しょっちゅう言ってる割に、一向に改善されない私のパーツに関する無知っぷり・・・
先日カスタム依頼で入庫した50FL、お持ち込みのEXが最近よく目にするアトラスのEXで、PANへつけるのはチョット・・・となったのですが、HIDEくんにサラリと「レプリカですよ、これ。 しかもJAPAN-MADE」と言われ、知らなかった私は、しばしボーゼン・・・
けっこう手こずらされましたが、なかなかキレイに付きました。
やっぱりカッコイイですね~~
無知なのはしっかり反省いたします。
一緒に依頼されていた前後のプラグの焼けが全く正反対で、すぐにプラグが死んでしまうというリクエストはキャブ+点火調整でバッチリ改善しました。
こっちの作業は多少自信があるのですが・・・ダメですね、もっと雑誌にも目を通さないと。
本日の作業です。
オーバーホールで車体ごと入庫の49FL、エンジンをチェックしながら分解していきます。
アイドラー、サーキットギヤのコンディションが今一つで、打ち替えたばかりと思われる両シャフトが異常摩耗しています。
さてさて、フリーとなったオイルポンプドライブギヤを何気なくクルクル→びくともしません!!
すごい負荷がかかっていたんでしょう・・リターンギヤのKEYがポッキリです。
こういった組まれてからそんなに走っていない感じなのにフルOH依頼されるエンジンは隠れたところに人的トラブルが潜んでいる可能性があるので、いつもより細かくチェックしながら分解します。
ピニオンシャフト、15/100mm以上振れてます。
ムムム・・・レフトサイドフライホイールへ嫌な加工がされています。
ライトサイドはフライホイールワッシャー部へこれまた加工が・・・
けっこうな壊れ方でもしていないかぎり、この手の加工はされなので、ちゃんと直せるか不安になってきました・・・
ひとまずロワーエンド全バラくんになったのでHIDEくんとツープラトンで洗浄です。
ざっと洗い終わった一部のパーツを作業台へ持って来て気になるクランクを本格的にチェックしていきます。
チェックチェック
コンロッドビックエンドも両サイド研磨されていて嫌な感じ・・・
付いていたフライホイールワッシャー、両耳が浮いてしまっているのでシム調整のため計測します。
こんな風に毎回データを残しておくと、今回のようなエンジンに出くわしたときにテンパリかげんが少なくて済みます。
ショートピンではなく、STDクランクピンを使用してベストなサイドプレイとなり、コンロッドもほぼセンターへ来たのでOKとします。
段取り的にちょうど良いのでロッドラッピングも。
まずはクランクピン径を計測。
その値にローラー径×2を足した値をボアゲージにセットしてロッドレース計測。
ずいぶん偏芯していますが、1/100インチオーバーで行けそうです。
というわけでラッピング~~
完了です。
今回KBピストンを使用するのですが、KBのピンは若干太いので、それに合わせてピストンピンブッシュをさらったのですが、これも酷く縦横が合っていません。
色が濃い部分が刃の当たっていない箇所。これではいくら手にガタが伝わらなくても全く×なので、この後ブッシュを入れ替えて仕上げておきました。
こりゃ大変そうです・・本日の作業はこの辺で。
お疲れ様でした。
3/04/2014
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