ここが出来上がりを左右すると言ってしまえるくらい重要な洗浄をしっかりと。
昨日納品してもらったS&S純正のマスターリビルドキットを使います。
昔売られていた台湾MADEのは使っちゃダメです。
もともとブッシュの入らないスロットルシャフト穴へダメージを与えてしまうと取り返しがつかない事になってしまうので、NEWシャフトへ交換する際はスルスルくんになるようにNEWシャフトのバリを取ります。
ディスクも同じく、シャフトのスリット内で自由に動くようになるまでスリット内のバリを取ります。
NEWディスクがボディーにスルッと入るか確認して、必要であれば修正しておきます。
すんなり入らない場合はいきなりディスクを疑わず、キャブレター側の真円も確認しておきます。
横は入らないけど、縦なら入るのであれば問題はディスクには無いという事も考えられるので。
色んなトコロに空いている意味の無さそうな穴ですが、みんな大事な役割があるので、全て貫通しているか、役割を考えながらチェックしておきます。
役割を考えながら色んなキャブレターを見ていくと、こういう性格にしたいから、穴のサイズを変えてみたりなどの的外れでないモディファイのアイデアも出てきたりするのでキャブいじりはやめられなかったりします・・
こうなって・・
こうなって・・
ここはたま~~に塞がっている事があります。
パイロットジェットが入るこの穴に繋がって・・・
上にあがって斜めになって~~
ここへ行きます。
この3個の小っちゃい穴が塞がっていたら・・
ガッカリしながらこの目くらを取ってお掃除です。
全開合わせをして固定したスロットルレバーがディスク全閉になる前にこんな感じでストッパーへ当たってしまっているとアイドルアジャストスクリューをいくら緩めてもアイドリングが下がらなくなってしまうので修正しておきます。
実油面+オーバーフロー+流れたガソリンの量をチェックして。
組み付けたらしつこくもう一度ガソリンを流してチェック。
なんかたくさんガソリンが入りそうなんですが、フロートチャンバーに溜められるガソリンの量はリンカートと大差なかったりします。
メデタク完了で車体へ組み付けておきます。
参考までにジェットですが、295・72にしてありますが、OHしたての元気の良い80CUなので285になる可能性大ではあります。
Bキャブはオシマイです。
たくさん走るWGさんの作業です。
ひととうり点検・整備していたら、いくつか問題があったのでお電話したんですが・・そうでした、今日はイブなんですね、忘れてました、明日またご連絡いたします~~
これまた外注さんが頑張って年内納品してくれたヘリングスのレプリカハンドルバーが届きました、ありがとうございます。
RUMBLEのお客さまに使う分なので、販売はしていません、念のため。
本日の作業はこの辺で。
お疲れさまでした。