この場合、何が当てはまるのかよく分かりませんが、私にとっては目からウロコだったお話を。
このブログでもよく出てくるバルブガイドをヘッドから抜いたらバルブガイド穴が荒れているというケース。
これによって引き起こされる良くないことは困ったことに一つではないので必ず改善してから次に進まなければなりません。
その修正方法ですが、フライスを使ってボーリングするのが一番ではありますが、それなりにリスクがあることと、手間がかかるのでコストの問題もあるので軽微な場合はリーマーでの手作業となるわけです。
施工した経験のある方なら分かってもらえるかもしれませんが、ここをリーマーで拡大していくのがものすごく難易度が高いのです。
いきなり大きく掘れてしまったり、刃が食い込んで縦キズが入ってしまい、元も子もなくなってしまったりetc・・・
新品の刃をいろんな手を使って少し殺してから使ったり、ガイドバーを使ったりと長年格闘してきましたが、ある時、発想の転換で、ほんの些細なコツを掴んでからはアジャスタブルリーマーできれいに仕上げることが出来るようになりました。
こんな感じでちょびっとづつですが、技術のレベルが上がったときは一人で感動してしまって晩酌の量も増えてしまいます。
いつかこれは自慢しようと思っていたんですが、今日作業したので書かせていただきました。
報告は先日のM35続きから。
洗浄まで終わって組み立てです。
この車両も前回のM-74Bと同じくスロットルレバーがチョッパー用のセットアップです。
このセットアップでスロットルシャフトを新品に交換した場合は組み立て前にチェックが必要です。
このブラケットからスロットルシャフトが飛び出しているとマズイので、必ず前もって確認・修正しておきましょう。
最後にガソリンを流しておいて。
ケーブルブロックをガタのないようにセットアップしてお渡し出来ました。
ありがとうございました。
業者さまご依頼のSHOVELヘッド作業です。
「そんなに急がないよ」と言われていたので昨年サンブラまででお休みしていましたが、そろそろマズそうなので・・・
まずはバルブガイドを抜きます。
冒頭のバルブガイド穴の真円修正をして新たにバルブガイドを製作・圧入・仕上げします。
突き出し値が許容値を大幅にオーバーしてしまっているのでシートリング製作・圧入・カットです。
バルブすり合わせ・ガイド内径仕上げ後ヘッド面研磨まで終わったので組み立て前の最終洗浄します。
オイル交換に来てくれた40ULさん。
スプリングチェックです。
自由帳がちょっと短いかな・・・という感じですが。
テンションはしっかりとあるのでこれを使います。
で、ロッカーに移ります。
突き出し値オーバーによってスプリングアッパーリテーナーが干渉していた痕がありますね。
分解・チェック・各部修正・洗浄。
キレイになりました。
シャフトがスムースに入らなければ両サイドの穴を修正しておきます。
サイドプレイ調整。
完成~~~
もう本日は間に合わないので明日(月)発送いたします。
お疲れさまでした。
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