年に数回、この運動を仕事熱心なおまわりさんがしてくれるおかげでなかなか困ったものです。
この期間、昼間に都内を走ろうものならたちまち停止させられ、あれこれ言われるのですが私は優良ドライバーですのでたいがいおとがめなしですが人相の悪い方などは大変みたいです。
つい先日、お客様がSHOVEL-CHOPPERで都内走行中に何度も止められて、(当店製作車両なので違法箇所はもちろんありません)整備不良箇所が無いとなると「オウムや世田谷一家殺人手配犯の時効が迫っているので」と、何とも不思議な理由で車体Noや、しまいには指紋まで・・・
逃げてる人がそんなに目立つバイクに乗っているとはとても思えないのですが・・・
全くもって信用できませんが、おまわりさんは職業柄、悪人を瞬時に嗅ぎ分ける嗅覚とやらの不思議な能力が発達しているらしいので多分そのせいですね。 だとすると臭いの出ていない私は絶対に平気そうなので大手を振って走れそうで一安心です。 明日、渋谷に行くので気を付けようっと。
今日はまた冷たい雨ですが気を取り直して作業していきます。
ベアリングシールリングを必ず先にピニオンシャフトへ入れておいて、スカベンジャーポンプ組み付けしていきます。
いきなり組み付けせず、事前に仮組みして各部のマッチングやガタを確認してから組み付けしていきましょう
なぜかオイルスクリーンが入っていなかったので入れておきます。
確かにかなりの抵抗になりますが外す事によるメリットを上回るデメリット(エンジン損壊に繋がるほどの)があるので当店では取り外しません
続いてギヤカバー内組み付けしていきましょう。
ギヤのタイミング、しっかりと測定して出しておきます。
チューニングエンジンやレースなど特殊な条件での使用ではない限りマニュアルを参照します。
ギヤカバーのブリーザーバルブ、壊れていたので交換します。
上が抜いた物で下が新品です
フィードポンプもオーバーホールして組み付け完了です。
続いてタペットチェックして、いつもの専用工具でローラーの打ち換えしていきます。
この車両、なかなか悲惨な使われ方をされていたようで作業をすればするほど悲しくなってきます。 各部の磨耗が限度をゆうに超しており、多くの燃焼ガスがシリンダーからクランクに落ち、EXバルブからも多くの排気ガスがバルブカバー内へ入り込みで・・それでもエンジンかかって走れてしまうのでこのような可愛そうな事になってしまいます。 みなさん、大事にいたわって乗ってあげて下さい。
この後、組み込んでピストンピンブッシングとクランクケース・シリンダーベース面の水平が出ているかチェックして腰下組み立て完了です。 予定どうり作業が進んで一安心したところで本日の作業は終了にします。
お疲れ様でした。
4/12/2010
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