8/17/2012

不思議な魅力

 しばらく続いた74XLでの快適な通勤ライフ。  前後サス付き+馴らし中とはいえ元気なアイアンスポーツのエンジンですっかり体が甘えていたところでgalciaさんのPANチョッパー。

 これも非常に快適でした(私のスタージスくんに比べれば・・)

連続のテストラン車両たちも一息ついてここ数日、しばらくぶりの愛車での通勤。  ひと月以上ぶりにも関わらず、相変わらずキック一発で目覚めたものの、「こんなに乗りにくかったっけ???」でしたが、その違和感も10分足らずで消え去り、いつもの全開モードでやっぱりウチのぼくちゃんはカワイイな~~状態です。

 むずかしい問題で、きっと一生答えは出ないんでしょうが、お客さまの車両だとこの味付けができないのです。 例えばハンドシフトや手動進角など、走りながらイジクるオモチャがたくさんあると乗っていて楽しいですよね? ある意味ではそれもオートバイを乗りにくくしているのですが、もうひと越え、自分以外は乗れないみたいな乗りにくさというかカワイイところというか・・・やっぱりムズカシイ・・・

 言いようによっては「いいかげんなバイク屋」となってしまうのでしょうが、私はこの感覚を大事にしたいのです。 私がカッコイイと思うバイク屋さんたちが自分の足として乗っているバイクはみな共通したこの感覚が宿っているんです。 そんな中でもお客さまに作るバイクにも、この感覚が宿るバイクを作れる私の尊敬する方が数名おられます。 この先は毒を吐いてしまいそうなのでこの辺で締めます。

 凄いレアなビンテージパーツで固めていても、美しく作り込まれたカスタムバイクでも、この感覚が感じられないと「粋」でなく、あまり魅力を感じないのです。

 乗ってこそ楽しいバイク、オーナーさんだけはずう~~っと飽きないで可愛がってくれるバイク・・・むずかしい。

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