12/17/2018

焼酎いただたいたからじゃないすよ

 四輪でも特殊な車両を取り扱っているSHOPさまは同じだと思うのですが、四輪と比べるとただでさえ趣向性の強いオートバイの中でもさらに特殊な車両を取り扱っていますので、個々のお客さまとのお付き合いが自然と長くなり、それとともに深く深くなっていくんです。
 二年に一度必ずやってくる車検のたびに「もう前回から二年経っちゃったんですね~」なんて会話を毎回重ねて、ありがたいことに気付けば20年のお付き合いなんてお客さまもちらほらと・・・
 これは凄い事だと思います。 お付き合いの始まった頃にお子さんが生まれていたとすれば、ぼちぼち成人式って事ですからね~
 そのような恵まれたお客さまとのお付き合いをさせていただいているので、プッツリと音信不通となったお客さまのことがとあるきっかけで気になったりします。
 でも、そこでこちらから連絡をしてしまうと、こちらには全く他意は無いとしてもお客さまからしてみれば営業と捉えられてしまいかねませんのでRUMBLEの方針として一切こちらからの連絡はしないように心がけているんです。
 車両を手放して降りてしまった方、新しい主治医を見つけて他店さまとお付き合いをしている方、諸事情あって数年間まったく乗っていないという方・・などなどいろんな理由があるのだとは思いますが、私の性格なのか、「何か気を悪くさせちゃったかな?ミスしたかな?」など、どうもネガティブな方向へあれこれ考えてしまう事が多いです。

 先日突然一本の電話があって「バイクを引き取りに来て欲しい」という電話でした。

奥さまはスポーツスターで旦那様はSHOVELに乗られていて、RUMBLEで整備させていただいていたんですが、最後に診たのは何年前かはっきりしないくらい月日が経っていましたが、丸々八年ほど全く乗っていなくて、やっと生活が落ち着いたので車検+あれこれの依頼でまずは奥さまの車両からって事で取りに行って来ました。
 ウソくさいし、テレくさいのでお客さまの前ではあまり悟られないようにしていますが、本当に嬉しいんですよ、こういった展開はね。
 キャリパーも喰いついていたり、八年放置のCVキャブとの格闘などを考えると喜んでばかりはいられないのですが、とても嬉しい出来事だったので書かずにいられなくてですね・・・
 この年末、「マジかよ・・」な出来事もありましたが、それをチャラにしてくれるようなありがたい事も多く、まだまだ前向きに作業に打ち込めそうです。

12/14/2018

たのしかったです

 昨夜は忘年会でした。 いつもは温泉一泊でってのが毎年のお決まりだったんですが今年は「とりじん」さんでささやかに。
 温泉一泊は新年会のお楽しみって事にして忘年会は控えめにしたおかげで今日は朝からちゃんと作業できてます!!
 ん~~でも顔がパンパンでお恥ずかしいありさまで情けないです・・

年末はいただき物が多くて恐縮しっぱなしです。
 コタツのお供💗 みかんどっさりいただいてしまいました。  ありがとうございます。





  48ELさん引き続き。
 フロントもブレーキ分解・チェック。 ライニングは張り替えに出して残ったパーツは洗浄します。
 
  リヤも使えるパーツは洗浄します。
 アクスルスリーブが不適合な物がついてました。
  左が正しいスリーブです。
  アンカースタット部が楕円ではなく、大穴が開けられてしまっています。 この穴は再生修理ですね。
  本来ギザギザになっている特殊なロックプレートを使わなければならないのですが、これも不適合のワッシャーがついてました。

  ブレーキカムが付く部分も修理されて付け直したように見えますが、これがなんとグリスニップルの付く穴がありません・・・
 リヤはかなり良くないですね。
  ブレーキの状態を報告したところ「心配だからハブも見といてね」となったのでスターハブを分解・洗浄。
  あんまり問題点ばかり書いていると落ち込んでしまいそうですので、写真無しでFRとも完了です。
  洗浄したFドラムを進めていきます。
ブレーキカム部がガタガタだったのでボーリングしてブッシュが入れられるように追加工。

 引き続きこの車両を進めます~~

12/12/2018

めかどら

 デュオグライドのリヤへ採用されたスターハブへ組み合わせられる油圧のドラムブレーキ以前の機械式ドラムは「メカドラ」と言われています。 このブレーキに関して先日の個体が良い例だったので少し書きます(今日は写真無しです)
 これがTEDDなどのリプロの新品(と思われる)に国内で張り替えたライニングの個体を分解して内部を確認すると先日のようなバームクーヘンとかレコード盤のような事態になってしまっている事が少なくないように思います。 この感じによく似た案件としてベルトドライブ車両のクラッチシェルと一番奥のクラッチ板とのあのガジガジ感と酷似しているように思います。 純正のクラッチシェルではまずあのような事態にはなりませんし、同じく純正のドラムシェルでもそうはなりません。
 ここで考えてみると国内で張り替えてもらったライニングと前述で問題の発生したクラッチ版の材質が似ているような気がします。 あのブルーグレーというか漫画の長嶋茂雄さんの口の周りのようなあの色の材料・・・ガウ攻撃空母って言った方がピンと来ますか?来ないすね・・
 あくまでも私の個人的な感想ですが、昔の社外品で組まれている個体ではあのような症状を見たことがありません。 ですので何の裏付けもないのですが、今回はパウコのドラムを手配して、見るからにアスベストてんこ盛りのあのケバケバなアメリカで手配したブレーキシューを組み合わせてみようと思っています。
 ドラムシェルはTEDDの製品と比較してかなり高価ですし、シューキットも国内でライニング張り替えするよりも高価となるため、お客さまへの負担が増えてしまうのが心苦しいのですが、分解するたびにグサグサになっていて、しょっちゅうドラムシェル交換したり、ライニング張り替えしている事を考えればスグに元は取り返せると思います。
 マフラーもオイルタンクも明らかにリーマンショック以降目に見えて品質の落ちたパウコではありますが、問題ありとはっきりしているTEDDよりは良いのではという希望的観測もありつつ・・・
 私が乗っていたスタージスはラインキャストへドラムブレーキを装着したいという事で加工前提だったため、リプロ(CCI)のドラムシェルに国内貼り替えライニングのマッチングでしたが数万キロ走行してラニングがペラッペラになるまで使えましたし、そのライニングを再度張り替えて現在も問題なく装着していますので、やはりドラムシェルの材質とのマッチングに問題があるような気がします(あくまで推測です)
 これは必ず結果を報告しますね。
 

12/11/2018

ごしんぱいなく

 つい最近RUMBLEへ来てくださったお客さまは「あれ?ガラガラじゃん大丈夫?」と感じたかもしれません。 作業場内の車両を減らそうと頑張っていたもので。
 その甲斐あって本当に作業場がスカスカになって私も少し不安だったのですが、一瞬でもう車両でパンパンです。 ありがたいです、ありがたいんですよ、そりゃね。 ありがたいのですが、いつになったら落ち着くのやら・・・・

  現状を把握しておきたいので先日分解した46Eのパーツをひたすら洗浄洗浄・・・
  すっかり寒くなって鼻水ボタボタさせながらどうにかクラッチハブまわりの切り離しに成功いたしました。

  先日もすんごいの頂いてしまい、昨日はごっつい干物を頂いて、夜はまたまた焼酎を頂いてしまって作業のペースが落ちないか心配で仕方ないです・・・

 みなさまありがとうございます。



  マッハでやらないと殺されそうなのでウインカー交換+あれこれのSHOVELさんを。
  ウインカー交換なんてちゃちゃっと・・という感じの作業ですが、まあまあの騒ぎです。
  折れてしまっていたストラッツも補強を入れて修理しておきました。
  このシッシバーの修正に難儀しましたが、無事に完了です。
 取り付けてみればさすが純正ウインカーです。 違和感なくカワユスです。
  鳴きが気になると言われていたブレーキを分解・洗浄して対策しておきました。
 あとは言われていたフロント周りも確認したいので少し多めのテストラン後にお渡しできます。
  車検+少々で入庫の48ELさん。
  前回、ちょっとした作業で初めてお預かりした時に「気になります」と指摘しておいたブレーキまわりの修理をリクエストされました。
 これでブレーキレバーを握っていない状態。
  リヤも同様、ここまで引っ張らないといけないようだと、フリーの状態でブレーキカムがだいぶ開いている事になるので非常に危険です。
 大概ライニングの貼り換えで対応となるのでまずは分解です。
  ごわっっ!? ライニングの厚さとか以前にえらい事になってます・・

  ライニングは張り替えにて対応するとしてもドラムシェルは交換するほかありません。 過去にドラム研磨されている痕跡もありますね・・ナゼにこんな事になってしまうんでしょうか??
恐る恐るフロントも分解して内部確認しましたが、フロントはリヤのようなショッキング映像ではありませんでした。 しかしライニングはそれなりに厚みがあるのにあすこまで引っ張らないとドラムシェルと当たらないというのが引っ掛かりますね・・・ これからチェックしていきます。

12/09/2018

きょうしゅくです

 今日は宣伝ぽくてもうしわけ💗
 でもおもくそ宣伝す。


  業者さまからのPANのヘッドを納品できたので言っていたとうり今日はペットコックさんを。
 これはお客さまに言われて手配した新品パーツですが、これが10000えんもするのにガソリンざざ漏れで使い物になりま千円・・・
  ほらね、このありさまデス・・・
 製品の役割がガソリンコックということで、ガソリンをシャットアウトしてくれないとイケマセン!! でもこのとうり泡がプクプクと・・・
 これはさすがにお客さまへ納品できるレベルにありませんし、ここからガソリンが漏れてしまっていては、バイクが全焼という最悪の事態に・・という事はだれの目にも明らかですよね? これを製品として販売し続けているTEDDにも腹が立ちますが、それはいったんさておき、ここから先はバイク屋さんの仕事ととらえてRUMBLEでは追加工して納品するようにしています。

  作業の内容はなんてことない物なのですが、燃料系統へ使われるVITONのOリングを流用してこのペットコックへ使えるように追加工することで信頼性を確保しつつ、以後のランニングコストも数百円で済むように一応考えて行っているんですよ。
 もちろん最後に思い切りエア圧を掛けてチェックします。
レフトサイドも。
 このコックは作業完了していますので、いつ来ていただいても交換できますよ。
 ガソリン漏れでお困りの方はいつでもご相談ください。

12/07/2018

とほほ・・・

 ここ何週も土曜日も作業場へ来ていたので明日は本当に久しぶりのお休みなんです。
 さぁ~~て何して遊ぼうか!!今夜帰ったら長男くんと作戦会議と思ったのですが、気付けばもう12月なんですね・・・
 12月に入ったら休みの日は毎週大掃除しますと昨年末に奥さんと約束したらしく、明日は大掃除に決定です。
 せっかくの土曜日だってのにサエないすね~~


  PANヘッド、完了へ向けて大詰めの作業です。
 これも前作業者さんはジンガイさんと判明しているので遠慮なく書けますが、パンカバースクリュー部全てリコイルされいるのですが、あまりにも残念な状態です・・・
  一個目でミスった時点で他は改善されるように思うんですが、ほぼ全てダメダメという残念な状況・・
 当然抜き替えて改善しておきます。
  セット長計測・セット圧合わせ・ステムシール。
 ロッカーホルダー部にドゥエルピンが無いのでこれをセットして、スタットもセット。
 
無事に作業完了で先ほど発送いたしました。

12/06/2018

しゃだん

 昨夜は原宿へ行く用事があって21時前に作業場を閉めて行っていたんですが、気付いたら帰宅はすっかり真夜中で・・
 お酒も飲んでいないのにいつの間にか話題は世相というジジイっぷりで現在思い返して少々ヘコんでおります。
 でもね、ここ数年の私の老け込み度合いといい勝負で日本の終わってる感の急加速ぶりもヒドイものがあると思うってのは私の独りよがりなんでしょうか???
 けっこう危機的状況だと思ううんですが・・・とりあえず当面の打開策としてYahooニュースをクリックして見ないのはもちろん、その先のコメント欄に至っては絶対に見ないようにしようと思います。  そもそもテレビも見ないので完全情報シャットアウトで世の中から置いて行かれる事になりそうですが、まぁどうせど~~でもいい情報しか流れていませんし、別にいいすかね・・

  作業の方は業者さまからのPANヘッド続きです。
 バルブガイドを入れ替えるのでバルブガイドのポート側へせり出している部分をキレイにするためにサンドブラストです。 
  ガイドを抜いたヘッド側の穴が例によって荒れ荒れなので四ヵ所真円修正します。
  バルブガイド製作
 ヘッドへ圧入・内径仕上げ。
  オリジナルのままのカッパーシートリングだったため、突き出し値計測するまでもなく新たにシートリング製作・圧入・カット。
  バルブ摺合せで当たり確認・ガイド内径クロスハッチ仕上げ。
  ヘッド面研磨まで行って昨日は原宿へ行ってくだまいて来ました・・・
 本日続きをやっております。
あ、そうそう、ペットコックが入荷しています。 PANのヘッドが完了したらこのコックへVITONシールが装着できるように追加工の作業へ入りますのでもう少しお待ちくださいね。

12/05/2018

どろんこ

 昨日今日と強風&異常な暖かさで春のような陽気で12月としては不気味なお天気でしたがそんな中、昨日は埼玉でダートラのイベントがあったようで、寂しい事にイベント当日の昨日知りました。 事前に知っていたとしても行かないだろうとは思いますが寂しいすよね・・ 聞いた時点で楽しそうだな~とテンション上がって事前に知ってたら参加したかったなぁ・・と思いましたからね。
 さらにそれを聞いたのはこれからそのイベントへ行こうかというHOT-RODのために日本へ来ていたガイジンさんで、その人が知っているのに初めて聞いたおもっくそ関東在住の自分に何とも言えない情けなさを感じた次第です・・・
 前にも書きましたが来年はスタッフをなんとか雇って少し外へ出ていきたいなぁ・・と思っています。



  さてさて46Eもそこそこ分解し終わり、オーナさまも遠いところ来店してくださって打ち合わせまでできたので急ぎで着手しなければならない業者さまからのPANヘッドの作業を。
 なかなか怪しいセットアップなので洗浄後、チェックチェック。
 パンカバーフェルトを貼りつけて、ロッカーまわりを。

  四ヵ所すべてリプロのロッカーです。 本来であれば純正ロッカーへ換装していただきたいトコロですが、そうも言っていられませんのでこのロッカーへ追加工していきます。
  四ヵ所全てホルダー面研磨して内径ボーリングでロッカーシャフトとのクリアランスを整えます。
 INロッカーホルダーへオイラー加工を施して完了です。
  真新しく見えるこのパーツも穴が塞がってしまっていて不良品なのでこれも交換します。
 性格悪くてスミマセン・・・
長さのバラバラなバルブスプリング。
 テンションチェックするも、当然テンションもバラバラなので新品へ交換しました。
 これでバルブガイドやシートリングが終わればスグに組み立てられるようになったのでこれからそれらの作業へ突入します!!!

12/04/2018

やくそくどうり

 12月に入ったら着手しますとお約束していた46E
 2018年はナゼか46年式を触る機会が多かった年でしたが最後の締めも46年式で、さらにテンションのあがるすばらしい車両です♪

  まずは完全に分解して現状把握・必要なパーツの手配・オーナーさまと最終の打ち合わせなどのOH作業前の準備を年内に完了させることが目標です。
  前作業者さんは100%ガイジンなので気兼ねなく書けますが、どこもかしこも強烈なトルクで締めすぎなので分解も一苦労・・・こんなにラスペネ使うのは初めてかも?と思うくらいです。
  まずはここまで。
 車体各部に積もりに積もった汚れからすると違和感を感じるほどエンジン内部は綺麗です。
  まずは良い知らせ♪
 スリーブの入れられていないオリジナルELシリンダーに010オーバーのピストンでした。
  ここへ来てハブナットが何をどうやってもビクともしません。 ここまでのは経験した記憶がないです・・・
  サービスマニュアルでしか見たことのない状態でミッションひとまず降ろしました。
 よく見たらハブまわりが溶接されてしまってます!! これはシャフトをカットするしかなさそうですね・・・
  前作業者さんが残念なだけで車両は予想どうり素晴らしいですよ。  ミッションのマウント関係も全てオリジナルのボルト・ナットでしたし、幅広のスプリングワッシャーまで残っていました。
  やはりエンジンはロワーエンドまで開けてからそれほど年数経過していないような感じ。
  しかし車体に積もった塵は何十年物か???といった感じ。

  さて降ろしたロワーエンドを洗浄してから分解していきます。
 これも前回の46ELと同様、状態の良さアピールしたくなるくらい素晴らしいです。
 鋳肌もしっかりしていますし、EXパイプとの干渉によるケースへのダメージもありません。 各面のエッジもくっきりとしていて非常に良い状態。 エンジン各部マイナススクリューもドライバーを当てた痕跡がほとんどなく、数回程度しか分解されていないエンジンなのだろうと推測できます。

  ここもナットが溶接されてしまっていて残念でなりません。  ここまでやるってことは前作業者さんは何かが緩んで大怪我した経験があるのか??と思ってしまいます。
  よ~く洗浄して目を凝らしてクラックチェック→もちろん問題なし♪ レース部のカタカタチェックもレフト・ライトとも問題なし💗
 やはり、ものは本当に良い個体です。
  シリンダーベーススタットを抜いて。
  ドゥエル・スタットなども全て抜きます。
  この年式の物だとボコボコになってしまっている物も少なくないクランクですが、まるで新品みたいです。
  ですが、やっぱりここも強烈なトルクで締められているうえにロックタイトの赤がベットリで・・・
 ピンのテーパー部にも塗られているのでは??という嫌な予感も的中です。
あまり使う機会の無い特工を使ってようやく外せました・・・
 オーナーさま、いつ来ていただいても大丈夫ですよ。