10/02/2017
ながいき
この車両、私が知っているかぎりですが、現在のオーナーさんの手に渡って20年以上で、その前に乗っていた方は私の尊敬する大先輩だったので、どこかに眠っていた期間はほとんどなく、ずう~~っと整備されながら現役で走り倒している働きもののWLくんです。
しかも私がアーリーライダースで働きだしてすぐ整備させてもらったり、テストランで乗らせてもらったりで、とても思い出深い車両なんです。
今回は車検で入庫したんですが、歳のせいかいろいろと思い出してしんみりしてしまいました・・・
慌ただしかった最近ですが、落ち着いて来たので腰を据えて50ELに掛かっています。
トップエンドに入ります。
バルブガイド穴計測などなどしていたらロッカードゥエル部にクラックを発見したので
ササッと溶接。
マシニング仕上げ。
バルブガイド製作。
シートリングは純正カッパーのままだったので、新たに製作・圧入・カット
パンカバースクリュー部だけでなく、全てのねじ山チェック+修正。
アーリーパンヘッドはアルミの材質が悪い言い方をしてしまうと粗悪なので入念にチェック+対策しておきます。
バルブすり合わせ+ガイド内径クロスハッチ仕上げ。
あ、今のウチにパンカバーフェルトを貼っておかなくては!!でした。
ラストに面研磨したらヘッド作業は完了で、徹底洗浄をするだけです。
ロッカー行きます。
モチのロンで全て純正を使います。
まずはホルダーの面を研磨します。
そうすると、このロッカーシャフトが入る穴が小さくなるわけです。
その小さくなった穴をシャフトに合わせてボーリングして完了です。
キレ~キレ~したので組んでいきます。
この辺はいつもの作業で「見飽きたわ!」としかられそうですが、聞く耳持ちません。
セット長計測。
スプリングチェック+セット圧合わせ。
ヘッド完成です~~。
今日こそは車で帰らなくても平気かな?と思うと雨がパラパラ・・と不安定なお天気が続いてフラストレーションがたまりますねぇ~~
お疲れさまでした。
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