11/05/2015

すっかり

 最近バイク乗りにとっては朝晩の冷え込みが厳しくなってきましたね。
 それでも日中はまだお日さまが出ていればポカポカではありますが、秋はもう終わって季節は冬になりつつある感じです。

 ここでコケる訳にはいかないので私も気を付けますが、皆さまも風邪などひかないようにしてください。


 本日の作業です。

  キレイに洗浄した66FLHヘッド、セット長計測。

 突出し値などいじっているのでいつもより慎重に。
  スプリングチェックします。
 先ほど計測したセット長、バルブクローズ値とバルブオープン値とも計測して可能な限り4か所同じテンションになるように。
  続いてロッカーグループを。

 まずはシャフトの曲がりをチェック。
 4本ともまあまあ合格なので再使用で行くつもりでした、この時点では・・・
  なのでねじ山修正。
  ブッシュとの当たり面、段付きが激しいので研磨してシャフトは完了です。
  ロッカーアームのチェック。
 あれれ??
  よ~~く見たら、ばっくりクラックが!!
 こんなケースは初めてです。 なんででしょう???

 このアームは交換ですね。
  再使用する3個はバルブとの当たり面が荒れていたので研磨しておきます。
  ガッタガタのブッシュを入れ替え・仕上げ。
  バッチリ完了なんですが、ここは専用のリーマーを使ってラインを出して仕上げるので、シャフトの摩耗が許容値を超えてしまうとカタカタになってしまいます。
 再使用するつもりだったシャフトが×だったので4本ともNEWシャフトに交換しました。
  続いてロッカーボックスのチェック。
 クロームがかかっているので予想はしていましたが、やっぱりシャフトが入りません。
  どこの穴がキツイのか探っていきます。
  すべてのシャフト穴、入り口がシブイので修正研磨します。
  そうしたら組み付け状態にしてサイドプレイ調整。
  シャフトのバリをこんな感じで修正してからサイドプレイは調整しましょう。
  ヘッドにドッキング。
ロッカープラグを怒り目にセットして、追加工したオイルラインフィッティングも組み付けたらヘッドは完了です。

 後はオイルポンプさえ決まればエンジン完成はすぐそこです。


 本日の作業はこの辺で。




                             お疲れさまでした。

11/04/2015

ぐうぜん

 作業依頼で入ってくるエンジンのモデルが○○ヘッドばっかりになったり、キャブレターの作業がいくつも続いたり、不思議な偶然はよくあるんですが、今回は委託車両・買い取り車両の話しが数件続くというあまり記憶にないケースです。

 乗り換えに伴う場合は全く問題ないのですが、もう降りてしまうとか、事情があって・・などの場合は少々複雑ですね・・

 今相談されている車両を一気に受けてしまうと作業場がパンパンになってしまうので一台ずつ順番に対応していこうと考えているんですが、その間にお一人でも気が変わって「やっぱり売らない」となってくれればな・・・と思います。

 作業報告を。

  本日車検の59FLH、チェックしていたら交換したはずのクラッチがぜんぜん切れず・・
 長期乗っていなかったと言われていたのを忘れてました。 先日エンジンをかけた際にブローバイから出た大量のエンジンオイルがクラッチバスケット1/3くらいまで入ってしまってました・・・

 もう一度分解して洗浄して組み直しです。  完全に私の不注意です、スミマセン。
  最近続いていたイレギュラー作業がひと段落したので、さわれていなかった66FLHを進めていきます。

 クランクケースの全ねじ山修正していきます。
  タイミングホールのねじ山が頼りないので迷わず修理。
  ねじ山と言えばここにもねじ山があるのを忘れずに。
 スプロケットシャフトシールのねじ山はこの時点で対処しておかないと後悔します。

 もちろんライトケースも全て終了したら組み立て前の最終洗浄。
  シリンダーベーススタットをセットして、テーパーベアリングのセットアップを。
  レースを圧入したらディスタンス合わせ。
  いよいよ組み立てに入ります。

 片側ずつ芯出ししながら・・・
  クランク組み立て・芯出し。
  一気に組み立て。
  デッキ面とピンブッシュの水平確認まで行ったらオイルポンプが要相談なのでロワーエンドは小休止。
  とは言ってもやることはたくさんあるので大丈夫ですよ。

 シートカットまでで止まっていたのでざっとキレイにしてからバルブ摺り合わせ。
  仕上げにバルブガイド内クロスハッチ仕上げをしたら完了です。
  EX部のねじ山も頼りないのでFRとも修理です。
最後に面研磨したらこちらも組み立て前の最終洗浄で本日の作業はオシマイです。









                            お疲れさまでした。

11/03/2015

よこくどうり

 前回のブログで書いていたチョークの話しを。

  SUキャブのこの部分、スタート時にあんまり使う人はいないのでは?と思うんですが、ほとんど出番のないパーツなのに、ここへ入っているO-ringがヘタッてくると非常にやっかいなのです。
 昨日まで普通に調子良かったハズが、突然ガスが濃い濃いになって、横のミクスチャーをいくら回しても変化なし・・となってしまうので、何年かに一度はここのO-ringは交換した方が良いと思います。

 ↑この話はたぶん、いろんな所で書かれているでしょうから皆さまご存知かと思いますのでついでにチョークの話しをもう少し。

 SUのパーツリストには「チョーク」と書かれていますが、機構的にはエンリッチナーの働きだと思います。 私はあんまり正式名称にはこだわるタイプではないので、寒冷始動時に使う機構の呼び名をまとめてチョークと言う事にはまったく異論はないのですが、どちらの機構かによって使い方が正反対となるため、自分のバイクに付いているキャブレターはどっちなのか?くらいは把握しておいた方が良いと思います。

リンカートのチョークはまさしくチョークです。 扉を閉める(塞ぐ)ことで少ない負圧で強制的にメインノズルからガソリンを吸い上げる事を狙った機構でツースロートやLキャブ、ケイヒンバタフライなんかもこのタイプですね。
 対して始動時専用の経路を用意してあるSUや、E・Bキャブ、HSR、FCR、デロルト、CVなんかがエンリッチナーチームって事になります。
 この2タイプの大きな違いは空キックで混合気を燃焼室内へ送り込むときにスロットル全開と全閉とまったく正反対の事をしなくてはならないのでキックスタートの達人になりたい人はよ~~くお勉強しましょうね。


                          お疲れさまでした。

11/01/2015

ねずみ

 昨日のお休みは一日大忙しで、夜は家で楽しく飲みすぎてしまったため、今朝は少々寝坊気味・・・
 とはいっても6時過ぎには家を出て、寝ぼけと寒さでいつもより周りに注意をする余裕もなく走っていたらなんと「ネズミ捕り!!」 ほんの数メートル手前で視界の端っこに入って慌ててフルブレ~~キ!! ダメかも??と思いましたが、モ~レツなタイヤロック音をあげながら前後ロックの甲斐あって助かりました・・・

 日曜朝の6時台にネズミ捕りとはイジワルっすね~~・・・  捕まってたらこれの10倍くらいの文字数使って文句書いてたと思いますが、助かったのでこの辺でやめときます。

 ツイてるね、ノッてるねで作業に入ります。

  ちゃぷてん59FLHのSUキャブをオーバーホールしていきます。
 ガッチガチに固着したガム・ワニスと格闘しながら全バラくんに。
  そうしたらこれでもかってくらい洗浄します。
 いつも作業しているどのキャブよりも構成パーツが多く、複雑ですね・・・
  もうすっかりお馴染みかとは思いますがSUキャブ不調の原因ランキング3位以内には入るでしょうこの部分からやっていきます。
 詳しくは次回のブログで書きます。
  キャブレターなので、型は違えどやることは大体同じです。
  そんなこんなで完成です。
  組み付け前にマニフォールド側もリフレッシュ。
  クロームメッキのマニなんですが、キャブとの面にもごってりクロームで、それがボロボロと剥がれているので研磨します。
  このくらい修正できればOKでしょう。
  組み付けてエンジンスタートの前に変質したガソリンをタンクから抜いて、タンク内洗浄してからエンジンスタート→良さそうなので、他のパーツを全て組み付けて車検の予約をしておきます。

 現在検切れなのでテストランはおあずけです。
  続いて久しぶりにリンカートオーバーホールを。
 珍しいM343です。
  まずは全バラくんにして、洗浄前に各部チェックします。
  現在リリースされている中で一番良いと私も思っているDuckyフロートですが、割れやすいのが弱点です。
 残念ながら割れていました・・・
  もったいないですが交換ですね。
  フロートレバーとピンのガタも大きいのでここは修理します。
  大事なボディーチェック。
  チェックチェック
  チェックチェック
で、徹底洗浄。
メデタク完了したので明日(月)発送しておきますね。


 本日の作業はこの辺で。







                             お疲れさまでした。