4/19/2010

きゅうりとなすび

 私のお店、ランブルエンジニアリングは神奈川県の藤沢市とゆうところにあります。 隣接する町は鎌倉市や茅ヶ崎市などオサレ~な湘南の香りがプンプンなのですが、工場周辺には湘南の風は吹いておらず、もっぱら牛の臭いと堆肥の臭いが漂っています。

 ちょっとした 「田舎のおじいちゃん家」 状態なので穏やかな時間が流れていて気分が落ち着き、作業に打ち込むにはもってこいの環境ですが、ここ数年で大嫌いな大型フランチャイズ店舗が侵略してきて随分と風景も変わってきてしまいました。 いやなものです・・

 これとセットで最近は少しでも空き地があると分譲住宅がポコポコと建っているのをよく見掛けますが幸い工場周辺は「調整区域」とやらで建ててはいけないらしく一安心です。 そんなのが出来た日にはバイク屋なんて、たちまち苦情の嵐で立ち退きとなってしまうでしょうから・・

 それでもまだまだ藤沢市とは思えない空気が流れています。 工場から徒歩1,2分で牛舎があったり、ヤギが放牧されてたり、春になればおいしいタケノコが採れたり、昔から伝わるお祭りをしていたりでいつまでもこのままであって欲しい土地です。

 ただ一つだけお願いが・・お盆になると各家の門前にいるキュウリとナスの人形だけはどうしても馴染めません。 全ての家が置いているのでウジャウジャと、夕日に照らされたあの姿が不気味で仕方ないのです。  何とかもう少し可愛くするとか、良いアイデアはないですかね~

 今日も作業していきましょう。

 昨日組みあがったWLエンジン、最終増し締めしていきます。








 各部増し締め終了したらタペット調整ができるのでしていきます。

 ここの調整方法をよく質問されるので少し詳しく・・・
前提として、ほとんどの場合は磨耗している純正のカムシャフトが組まれているはずですのでそれに合わせて調整します。 カム山の始まりと終わりの部位が蹴り上げとジャンプ運動の連続でどうしても磨耗してしまうのでここは無視して他のベースサークル部においてバルブが閉まりきっていないといけないと私は考えています。 解り難いですかね? カム山の磨耗がなければ話は単純なのですが、カム山の研磨は非常に高価ですからなかなかそうはいきません・・・

 ともあれ、無事に終了したのでしっかり梱包して依頼主さまの元へ発送です。 ドナドナ~

 人間、お尻に火が点くとなんとかなるものでこのエンジン・ミッション、ほぼ1週間で終わりましたがおかげで体調おかしいです・・・




 続いて本日、お客様が取りに来てくれる71FLHを準備していたら、MASASIくんが遊びにきてくれて







 続いてEVOスポーツIさんご来店で作業予約をしていただきました、ありがとうございます。

 まったくの偶然で、朝にブログの冒頭で書いていた内容の話になってビックリでした。 同年代、同じく小さい子持ちでこんな風景を愛するとゆうことで話が盛り上がってしまいました。



 おみやげまでいただきました。 サスガ子持ち、ツボをおさえたチョイスです。 地元の有名な「ラスク」 今夜、子供たちといただきます。

 ありがとうございます。




 さてさて、PANシリンダーのボーリングが終わったのでいつもどうりクリアランス他、計測していきます。

 最近こればかりなので割愛です。





 もちろんリングチェック+ピストンチェックもしていきます。

 この後も来客続きでドタバタと・・・

 隙をついて作業を進めます。




 Iさんと話していたら紹介したい気持ちになってしまったので工場周辺の写真を。

 のんびり寝そべる牛くんの脇のトラクター、何とFORD!!





こんなのだったりまさにHOT-ROD! ここのお宅はマシンに相当こだわっていて「燃えるおと~この~」なんて小林 旭のつけこむ隙など無い感じです。

 外国の働く車はいちいちカッコイイです・・・マズイマズイ、さぼってるとお客さまにしかられそうなのでもうひと頑張りして今日の作業は終了です。



       なかなか良い環境でしょ?    お疲れ様でした。

0 件のコメント:

コメントを投稿