リンカートＭ３５オーバーホール

　島根県のお客さまからの作業依頼で送られてきたＭ３５キャブレター、　現状を把握してお客さまに連絡するために分解します。

　出てくる出てくる、サンドブラストの砂。

　油面もこんなありさまでお客様へご報告。
　作業ＯＫをいただいたのでオーバーホールしていきます。

　ｅ－ｂａｙでオーバーホール済みを購入されたとの事でしたが、なかなかですね・・・

　まずは完全に分解してから徹底洗浄します。

　合成写真のように歪んでいる取り付け面を研磨します。
　通常は定盤でシャコシャコやるのですが、ここまで歪んでいる場合は機械加工します。

　旧スロットルシャフトブッシング（上）を抜いてＮＥＷブッシング（下）を圧入します。

　ＮＥＷスロットルシャフトに合わせてリーマー合わせをして、マウント穴をリコイルで直しておきます。

　パン屋さんのパンヘッド

　先日納車した７７ＦＸＥさんも遊びに来てくれました。

　いつもの工具のお世話になって油面調整後、実油面＋オーバーフローのチェックもしておきます。

　スロットルディスクのこの位置についた段はそのまま磨耗という事なのでよくチェックしましょう。

　全開位置合わせに加えてディスクの位置出しにも注意します。

　ここで７７ＸＬのお客さまが新潟県から取りに来てくれました。
　ほんの少しでしたが一緒に走れて気持ち良かったです。　　これからもよろしくお願いします。

　完成したキャブレターにしつこくガソリンを流してオーバーフローの最終チェックをしてお客様へ発送します。

　リンカートはニードル・シートの不良よりもフロートがどこかに引っ掛かかる事が原因のオーバーフローが多いので必ずおこないます。

　７２ＦＸのお客さまも遊びに来てくれました。

　先日はチョッパージャーナル誌の撮影協力ありがとうございました。

　現在最終テスト段階に入っているリンカートパーツたち、すでに充分すぎるほどの出来なのですが、もう少しテストを重ねて販売致しますのでもうしばらくお待ち下さい。　どうしてもう少し良いパーツがないのだろう？と感じていたものをＪＡＰＡＮ－ＭＡＤＥにこだわって納得のいくクオリティーで販売したいので時間がかかるのです。
　今まで思いついても多忙を言い訳に後回しにしてきたオリジナルパーツ、今回からは本腰を入れてどんどん製作していきます。

　毒見？実験台？？いやいや、モニターとなってくれるためにマサシくんが来てくれました。

　持つべきものは友達ですな←完全に使い方を間違ってますが・・・
　マサシくん、最終チェックです！よろしくお願いします。

　またまた皆さまに頂きました、お酒。
　僕にはもったいないような銘柄のものばかりですが、おいしくよばれます。

　ありがとうございます。









　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　お疲れ様でした。