12/25/2020

かいけつ

  今日はお客さまのレスキューで出張してました。

 路肩スペースがほとんどない自動車専用道路で止まってしまっていたのでおっそろしく怖かったです。

 快調に走っていて、上り坂に差し掛かったところでスロットルを全開近くにしてドバーっと加速していたら突然エンジンが止まってしまってなんとか惰性で左によって止まったものの、上り坂だったので立ち往生といった状況でした。  プラグから火が出ているか確かめようにもそれすら危険な場所だったのでバッテリーが上がりかけるまでその場でセルを回すしか手がなく、レスキューとなったわけですが、点火コイルへ行っている12Vの配線が緩んでいただけで積んでくることなくその場で送り出すことができてめでたしだったんですが、なんせ怖かったっす💧


 74FXEさん、リクエストの前後ブレーキを。
 OHしてもマスターシリンダーからフルードが漏れてしまうとのことでしたが、キャリパーの下にもオイルが垂れてます・・・ これはもしかしたらフォークオイルの可能性もあるので断定はできないのですが・・・




 画像だとまったく分かりませんね、ディスクローターにもべっとりオイルがついてます。






 たしかにマスターシリンダーからも漏れてますね、しずくが垂れそうです。






 まずはキャリパーから分解。
 なかなかですね・・・パッドは交換します。






 やはりキャリパーピストン部からだいぶ漏れてますね。







 マスターシリンダーも分解。







 キャリパーピストンも交換ですね。







 この状態で一晩おいてもオイルは垂れていないのでフォークではなく、キャリパーからのオイルだったようです。






 リヤもキャリパー・マスターとも取り外し。







 キャリパーがガッタガタなのでキャリパーサポートのブッシュも交換ですね。






 ひとまず全て洗浄して必要なパーツをひろっておいて、在庫のないものはオーダーしておきます。






 ワグナーマスターのキャップに設けられている大事なベントホールが詰まっているのでコリコリやっていたのですが、あまりにもあまりにもでらちが明かないのでカシメを外して徹底的にいきます!!




 例の数の子みたいなのがぎっしりでしたが、開通しました。
 このような寄せ集めのオリジナルではなく、当時のオリジナルパーツがそのままついている極上の車両は乗らずに長期間置かれていた確率が高いのでありがちなケースですよね。 そんな車両ですので安易にパーツ交換ってわけにもいかないのでこのような対応をするわけです。


 ではではキャリパーサポートのブッシュを。







 ちゃんと74製造の刻印入りのキャリパーもリフレッシュできました。



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