5/23/2024

もどりまして~~

 今日は言っていたとうり、途中で止まってしまっていたリンカートM-74Bオーバーホール続きを書いていこうと思います。

 依頼主さまのご希望で内容を詳しくとのことなので細かく書いていくつもりでおりますが、いったん置いておいてですね、昨夜は21時頃に作業を切り上げて橋本駅ってところへ行かなくてはいけなかったんですね。

 神奈川以外の方からは「ドコだよそれ、知らね~~よ!!」と言われそうですが、それも仕方ないです。 だって私だって行ったことがないどころか近づいたことすらない駅ですから・・・

 しかし、右も左も分からない状況で訪れる駅ってのはどうしてああもテンパるもんなんでしょうかね~  バイクで行ったものでナビなんて無いわけですし、私のガラガラケ~タイにナビ機能なんてものはあるわけもなく・・・

 それなりのサイズの駅だと、たどり着いたところで北口だった!南口へ行かなきゃ💧となったところで線路を跨ぐことになるわけで、これまたおいそれとは行かず毛穴が開くわけですよコレが・・・

 まぁ無事にミッション完了できたので良かったんですけど、私にとっては初めてのおつかい状態でどっと疲れました。


 まずは徹底洗浄・各面研磨したのち、使用に支障をきたすような箇所がないかをチェックしていきます。






 そうしたらフロートグループから行きますね。
 フロート・ガスバルブなど旧式の物がついていたので現在リリースされている信頼性の高いタイプへアップデートしておきます(少々値が張りますが)




 組みあがったらガソリンを流して実油面のチェックをして、しばらくこのまま放置しておきます。






 抜いただけで止まっていたスロットルシャフトブッシュを圧入して新しいスロットルシャフトへ合わせて内径を仕上げていきます。





 完璧!!







 そうしたらキャブレター内径ボーリングへ入ります。
 フライスへセットして芯出しの際に迷路へ入り込まないように各部の寸法を計測して書き記しておきます。





 でもってボーリングです。







 拡大した内径に合わせてスロットルディスクを製作していきます。
 キャブの特性に影響が出ない範囲での削りしろでおさまったのでアングルは9°で製作しました。




 スロットルシャフトを交換する際のチェックポイントはいくつもあるのですが、ここはかなり重要ですよ。
 スリット内のこのピラミッドの頂上がキャブレターへセットした際にキャブ内へ見えてしまうとディスクを持ち上げてしまい、キャブ内を削ってしまう事態になりますので追加工してから組みつけましょうね。


 さらに、スロットルレバーブラケットからシャフトが飛び出してしまうと色々厄介ですので、ここも改善しておきます。
 特にCHOPPERは要注意案件どす。





 カットされてしまっていたりで通常の寸法となっていないスプリング類は正しい物へ交換しましょう。






 #19サイズよりもだいぶ大きくなってしまっているJETも正しいサイズの物へ交換します。
 しかしメインジェットの値段とは思えないセレブプライスに震えが止まりません。




 ほかあれこれやりつつ、ようやくガソリンを流しての最終テストまでたどり着きました。






 ケーブルブロックが首を振らないようにピシッとセットして本日(木)発送しました。
 もう少しみっちりねっとり詳しく書けると良いんですけどね・・ご要望があれば次からちょっと考えてみます~


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