S&Sに代表されるこのタイプのブリーザーバルブ。
近年、RUMBLEへオーバーホール依頼で入ってくるエンジンに取り付けられている事も多いです。
この製品は全く悪くなく、むしろ良く出来ていますが問題は何も考えずにそのまま組んでしまう組み手にあります。
タペットガイド周辺や、プッシュロッドカバーからのオイル漏れが止まらない車両には大概これが無加工で組まれています。
リリースしている会社のネームバリューやネット・雑誌での評判に振り回されるのはユーザーさん止まりのはずであって、お金をもらってエンジン内部に手を出すプロである以上、この穴がこうなるとどうなるのか?本当に今組もうとしているエンジンに必要なモディファイなのか?ノーマルとは異なる形のそのパーツの詳細を把握しているのか?
偉そうにここへ書いている以上、もちろん自分へも言い聞かせていますが、一番被害を受けるのは信頼してくれているお客さまと、その車両です。
ブリーザーバルブだけに限らず、カムやオイルポンプetc・・・古い車両をしっかり直したいと思うならにらめっこするのはパソコンじゃないですね。
8/26/2012
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