7/05/2022

ひさしぶり

 まとまった雨が降るのは久々な感がします。 梅雨に入った途端に明けてしまったのである程度は降ってくれないとマズイですもんね。  私個人としては何日も続けてどっさりではなくて、週一ペースくらいでほどほどの量でとお願いしたいんですケドね~


 しかし、これだけまとまって降ると途中で抜け出さず、作業場にこもって真面目にお仕事するほかないので待っているお客さまにとっては雨続きの方が良かったりするんでしょうか??
 作業は50ELさん続き。
 前にも書いたとうりフロントの操舵にかなり異常を感じたのでよ~くチェックしながらいきます。


 以前にネックカップの圧入が甘く、バンクさせるとフロントが暴れるケースがあったので見てみたらネックカップが少しフレームから浮いていました。 なので抜く方向へ力を掛けましたがビクともしないのでこのままフレームとのすき間がピタッとなくなるところまで圧入しなおしておきます。



 今回はレースも打ち換えます。
 SHOPさんであれば心配ありませんが、ガレージメカニックさんは60年以降の不適合のベアリングや、レースを入れてしまわないようにご注意くださいませ。




 歪み・クラックなどチェックしておいたトリプルを組み付け(まだ仮組みです)てステムはひと段落。






 フォーク行きます。
 分解時にジャッキアップしていったときにやや遅れてギコギコいいながらフォークが伸びていたのでオイルが入っていないか、ダンパーチューブが✖なのか???




 ひとまず分解完了です。 オイルはだいぶ変質してしまっていて、量も規定量からはだいぶ少ないですね・・・
 ひとまず洗浄してきます。





 洗浄完了♪
 ペーパーガスケットがボトムケースの底で固着していたので難儀しましたがキレイになりました。





 インナーチューブの計測から







 一気に生まれ変わって完成です。







 ここね、ステムナットですが、この下にあるベアリングを締め付けるテンションを決めるコーンナットとの組み方はどんなフォークでも非常に重要です。 ホイールなどはディスタンスカラーの調整をしてしまえばバカ締めしても大丈夫ですが、ステムは手締めに+αくらいのテンションでしか締まっていないコーンナットの回り止めが重要になります。  この車両はその回り止めが✖だったので再生しておきました。  コーンナットの上からTOP-Teeが乗っかってステムナットを目いっぱい締め込めば平気そうな感じがするかもしれませんが、緩む方向に動くことはまずないとしても、締めあがってしまう方向にはあっけなく回ってしまうので何フォークであろうとここは本当に大事です。


 ステアリングダンパーは欠品及び組む順番も違っていたりだったので正規の形に組みなおし。






 ようやく完了したので早速テストランへ行きたいところですが☂ザ~ザ~なのでおあずけ。






 はじめに乗ったときにつながりがシビアすぎると感じたクラッチを調整してお天気の回復を待ちます。


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