5/02/2019

よかった・・・

 今は、ただただその一言しか出てきません。
 安堵感で満たされて、作業場片付けて帰っちゃおうかといった心境です。  帰りませんケド・・・

  これ、分解時に発見していた純正またはABプラグではなくBプラグが使えるように入れられたアダプター。
 この車両のようにオリジナル度・マッチング度が極めて高い車両でなければリスクを避けるところですが、当然ここはリスクを冒してでも除去の方向で作戦を練ります。
 そのリスクを限りなくゼロにしてから作業に取り掛かる必要があるのは当たり前なのですが、まず、どうしてこのアダプターが入れられているのか? 元々のねじ山が壊れたからなのか? ただ単に入手のしやすさ+安価で番手の変更が容易なBプラグが使えるようにしたかっただけなのか? 圧入式なのか? ねじ式なのか? 見えない所へ回り止めのノックピンなどが入れられていないか? そもそも、溶接されたクラッチハブナットに始まり、この車両は異常と思えるほどの緩み止めが各部に施されているので当然ここにも・・といった懸念もあるのです。
 ねじ式と想定して回して外すのか、マシニングにて削り取っていくのか、レーザーで焼いていくのか、手段を決定して途中で断念となった場合、取り返しがつかない事にもなりかねませんので、場所が場所だけに責任重大なのです。
 元のオーナーさまの愛情と、いくつかの奇跡が重ならければこれだけの年月をほぼオリジナルのまま生き残る事はできません。 そういった貴重な個体を私のジャッジミスで壊すわけにはいきませんので本当に責任重大なわけです。


  で、私なりの作戦を決定して本日格闘しました。







F・Rとも無傷で除去成功して只今達成感の海でプカプカと浮いています♪

 冒頭でも書きましたが、ホントにこれで締めて祝杯といきたいトコロですが、そうはいかないのです。 悲しい・・・でもウレシ~~~

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