7/09/2019

さ~~せん

 再開すると書いておきながら、いきなり書かずでもうしわけ💗
 昨日はフォークと格闘していて気づいたら恐ろしい時間になっていたもので、慌てて帰宅してしまいました・・・
 
 さて作業は60FLHさんです。
 車検を取って、リクエストの作業をいくつかこなして車体全体の点検・整備も済んだのでテストランへ・・・
 キャブ・点火の調整など含め、良い感じになってきたのですが一点、フロントフォークに違和感がありました。 ジッフィースタンドへ車体を預けると時間差で「グンッ」とフォークが伸びる感じ・伸縮の落ち着きもいまひとつ・・・  こうなるとフォークオイルがほとんど入っていない事が疑われるのですが、ただフォークオイルを規定量まで入れても、入っていない理由があるはずで、入れてもスグにオイルが漏れてしまった場合はフォークのOHとなる可能性もありますから、作業へ入る前にオーナーさまへリスクをしっかり伝えて了承を得たうえで着手するようにします。


  入っている(であろう)オイルを抜く際に、フォークをボトムさせるのですが、そうするとドレン部からピュ~~っとオイルが噴き出すので対策してから。





  おおっと!!いきなりの試練です。
 おそらく過去にドレンが緩まず、壊してしまったままになっていて工具が掛けられない状態だったのでまずはこの人と格闘です。





  めでたく格闘を制して準備万端でドレンプラグを開けるも、一滴も出てきません・・・






  こちらはものすごい異臭とともに数滴出てきました。







  オイルを入れると言ってもハイドラパネル車と違ってナセル車両なのでまあまあ大変です。






  やっぱりこうなります。  あそこまでオイルがスッカラカンという事はそうですよね・・・
 入れてるそばからポタポタと・・・





  ここからのポタポタは大概、ダンパーチューブの組み付けに問題がある事が多いです。

 そんなわけでフォークOH決定です。
 もしそうなった場合はトップブリッジへの作業をリクエストされているのでがっつり分解です。


  やっと分解できました。  フォークがまったく抜けず、過去に激しく叩いて抜いた痕跡も見られるのでトリプルツリーの修正もする必要があります。





  分解前にどこからオイルが漏れていたのか明確にしておきます。






  まずは分解して内部チェック。
 入っていなければいけないパーツが入っていなかったりで、あまり良くないですが、今回分解して発見できたので良かったと思うと少しは気が楽かと・・・そうでもないすか?




  内部のヘドロもよ~~く落として洗浄完了です。







欠品を補填して、ダメな部分は交換したりでダンパーチューブも復活させていきます。

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