嬉しすぎです! 今まで何をしても一向に良くならなかったラジオの入りが格段に良くなりました。 オープン当初から悩みの種だったので非常に嬉しいんです。
全く聞かないエフヨコなどはギンギンに入っていたのですが一番聴きたかったインターFMなんて以前はダイヤル合わせても音信不通の無音状態だったのが、多少ノイジーですが聴けるようになったので格段の進歩です。
これで週末夕方以降のボサノバ地獄から開放されそうと朝からボリューム上げぎみで・・と行きたいのですが、今日は朝から工場のすぐ近くで「竹炭祭」なる地元のお祭りで太鼓の音や民謡(生歌)が大ボリュームで夢のコラボ状態です。 おまけにお祭りに来た人たちがひやかしでひっきりなしにお店に来るはでトホホです。
さりげな~く無視して気を取り直し、作業スタートします。
WLエンジン、全てのピストンリング、全周にわたってしっかりチェックしていきます。
続いてリングギャップ、全てのリングをチェックして必要であれば調整してあげましょう。
終わったらリングの面取りです。
初期馴染み+初期のエンジンオイルがメタッリクになってしまうのを軽減できると考えて行っています。
続いてピストン各部入念にチェックしていきます。 オイル溝やスカート部のバリなど見逃さないように・・・
上記作業が終わったらピストントップ追加工して終了です。
サイドバルブは、その燃焼室の構造上、圧縮比が稼げない事が最大の難点と言われており、ピストントップを研磨するとゆうことはさらに圧縮を下げてしまう事に繋がるのですが、そう教科書のように事がはこばないトコロが内燃機関の奥が深いトコロですね。 と、私は勝手に思っています。
お次はバルブトレインに入っていきます。
シート部研磨して突き出し合わせしていきます。
OHVと異なり、バルブ同士・ピストンとバルブの接触やロッカーアームなどのファクターが無いサイドバルブでは突き出し値過多による悪い事は少ないのですが、理想のスプリング圧だったり、バルブクローズ時にタペットと接触してしまったり、シート面にバルブがもぐり過ぎてしまったりと、やはり良い事がないので許容値内におさまるように・・・
以上が終わったらバルブの擦り合わせをして、いつもの徹底洗浄+人肌以上に温めて→→が済んだらセット長計測していきます。
写真撮影の都合上、へんな手つきでゴメンナサイ。
リプロのバルブだとここのコッター溝部が若干太い物があってこのようにスプリングリテーナーが座らない事があるので、大変ですが必ず問題解決してから組み付けましょう、重要ですよ。
セット長測定が終わったらスプリング長測定してテンションチェックしていきます。
クローズ時、オープン時のテンションを4箇所きちんと合わせていきます。
そろそろシリンダーが載るのでガックリと大きなダメージを受ける前にバルブカバーがすんなり入るかここで確認しておきます。
組み付け時に気が付いて無理やりグイグイはいけません。
しっかりと段取りしておいてバルブトレイン組み付けします。
バルブカバー内のシールリングにはタップリとシリコングリース塗布しておくと後でうなされずに済みます。
いよいよシリンダー組み付けです・・の前にブレーキクリーナーなどタップリ含ませたウエスでよ~くゴシゴシ・・
汚れがつかなくなるまでしつこく拭いた後、ウエスのホコリをエアブローして薄~く潤滑油を塗布しておきます。
ピストンピンクリップ、付属のサークリップタイプは使用せずに脱落対策としてこのタイプを使用します。
シリンダー内壁に塗布した潤滑油を組み付け時にトップリングが掻き上げてしまうのでピストンにも薄~く潤滑油を塗布しておきます。
めでたく完了~ ですが、この後増し締め数回した後1晩寝かして明日朝に最終増し締めしてからタペット調整して依頼主様へ発送します。 なんとか今週中に終わって一安心。
先日のSHOVELの3箇所と比べて、タペット調整の邪魔をする縮むガスケットが1箇所しかないですがその1箇所が結構縮むのと、弱いトルクしか掛けられないのでやはり寝かします。
今日もたくさん来てくれた皆様、完全無視状態で申し訳ありませんでした・・・どうしてもこのエンジンを集中して組みたかったので。
今日はさらにオッサン頑張ってスプリンガー修正やらいろいろ作業していたらこんな時間です。 スタッフKくんに「顔、青いっすよ」 と言われて若干のビビリが走ったのでそろそろ終わりにします。
こんなに頑張っているのにどうしてお金が無いのでしょう??? お金以外は満たされているのでよしとしますか・・ お疲れ様でした。
4/18/2010
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