8/08/2018

46ヘッド作業

 今日は写真が多いのでムダ話は無しでいきます。

  キックカバー組み付け完了したので・・
  ですね、もうヘッドを組み付けたくてガマンできないのでヘッドの作業に入ります。
  まずはロッカーグループを。
 他のモデルと比較してナックルのロッカーアームは見なければならない個所が多いです。 アームのコンディションをチェック・シャフト曲がりチェック・ねじ山修正などなど・・・
  仮組みですが本気の本締めです。
  シャフトをしっかり締めてこの穴のど真ん中にロッカーボックス側のねじ山が見えるのが理想的です。
 ヘッド側のタブ穴を広げるなどはもってのほかです。
 ロッカーシャフトを使ってヘッドを一体にして剛性を稼ぐ方式はナックルヘッドだけのものですね。
  ロッカープラグ・ナットのねじ山も修正しておきます。
  組み上がったら各ロッカーの動作を入念にチェックです。  少しでも動きが渋かったりする場合は必ず原因究明して解決しましょう。
 ロッカーと、このティンカップが干渉しているケースもあります。
  くれぐれもマウント部には余計な負荷が掛からないよう注意に注意を払ってください。
 こんなゴツく見えるタブですが、想像以上にモロイので。
 溶接修理されている個体も少なくありません。
  こちら側のタブも同様です。
  エンジン組み上がった時点で一番高い位置に来るこの小さな穴も確認しておきましょう💗
  ロッカーグループ完了したのでティンカップの修理を。
  ここね、かなりの高確率でバシッと割れています。
 もちろん修理しておきます。
 リターンパイプ接合部のロウもクラックが入ってしまっている事があるので見逃さないように。
  カバーとのマッチングもこの時点で可能なかぎり板金で合わせておきます。
 ある程度は仕方がないとはいえ、オイル漏れは少ないにこしたことないですからね。
  ティンカップも完了です。
  そうそう、ナックルのヘッドのウィークポイントといえばこのEXポートからバルブガイド穴にかけてのクラックもありますね。  ものすごい高温にさらされているうえに、水がかかったりで焼きが入ったような状態になってしまうのか?ここへのクラックは修理が困難です。
  この個体は大丈夫ですのでご心配なく。
  バルブガイド穴の状態が悪いので4か所とも真円修正してバルブガイドのサイズを選定して製作していきます。
完成~~
 RUMBLEではナックルヘッドにはステムシールは使用せず、テーパートップにて対応しています。

 お疲れさまでした。

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