なかなかやっかいなパンヘッドのロッカーアーム。
当店では出来る限り、リプロ品は使用せずに純正をリビルドして使うようにしています。
SHOVEL以降になると耐久性も上がり、一度リビルドすれば当分心配ありませんが、構造的弱点もあり、信頼できるNEWパーツが手に入らないPANのロッカーはエンジンOH時にはしっかり直しておく必要があります。
お互いを真円どうしにして、すべての面で油膜を介して保持できるように、現実はそうは行きませんが、あくまでもその理想に少しでも近づけるよう、面研後にボーリングしていきます。
バリがあったり、段減りした状態では、その凸部へ摩擦の負荷が集中して、その部分のみが油膜切れを起こしてケロイド状になってしまい、ガタが大きいとそこかから油圧が逃げて、他のロッカーへ油圧が掛からなくなったり、エンジンの他の部位への油圧が下がってしまったり、パンカバーからのオイルリーク増大などなど悪い事だらけなのでしっかり直しましょう。
8/20/2012
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