凄いですTEDDサイクル、4日前にオーダーしたパーツがもう届きました。
これだったら、目まいがするくらいシッピングが高くても許せてしまいます。 当店であまりエンジンパーツを在庫していないEVOとアイアンスポーツの仕事がいっぺんに入ってきて少々焦りましたがこれで一気に集中して取り掛かれます。
というわけで今日はいきなり作業報告です。
業者さまからの94FXST、在庫しているパーツで出来ることは済ませてあるので、届いたクランクピンを組み付けて。
それに合わせてラッピング~
理想のクリアランスに仕上げたらロッドビックエンドのサイドスラストを合わせて。
クランク組み立て前にレフトサイドテーパーベアリングを圧入しておきたいのでディスタンス合わせをしておきます。
くれぐれもレースとベアリングのマッチングが変わらないように注意します。
こんな感じで入っていたセットで計測です。
通常ほとんど問題ないのですが、まれに調整が必要だったりするので油断できません。
測って良かったです!若干キツイので厚めのリングに交換しておきます。
そうしたらシャフトへベアリングを圧入して、レースを専用工具でクランクケースへ圧入しておきます。
SHOVELまでは鉄だったこの部分がEVOではアルミなので暖めて注意して圧入します。
でもって組み立てて芯出しです。
クランクケースの作業がひととうり済んだら組み立て前にペイントしたいとの事なので依頼主さまへクランクケースを一旦発送します。
という事で別の業者さまからの77XLを作業します。
ピニオンシャフト、ブッシングに入る先端の偏磨耗がほとんど無い事と、新品は高価なのでツブれかかっているねじ山を修正してベアリングレースを入れ替えて使用します。
ギヤカバー側のブッシングを入れ替えてラインリーマー仕上げを して。
なかなかの状態だったロッドレースを専用工具で入れ替えしたら追加工も済ませておきます。
フライホイールワッシャーも打ち換えておきます。
新しいワッシャーが無理なく入るよう、古いカシメのバリを板金などで慎重に修正しておきましょう。 無理やり入れるとワッシャーが負けて歪んでしまうので注意します。
上記まで終わったらコンロッドビックエンドのサイドスラスト合わせを済ませて本日の作業は終了です。
明日も今朝と同じくラッピングからのスタートですな・・・
お疲れ様でした。