ポッドにパッド マックにチューン、 コニックやらマドモアゼルetc・・・
次々湧いてくる I なんたら・・・アナログすぎの私にはついていけないどころか、どれ一つ分かりません。
先日、私より一回りは年上であろう先輩の助手席に乗って数時間過ごしたとき、話している分には60年代の伊・英車に明るい方なので、アナログな会話だったのですが、運転しながら「車のナビよりおりこうなんだよね~~」なんて言いながら膝の上に載せたノートくらいの大きさの I なんたらをサスサスして目的地までの道のりを調べている姿を目の当たりにして、少しショックを受けました。
RUMBLEへ来るお客さまの中でも同じ I をサスサスしてこんな車両が・・なんて方も少なくないので世の中ではとっくの昔に当たり前なのでしょうが、どうも現実味が無く、馴染めません。 特に使い慣れている方の手さばきと、それに合わせて次々と変わる画面なんて、未来を舞台にした映画に出てくる、トムのクルーズとかキアヌとかにしか見えません。 きっと使いこなせたら本当に便利だろうと思うのですが、もう少しこっち側でいいかな・・・
カメラで撮られると魂が抜かれると言っていたおばあちゃんみたいですが、その「便利」と引き換えに大事な物をたくさん失ってしまいそうな気がするんです。 こうやってどんどん置いて行かれるんだろうなぁ~~
本日の作業です。
HIDEくんノロと格闘中につき、本日も私一人で、来店予定がいくつか入っているのでテストランは明日です。
という事でリンカートを。 まずは新潟組のM-74Bを。
最近いきなり完了写真なので細かく行きます。
まずはフロートレバーとピンのガタをチェック→これはオーバーサイズのピンへ交換します。
スクリューを締め切ってもフロートが遊んでしまう場合は対処しておきます。
でもって実油面。
リンカートに限らずここで大事なのは、メインノズルと油面の位置関係なので、何かに書いてある数値だけに頼らず、よく考えましょう。
入っていたメインジェット(左) どう見ても正規の♯19(右)とは測るまでもなく穴径が違いすぎます。 どうりでバラす前にハイスピードニードルが目いっぱい締まっていたハズです。
ここも交換しておきます。
出来たてホヤホヤのRUMBLEスロットルディスクを組み付けてバッチリです。
拡大してもらえれば分かるかと・・
こんな感じで摩耗していたら交換です。
いつものとうり、最後にガソリンを流してチェックしたら完了です。
一緒に依頼されていたシャットオフシールを2セット制作したら発送します。
続いてこちらの42FについていたM-45Aをオーバーホールします。 本来ならM-35もしくはM-75のはずですが、機能的には全く問題ないので、このままいきます。
作業がダブるのでこちらは作業写真無しのつもりでしたが、
一つだけ。 非常に高品質なフロートが付いているのに・・・
この状態で組まれており、フロートがクニャクニャ動いてしまってました。 フロート制作者が泣いてますね。 何をして、高価なこのフロートを選んだのか? ネットで誰かが「いいね」と言っていたから? これつけたのにオーバーフローが止まらないじゃねーか!! と言われてしまうのか? 悲しい現実です。
ともあれ無事に完了です。
最後に今日修理依頼で入庫のアイアンを。
なかなか良い感じの車両です。
本日差し入れで頂いた珍しいお土産。
一生困らないくらいのケイヒンキャブ用の各ジェット!! でもこんなに必要なほど、キャブ仕事はしたくないっす。 とくに最近はキャブ作業続きなのでなおさらです。
でも助かります、ありがとうございました。
本日はこの辺で お疲れ様でした。
12/19/2012
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