私も経験があるのですが、走行中にビンテージのフランダースライザーボルトがポキリ・・・
これは本当にビビります。 2・30kmも出ていればまずお手上げですね、もうテクニックとか気合いでどうにかなる次元ではありません。
私の場合は片側が完全に折れて、ハンドルがクル~ンと半回転してしまったのですが、日ごろの善行の賜物で奇跡的にコケずに済みました。 何件か同様のトラブルを昔に聞きましたが、久しぶりに同じトラブルで修理依頼が届いたので良い機会と思って書きました。
皆さまビンテージフランダースを取り付ける際は必ずボルトを交換することをお勧めします。
本日の作業です。
47FL、ロッカーシャフト穴のアライメントを入念にチェックしながらロッカーシャフト・アームのチェックもしていきます。
ナゼかというと、ここのマウントタブが溶接修理されているからです。 今よりも純正ヘッドが容易に入手出来た時代であれば使用は避けるのですが、そんな贅沢は言えないご時世なのでしっかりリペアします。
このようなヘッドだと、大概こちらのタブにもダメージがあるのですが、こちら側は無事なのでこっちを基準にアライメントを出しておきます。 使用不能なロッカーシャフト・アームをオーダーして小休止です。
冒頭のフランダースくん、特注しておいたスタットボルトが入荷したので組み付けて発送しておきました。
折れたスタットボルト、取るのが超~~~大変でした・・・
こちらは47FLのミッション。 組み立て完了したので依頼主さまへ発送しておきます。
慌ただしいですがS&S-SHOVEL、チェーンガードを仕上げたらシートパンも制作しておきます。
幅つめ加工したライザーカバーを組み付けてバランスを見ます。
リクエストどうり、ハイドラパネルへトラクターライトを埋め込んだらこの車両はここまでです。
明日シートのラバーを貼ってからハンドルやペグの制作へ入ります。
こちらもお待たせしすぎのアイアンクランクケースをチェックしていきましょう。
OH依頼でバラしたクランクケースがバキバキだったので替えのケースを依頼主さまに探してもらったのですが果たして・・・
なかなかキレイな初期XLケースじゃないの!!なんて感心するも、理由がなければケース単体で売りに出る事も稀なので良~く観察していきます。
やっぱりね・・カウンターシャフトの受け部が溶接修理されています。
でも、しっかりと修理されているようなので、一応OKとしておきましょう。
抜こうとして途中でやめたのがバレバレなポンプスタット、すでにネジれ始めていて怖かったですが無事に抜けました。
使用可能だと思いますのでこれを使ってOHしていきます。
こちらは別の方からご依頼のS&S-Lキャブ。
まずは分解してスロットルシャフト部へブッシュが入れられるように加工屋さんへお願いする準備をしておきます。
リビルド済みにしては恐ろしいシャフトが入っておりました・・・
本日の作業はこの辺で。
お疲れ様でした。
7/18/2013
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