3/03/2010

ギクッ!!!

  今朝工場に着いてメールを見たらビックリです。  こんなブログやっていて、はたして見てる人なんているのかい?  などと思っていた矢先

 「ブログ見てます」のメールが数件、
 しかも、うち二人は可愛らしい女性(知り合いですが)

 誰にも言わずにこっそりひっそり始めたものですから改めて恐ろしくなり「発言には気をつけよう」と堅く誓った朝でした。

 昨日言ったとうり、仕事の後渋谷に行って来たのですがHRSに出した53FLで行って来ました。

 通常当店で製作した車両は800~1000kmの試乗をして納車しているのですがオーナーさまが山形県の方で「もう少し暖かくなるまで調子だしておいて」との依頼を受けたもので1500kmくらい乗り込まなくてはならず乗ってきたのですが

 藤沢工場~横新~第三~渋谷~帰宅~今朝出勤してのこの写真、社外オートアドバンスデスビやマグをつけている方は高速走行後のこのあたりのオイル漏れでお悩みだと思いますが少~し手を加えるとこんなに改善されます。  近いうちに作業写真を撮って内容をここに書こうと思っています。

 では朝からギクッとした後にスッカリ気分良くなり作業スタートです。

 待ちに待っていたシールがようやく入荷したので今日DAISUKEさんのナックルをやります。

 フロントロッカー周りのみの修理なのでここから始めます。




 これこれ、このシールを待っていました。

 品質も良く  とゆうより他に比べられる物が無いので(私がそう思っているだけですが) これしか使いません。




 修理しておいたF-EXロッカーです。

 これが一番の修理法とは思いませんが 現在、ほぼ入手不可能な純正ロッカーを修理して使う方法として私はこの方法をとります。

 「A・K」さんのおかげで試行錯誤の上、ジグ製作してできるようになりました。 既に十数台直していますが皆好調です。

では、組んでいきましょう~
 このあたりを組む時はしっかり潤滑オイルを塗って組みます。

 私はEg内部にはモリブデン系の物は使用ません。(理由は機会のある時に詳しく・・・)




 棒で指している箇所

 これは製造過程でオイルラインを通した後に塞いであるのですが、長年の振動などでここからオイルリークしているのに、そこからではないロッカーボックスマウントボルトにシールテープをグルグル・・・なんて車両もまれに見られますので例によって 事前にチェック!ですね。


 この穴を開けるためです。

 ナックルは目を凝らすと色んなところにこの様なトコロがあり、製造工程やこのころの偉大な開発者の考え等が見えてきて本当に勉強になり、大好きなEgです。



 ここにシリコンパッキンてんこもりの車両を見掛けますが通常ここからはそれが必要なほどオイルリークしません。(と、私は思います)

 リークしてしまう理由をつきとめて修理しましょう。

 しっかり直してしっかり組んで、しっかり乗っていただき、 みんなでこれ以上この世から一機でもナックルがなくならないよう頑張りましょう。

 ここのガスケットにはシリコンパッキン使用します。 ただし薄くです。  可能な限り板金しますが






 ここのハンガーマウントもしっかりとスラスト合わせをします。

 ヘッド側のロッカーマウントタブに負担をかけないようにする為です。





 二本のロッカーシャフフトとヘッドのタブ+ロッカーカバーでガッチリと強度を持たせた状態で三本の3/8の三本のボルトがスムースに入るように。





 そうしたらプッシュロッドを仮に張り、オイルラインを調整します。

 決まったらプッシュロッドの力を借りてロッカープラグを固定すればシャフトの空転が防げますね。




 スロットルケーブル取り付けます。

 負荷なく動いて





 スロットル側の仕事量だけでキャブが全閉~全開になるようにします。






 タペット調整に入る前にクランキングしなくてはいけないのでパニックになる前にオイルラインを繋ぎましょう。

 無理なくナットをつけなくてもフレアーどうしがピッタリ合うように。引っ張って取り付けるとこのあたりのロウづけがパキッと割れます。


 タペット調整です。

 クリアランスはメカニックにより好みがあるのと数値の測りようがないので言えません。

 このアルミのプッシュロッドはあまりお勧めはしません。


 ガスタンク取り付け前に異物混入防止のためにプラグを忘れずに・・・






 タンクも取り付け前に三点が同時にフレームに付いているか確認します。

 締めながら寄せていくなんて事のないように・・・





 スタッフのKクン、黙々と作業してます。







 シャットオフバルブも抜かりなくチェックします。

 渋いとストレスになりますから・・

 ここで完全に忘れていた歯医者から電話が(汗)

 迷わずキャンセル!!  すいません。二度としません。





 駄目だった場合はこの工具で修正ですがこの車両は優秀でした。

 さっきの歯医者の電話での動揺でブレーキレバーに頭をメガヒット!! 軽く流血してますが作業続けます。






 ガスラインも前述のオイルライン同様すんなりつくように必要な場合は修正して取り付けします。 フレームなどに干渉しているとクラックの原因になるので知恵の輪状態です。

 リプロの新品物などは修正取り付けで数時間なんて事もあります。  大変です。



 そんなこんなで作業終了です。

 この後Egかけて各部チェック後試乗します。 ETCの取り付けもしたのでそのチェックも一緒にします。





 今日は来客があったり流血があったりであまり捗りませんでしたが何とか終了しました。  今夜はひな祭りなので私は早上がり。これから帰って「ちらし寿司」を作ります。   全国のお父さん、お疲れ様です。

3/02/2010

打って変わって・・・

  昨日、暖かくなってきて・・なんて事を書いたら今朝はコテンパンにされました。 朝、雨は降っていなくて路面が濡れているとゆう嫌~なコンディション、自動車の運転が好きではないのと後先考えない性格故「幹線道路に出れば路面はかわいてるでしょ」などと何の根拠もない理由でバイクで出勤したものの3分で後悔・・雨は殆ど降っていないのに自分の周りだけ集中豪雨! フロントフェンダーレス+リヤも付いていないに等しいような小ささなので自業自得です・・  それにしてもなぜずぶ濡れになるとあんなに切なく悲しい気持ちになるんでしょう? 僕だけですかね?  かなりの捨て猫かげんでの出勤ですが今日も頑張ります!!


 そうそう、昨日CHERRY氏がわざわざ納品に来てくれたシートです。
 「パーフェクト」の一言です!!

 お客さまも喜んでくれると思います。







 私のスタージスのシートも彼の仕事です。

 何度見てもすばらしい・・







 もう1台の愛車、PANレーサーのシートもそうでした。

 CHERRY氏とは仕事上も大事な関係なのですが、それ以外でもとても良い関係で大事な友人の一人です。

 その事は抜きにしても彼の仕事は世界一だと思っています。 興味がある方は是非一度お問い合わせしてみて下さい。




 オイルポンプシャフトのブッシングをチェックします。










 それがOKだったらブッシングとポンプボデーとの芯が出ているかチェックします。

 負荷なくクルクルと回ればOKです。




 ブリーザーギヤ部チェックします。

 完全にアウトです・・・過去にピストンリング割れやピンクリップの脱落などがあった車両と思われます。

 後で修理します。


 各部のねじ山全てタップでさらいながらチェックを行い、駄目な所はこの様にリコイル修理です。






 シリンダーベースナットも指で回るかチェックし、だめなら修正・修理します。

 事前にしておかなければ気付くときは組み立て時とゆうことになる訳ですから必ずこの時点でやっておかなくてはなりません。 怪しいところは任意に組み付けトルクを掛けて見てしっかりトルクが掛かるか確認しておきましょう

 組み立て開始まではまだまだ遠い道のりです~~

 ではヘッドの作業に入りましょう

 ガイドを抜きました。





 ガイドの穴がかなり荒れているので真円修正が必要です。

 バルブの熱がヘッドに逃げにくくなるのは当然ですが、理想の圧入しろが設定出来ないうえに最悪、ヘッドクラックにつながりかねないので見逃せないところです。



 このヘッドはPre55のアーリーヘッドなのでこのように排気ポート側のガイドの受けがゴツイ作りになっています。 これは前記の理由で設計されたのでしょうが、ここからクラックが入る例が多いので55以降のように削ってしまった方が良いでしょう

(内部とはいえ純正ヘッドを削る事に抵抗のない方のみですが)


 55以降の排気ポートです







 真円修正が終わったのでロッカーアーム+スタットのチェックをしておきます。






 規定トルクで締めこんでスタットが抜けてきてしまったらリコイル修理になります。

 ロッカーにガタがあったり動きの渋い箇所があればこれまた修理となります。

 この時、ナットは組み立て時に使用するセルフロックの物は使わずに普通のナットで行いましょう。

 またもや写真がないまま作業終了です(結構苦戦したので撮る間がありませんでした・・・)

 ここでちょっとお知らせです。

 VIBES 197 3月号に当社製作のSHOVELが掲載されてます。

 塩崎さん、VIBESさん、お疲れ様でした。



 ハードコアチョッパー 42 3月号に当社製作のPANが掲載されています。

 当日はお疲れ様でした。






 BEN DAVIS 2010 EARLY SPRING COLLECTIONの撮影に協力しました。

 工場を実物の何倍もかっこよく撮っていただき感謝しています。ありがとうございました。



とりあえず今日はこんな感じです。  これから渋谷に行ってきま~す  寒そうだなぁ・・・

3/01/2010

ごめんなさい

 午前中のDUO腰下、集中してグワーッとやってしまい気付いたら梱包してしまいました・・次からは気を付けます。

とゆうわけで腰したをやっている間に暖めておいたヘッドのガイド周りをやっていきましょう。






ガイド完成です。 これからアツアツヘッドに圧入します。







圧入完了。この後使用するバルブに合わせて仕上げます(しかしDUOの反省がありつつも写真撮りながらの作業はしんどくて三日以内にねを上げそうです)





バルブはブラックダイヤモンドを使います。
値段も安く物も良くてお勧めです。 前まではフェース部を研磨して使っていたのですが最近のロットになってメーカー側でフェース研磨してくれているのみならず、コッター溝も面取りしてくれていて嬉しい限りです。



ガイドの仕上げが終わったのでマッハで段取りがえをして洗っておいたハイドラのエンジンチェックに入ります。

綺麗になりましたが調子良くはまだなっていません残念ながら・・




ピニオンシャフトは仕様不可だったのでJIMSのシャフトに交換します。 この時、~53までのスプラインシャフフトの場合、スプラインのマッチが良くなくて入らない事が多いので組みながらうなされる前に事前にうなされときましょう。
 
やっぱりシブイので合わせます

 でもってオイルポンプの容量を増す為に24Tギヤ用のハイボリュームギヤにします。 これで純正ポンプでも心配が減ります。

 ピニオンブッシングのチェックです。 さてさて・・・

 打ち換え決定!!!   残念






ピニオンブッシュをやるとなったらケースレースを先に仕上げる必要があるので早速チェックしてみます・・・

 縦軸・横軸でかなりの差があり、ラッピング決定です。 




 ラッピングするためにクランクケースを組まなくてはならないのでケーススタットの修正をします。 サクサクとした手際の良さにこの時、半笑いで作業してました(恥ずかしい・・・)





 ラインを出してきちんとラッピングするためにレフトサイドにパイロットを取り付けます。

 ここで大親友のCHERRY氏がシートを納品に来てくれてサボりたいのですがぐっと我慢して作業を続けます。

 シートは明日にでも紹介します。

 ラッピング開始です。グリグリ・・・

 かなり疲れます(JIMSのシンピンレースよりは全然楽ですが)

 僕は太ってないですが3月頭なのに汗かいてます

 その甲斐あって無事終了

 使用するローラーも1個1個計測しましょう。  2/10000インチ刻みで売っているのですが新品でも必ず計測して使います。






 アイドラー・サーキットシャフトもチェック後、打ち換え決定!! ですが前のDUOで在庫切れ、現在JIMSにオーダー中なのでブッシングに移ります。 





 カムブッシュ打ち換え+ラインリーマー+オイルオリフィス追加工終了です(すいません、またもや途中の写真忘れました)






 カムカバーサイドのピニオンブッシュも打ち換え+ラインリーマー作業無事終了です。

 今日の作業はこの辺で終了です。





 それにしても僕がこんなブログを・・本当に信じられません。 気分はすっかり天才ハッカー気取りですが指2本で文字を打ち、画像貼り付けもまごまご・・・これだけでものすごい時間が掛かっているありさまですが早く慣れてもう少し内容の濃い物にしていくつもりですのでもうしばらく暖かい目で見てください。

春のPAN祭り

 暖かくなってきて少しずつですがバイク通勤が楽になって来ました。 AM5:00出勤の働き者の私にとって最低気温が5℃が辛いかそうでないかのさかいめなのです

 業者さまからのPANエンジンが立て続けに来たので今日はその作業をしていこうと思います。 どうしても業者さまが優先になってしまって一般のお客さまやスタッフのKクンには申し訳ない気持ちでいっぱいなのですが仕方がないので忘れる事にして作業に入ります。

 写真撮り忘れましたがどんどんばらします

 んん・・あまり走っていない感じですが軽くだきついてますね・・・







変磨耗しています。 ロッドの曲がりやピンブッシュの曲がりが考えられるので計測してみましょう

やっぱり曲がっています。おまけにガタガタです・・打ち替えが必要ですね。(一つでも多くの情報をバラしながら得る事が大事です)





あっとゆう間に全バラです。 この後よ~く洗浄して各部の細かいチェックに入ります。 洗浄して油切りしている間にもう1台のPANエンジンを進めます。





上のエンジンはハイドラでしたがこちらはDUOモーターです。用意しておいたTRUETT&OSBORNフライホイールをバランス取りして・・・(このバランシングの話もいつか深~くできたらと思います)





組み立てます。 外が明るくなってきました







コンロッドビックエンドの計測も忘れずに。  でもって芯出しを行います。 私は片側2/100mm以下ならOKとしています。






DUO以降はレフとサイドがテーパーベアリング支持となりますがケースに組む前にチェックする事をお勧めします。






こんな便利な工具が売っています(自作できそうですけど)







こんな感じで使います。 二つ上の写真の真ん中のリングの厚みが適正かどうかを測るのですが、ホイールハブのディスタンスカラー合わせのような感じとイメージしてもらうと解り易いですかね・・






 こんなところでそろそろお昼ごはんにしたいと思います~  疲れたぁ~