4/02/2014

わかりやすく

 あれこれ考えていても意味がないので、目の前の仕事をとにかくこなして、出来るかぎり段取り良く完結させていくしか無いという単純明快な小学生レベルの答えしか出ず、早速本日徹夜中です。

 ちょっと一息ついでに写真の量がすごいので、ここらで作業報告を。

  バラしたままで止まっていた41FL、今週納車となったので、まずはこの車両から。

 リクエストされたワンピースキックアームへ交換なので、キックカバーをバラしたら・・・
  お決まりとはいえ、それなりにガビ~~ンと来るクラックが・・・
 大至急修理して。
  キック・スターターギヤのブッシュがガタガタなので、ここも入れ替え・仕上げしておきます。
  フィラープラグがシブいので、ねじ山修正しておきます。
  全て組み付けて作業完了で、あとはお渡しの日を待つだけとなりました。
  さて、久しぶりの46FLくん。 一昨夜オーナーさまがフェンダーなどペイント完了したパーツを届けてくれました。 塗りたてのフェンダーを、そこらへ置いておくわけにはいかないのでパパッと組み付けてしまいます。
  本日のメインディッシュ、業者さまからの72SHOVELをどんどん行きます!!

 まずは入れ替えたカム・ピニオンブッシュをS&Sケースへ合わせてライン仕上げします。
  そうしたらギヤバックラッシュを合わせるためにチャート表を参照して計測します。
  そうしたら使用するガスケットをセットして組み付け状態にして。
  いつもの指の力だけでクルクルくんに仕上げます。
  最後にバッチリずれているカムギヤをタイミングを合わせて入れ直して、サイドプレイを調整すればギヤカバー内は完了です。
  ピニオンシャフトがフリーになったのでクランク組み立て・芯出しを。
  72カムカバーなので、使用するS&Sケースへ合わせてオイルラインを追加工しておきます。
  これはまだ仮組みです。
 ベアリングシミュレーターを使ってこの状態にして、クランクケース内で干渉しないかよ~~くチェックしておきます。
  解決されたら本組みです。
  続いてオイルポンプ。
 しつこいですが、指一本でクルクルになるように芯出ししましょうね。
  ハイボリュームポンプギヤへ交換しておきます。
  ふい~~っとここまで来たらクランキングさせて負荷・異音チェック、シリンダーデッキ面とピストンピンブッシュの水平も確認して、各フィッティングなど組み付けたらロワーエンドは置いておきます。
  ヘッドの写真が抜けていたので、いきなりスプリング長計測から・・・
  セット長に合わせてOP時・CL時のスプリング圧の計測も。
  バルブトレイン組みあがったヘッドに、カラッポのロッカーボックスをまずのせて、アッパーカラーなどと干渉しないことを確認したらロッカーを組んでいきます。
  そうそう、組み付け前に、使用するガスケットのファイナルクラッシュ値とヘッドとシリンダーの隙間を確認しておきましょう。
  フロント側が、数か所追加工しないといけない状況でした。
 う~~ん・・かなり面研されてしまってるんでしょうか??

 
  タペットガイド、専用工具を使ってアライメントをしっかりと。
 S&Sケースはここの肉厚を限界まで持たせてあるので純正のタペットガイドだと干渉してしまいます。 これも追加工して対応します。
外が明るくなってきましたが、完成目前まで来ましたよ。

 今日中に発送できるようにこのままお仕事っす。



 やる気になればまだまだオッサンも徹夜できるんだな・・あちこちクサイですが・・・



                            お疲れ様でした。

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