一か月分の降雨量が一日で降っての洪水とか、観測史上最多など、ここ数年で耳にすることが本当に増えました。 突風の強さなども含めて本当に極端すぎる気がします。
去年は作業場前の畑で結構本格的な竜巻が発生したり、少し前なら世界の衝撃映像でしかお目に掛かれないような自然災害がどんどん身近で起きている事が怖いです。
今回の数十年ぶりと言われている大雪なんかもこれからは数年単位で降るんだろうな・・なんて考えると、些細な事でもいろいろと備えておかなくてはと思いました。
自然災害の力のすさまじさは地震の時にも痛感しましたが、それでも出来る備えもなくては本当に無力になってしまうので、三日坊主にならないように、天災は忘れたころになんてろって諺があるくらいですから。
本日の作業です。
先日インマニシール交換した48ELですがお天気の影響でテストランができていなかったのですが、どうにかフェンダーレスでも走れそうな状態なのでHIDEくんが出勤してきたら留守を頼んで出発です。
それに備えて各部点検していきます。
アクスルシャフト・ブレーキ周りなどは即転倒に繋がる個所なのでしっかり見ておきましょう。
言われていたバッテリー上がりの症状は見られません。
どうにも点火が怪しいのでチェック→大幅に狂っているのでポイントの接点を磨いてからギャップ調整の後、適正な点火時期にセットしておきます。
ついでにここも怪しいのでタペット調整も。
タペットガイドがガタガタで、非常にキケンです。
どうにも固すぎるシフトタッチ、それもそのはず、ゲートとレバーのアライメントがひど過ぎで、ゲートがこんなに削れてしまっています。 もちろんここも修正します。
クラッチもミッションも正常なのにギヤが固い人は要チェック箇所です。
あまりにも取り回しが重いのでエアチェック→全然入っていなくて、整備されていないなぁ~と思ったら、入れたエア圧と日付けがしっかりと・・
もしかしたらパンクかな?
ようやく乗れるようになったので出発。2時間ほど走行してプラグの焼けも良好で、掛かりもバッチリなのでオーナーさまへご連絡。
帰ってきたらまたまた新たなお仕事が届いていたり・・
ヒミツのパーツが加工屋さんから帰って来ていてムフフだったり。
早速届いたシャットオフバルブ不良の作業を。
まずはガソリンを入れてどの程度漏れるかを確認しながら。
それを見ながら、業者さまからのM35TPをオーバーホールしていきます。
ベンチュリをセットしておきます。
ガソリンが抜け切ったのでシャットオフバルブを分解して点検していきます。
塗膜と錆がごってりで、これが犯人かと思いましたが、洗浄してみたらシート座面が荒れていました・・・
シート部研磨・シャフト研磨して、バッチリ直ったので発送しておきました。
不思議と同じ作業が続くもので、別で依頼されたこちらのシャットオフバルブも同じメニューで完璧です。
さてM35TPに入ります。 何日か前に分解作業をブログに載せた、中身がすごい事になっていたキャブなのでフルコースです。
面研磨・キャブボディーボーリング・スロットルシャフト・シャフトブッシュ・オーバーサイズディスク・・・と、本当にフルコースです。
フロートなんて、たくあんみたいになっちゃってます・・・
なんとか最終テストまで来れました。 明日発送しておきます。
もしかしてこんなにたくさんリンカートのオーバーホールをしているのは世界でボクだけかも??と思ってしまうほどの量です。
本日の作業はこの辺で。
お疲れ様でした。
2/20/2014
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