんと数本切れていてですね、大慌てでワイヤーを交換して出発。






 で、めでたく合格して帰って来られました。
 こういったことは不思議と続くものなので油断できませんな・・・





 OH依頼で送られてきたもう一つのM75を進めます。
 優等生でありますようにとお祈りしながら全バラくん。






 洗浄して各面研磨。







 外見はキレイにしないでね💛 のリクエストですが、内部はしっかり洗浄しておきます。






 スロットルシャフトブッシュから。







 シャフトも新品にして完了です。







 で、計測→まんまと前回と同じ状況でボーリング決定です。
 よほどのコンディションでないかぎり、なるべくボーリングは避けるのですが、送られて来たふたつともにボーリングになるとは・・嫌な連鎖です。




 STDサイズより若干大きめのディスクを製作してNEWシャフトのスリットとのマッチングも合わせておきます。






 内径ボーリング。







 フロートボウルを放置プレイ。







 前回書かなかったことを。
 このニードルのノッチ用のボール、ハイスピード側にももちろんありますが、両方ともクリクリ押し込みながら注油しつつ、内部の錆びをできるだけ落としておきます。 ここが固着してしまうと再生が大変ですからね、OH時には必ずやるようにしています。


 結局、不適合のベンチュリ・不適合のジェットと、もうひとつのキャブレターとまったく同じで不思議な連鎖でしたが作業は完了したので発送です。


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