8/31/2012

明日はノース!!

 明日はいよいよノースランドでのお楽しみ。  どうせ撮らないんでしょうが一応カメラも用意したのでブログで書ければと思っていますがどうなる事やら・・・


 今日は朝から明日の用意!!と行きたいのですがそんなに甘い訳もなく・・・

  まずは岸さんSHOVEL、先週3000kmもこの暑さの中走って来たので各部整備します。  ナゼなら岸さんもこれに乗って明日はノースランドへ行くからです。

 バッチリ完了したのでHIDEくんに渋谷のスタジオまで納車へ行ってもらいます。


  お次は私のスタージスを・・とは行かず、本日夜納車になった初めて作業させていただくSHOVELを。
 車検は終わったのでFブレーキのオーバーホールをしていきます。
  当店では見慣れない、というより初めての組み合わせ。 74スプリンガー+PMブレーキなんですが、なかなか危険なコンディション!! この組み合わせの方は2年に1度くらいは点検すると安心だと思います。

 作業終了して無事お渡し出来ました。
  やっとこさ自分のバイクをさわれます。
 朝岸さんのにも入れたRUMBLE新兵器のスペシャルエンジンオイルに交換です。  このエンジンオイル、本当に凄いので近いうちに紹介します。
ブログを見た方のご好意で譲って頂いた新古タイヤに履き替えて各部整備してたらこんな時間に・・・  あれこれ買い出ししなきゃだったのですが無理でした。

 まあ何とかなるでしょ?って事にしておきます。
 HIDEくんも一緒に行くので明日はお休みさせて頂きますが、日曜午後からはお店は開けます(二日酔いっぽいですが)


                           お疲れ様でした。

8/28/2012

リンカートフロート

 以前から何度か言っていましたRUMBLEオリジナルのリンカート用フロートが出来上がって来ました。

  耐溶剤性に優れたいわゆる新素材と言われている材質で出来ているので樹脂系の難点である膨張はありません。

 正確な油面管理がし易いよう、マシニング仕上げしてあります。

 フロートレバー取り付け部の割れ対策もしてあります。


数に限りがあるのでお早めにお願いします。

 価格は¥5000+TAXで、5個以上から業販致します。 掛率につきましてはお問い合わせ下さい。

8/26/2012

ブリーザーバルブ

 S&Sに代表されるこのタイプのブリーザーバルブ。

近年、RUMBLEへオーバーホール依頼で入ってくるエンジンに取り付けられている事も多いです。

 この製品は全く悪くなく、むしろ良く出来ていますが問題は何も考えずにそのまま組んでしまう組み手にあります。

 タペットガイド周辺や、プッシュロッドカバーからのオイル漏れが止まらない車両には大概これが無加工で組まれています。

 リリースしている会社のネームバリューやネット・雑誌での評判に振り回されるのはユーザーさん止まりのはずであって、お金をもらってエンジン内部に手を出すプロである以上、この穴がこうなるとどうなるのか?本当に今組もうとしているエンジンに必要なモディファイなのか?ノーマルとは異なる形のそのパーツの詳細を把握しているのか?

  偉そうにここへ書いている以上、もちろん自分へも言い聞かせていますが、一番被害を受けるのは信頼してくれているお客さまと、その車両です。

 ブリーザーバルブだけに限らず、カムやオイルポンプetc・・・古い車両をしっかり直したいと思うならにらめっこするのはパソコンじゃないですね。

8/25/2012

M4A1

 暦どうりのお盆休みの方も、ずらしてお休みの方も来週くらいから通常の生活に戻るのでしょうか?

 そんな理由からなのかここ数週間、RUMBLEにはたくさんお客さまが遊びに来てくれました。 皆さん実家へ帰っていたり、遠くへ遊びに行ったりされたようで、お土産もたくさん頂きました。 ありがとうございます。

何やらダムと関係がありそうな焼酎だったり(お酒は遠慮なく頂戴しましたがうんちくはお断りしておきました)

 中にはお子さまたちにどうぞ。 なんてお気遣い下さる方もいらしたりでありがたいかぎりです。




  おもちゃドッサリだったり。
M4のオモチャ(手前)まで。 私のM4A1と偶然同じで嬉しいやらビックリするやらで・・  幸い球は出ませんが、私のよりもハデな音と電飾でエラく気に入って一晩で電池使い果たしてました。

 皆さまありがとうございます。 お礼といえば作業を頑張るくらいしか出来ませんので今日も気合いで行きます。



昨日の続き80FXB、ミッション朝一で組み上げてここまで来ました。
ロータリートップも組み立てたらシフターフォークも組み立ててスラスト調整しておきます。
  無事に終了したら組み立てて、キックカバーも組み立ててあとは車体へ載せるだけ。
  車体へ載せて一休み。
  ここで業者さまご依頼のボーリングが終わったので大急ぎでリングギャップ・面取りなど終わらせて納品しておきます。
80FXB、セルモーターなどなど組み付けてライトサイドは終了です。
レフトサイドはここまで。

 明日クラッチなど組み付けてテストランへ行けそうです。


 LONG部長が油を売りに来なければ終わったのに~~~ま、仕方ないっす。 気にせずまた来てください。


                             お疲れ様でした。

8/24/2012

フル回転!!

 毎年恒例、夏の終わりに待っている「ノースランド」・「Jet-Run」と続く2大イベント!!

 ・・・のためにも、この時期は頑張らねば!!って事で今日もどんどんいきます。

  業者さまからミッションオーバーホールご依頼の80FXB、昨日車体からミッションを降ろしておいたので早速オーバーホールしていきます。
  この状態にしておいたので一気に分解です。(もちろん各部チェックしながらです)
  毎度おなじみ、これでもかってくらいバラバラです~~
 写真ではピカピカですが、オイルやらべっとりなのでHIDEくんに洗浄を頼みます。
  その間に私は48FLエンジンを分解していきます。
 フレームボッキリ・・で入庫した車両なのですが、タペットガイド周辺からのオイル漏れも、ついでになおして欲しいとリクエストされていたのでカムカバーを開けたらクランクケースにクラック発見でフルオーバーホールとなった訳です・・・
こちらもバラバラです。 ロッカー・バルブトレインも分解したらあまりの暑さで吐きそうなので、現在馴らし中の72SVでひとっ走り。

 こんな炎天下でも作業場よりははるかに涼しいので40kmほど走り込んで来ました。 そろそろ200kmといったところです。
  戻って来たら洗浄が終わっていたので作業していきましょう。

 HIDEくん、ナイスです!!
  メインシャフトの曲がりが大きいので交換します。 それに合わせてメインドライブギヤブッシュを打ち替えてリーマー合わせをしていきます。  ルーズローラーモデルよりも若干クリアランスを小さめに仕上げます。
  スターターギヤブッシングも入れ替え・仕上げしておきます。
  メインベアリングを痛めないように注意してロックタブを起こして組み上げたら3rdギヤのサイドスラスト合わせをしてメインシャフトグループは終了です。
  カウンターシャフトグループに移ります。
ミッションケースのブッシングやベアリングも入れ替えたところで本日の作業はおしまいです~~

 もう一息行きたかったんですが仕方ないですね。





                            お疲れ様でした。

8/21/2012

ビックリ!!

 先週の事なのですが、作業中ふとスタッフHIDEくんの気配がしない事に気付いたのですが、トイレでも行ってるのかな・・・なんて特に気にも留めてなかったんです。  ちょっとパーツを取りに倉庫へ行ったらビックリ! なんとHIDEくんぶっ倒れてました。

 原因は熱中症だったんですが、それも仕方ないです。 エアコンをつけていないので日中の作業場内はものすごい事になっていますから・・・ それにしても意識のない人間って本当に重たいですね。 みなさまもお気を付け下さい。

  本日の作業です。

  昨日組んだ53FL、パンカバースクリューの増し締めをしたら積み込む準備をしていきます。
  各部ガスケット、ボルトなどなど全て用意しておきます。
 ヘッド・ベース・パンカバーなどのガスケットはCOMETICを使います。 インテークシールはPEEK材の物を使います。

 
  しっかり規定トルクで組んで一休み。

 
  10時間程有圧扇にて初期馴らしの終わった72SV、いよいよ緊張の初走行です。 この暑さにも関わらず問題なく良い感じなのでこれに乗ってグリグリへ。 その帰りに40km程走行してきました。
 組んで一発目の走行(この暑さ)ですが、全く問題なしなので今夜から通勤に使って1000km目標で馴らしをしていきます。
53FLのM74-Bをオーバーホールしていきます。
ガタガタなのでスロットルシャフトのブッシングを打ち替えて仕上げていきます。
  いつもの油面調整も忘れずに。
 もちろん実油面も。
  スロットルディスクの全開位置合わせもしっかりと。
  全ての作業が終わったらもう一度ガソリンを流してオーバーフローやボウルナットなどからの漏れをチェックしておきます。
  キャブレターを車体へ組み付けて、増し締め後、リクエストされていたスーペリアのサイドバイサイドEXを疑いつつ仮組み。
 まんまと合わず・・・
 かなり加工が必要なので後回し。
デスビーも分解OHして組み付けて、×だったプッシュロッドも交換して組み付けて本日の作業はオシマイです~~







                            お疲れ様でした。

8/20/2012

PANロッカーアーム

 なかなかやっかいなパンヘッドのロッカーアーム。

当店では出来る限り、リプロ品は使用せずに純正をリビルドして使うようにしています。

 SHOVEL以降になると耐久性も上がり、一度リビルドすれば当分心配ありませんが、構造的弱点もあり、信頼できるNEWパーツが手に入らないPANのロッカーはエンジンOH時にはしっかり直しておく必要があります。


お互いを真円どうしにして、すべての面で油膜を介して保持できるように、現実はそうは行きませんが、あくまでもその理想に少しでも近づけるよう、面研後にボーリングしていきます。

 バリがあったり、段減りした状態では、その凸部へ摩擦の負荷が集中して、その部分のみが油膜切れを起こしてケロイド状になってしまい、ガタが大きいとそこかから油圧が逃げて、他のロッカーへ油圧が掛からなくなったり、エンジンの他の部位への油圧が下がってしまったり、パンカバーからのオイルリーク増大などなど悪い事だらけなのでしっかり直しましょう。

8/19/2012

ありがとう~

 8月は私の誕生月!
 ということで昨夜はいつもの仲間が企画してくれた宴で大はしゃぎしてきました。

  こんな凄いプレゼントも頂いちゃいました。
コーヒーメーカーもヘルメットも買い換えようと思っていたのでホントにうれしっす!!   プレゼントだけではなく、昨夜はここ数年でも記憶にないくらいの良い宴でした。 おかげで朝方まで飲んでたにもかかわらず、二日酔いもなく、気持ち良く仕事ができました。

 照れくさいので直接言うのは・・・って事でこの場でお礼を。皆さま、あざっす!!!

8/17/2012

不思議な魅力

 しばらく続いた74XLでの快適な通勤ライフ。  前後サス付き+馴らし中とはいえ元気なアイアンスポーツのエンジンですっかり体が甘えていたところでgalciaさんのPANチョッパー。

 これも非常に快適でした(私のスタージスくんに比べれば・・)

連続のテストラン車両たちも一息ついてここ数日、しばらくぶりの愛車での通勤。  ひと月以上ぶりにも関わらず、相変わらずキック一発で目覚めたものの、「こんなに乗りにくかったっけ???」でしたが、その違和感も10分足らずで消え去り、いつもの全開モードでやっぱりウチのぼくちゃんはカワイイな~~状態です。

 むずかしい問題で、きっと一生答えは出ないんでしょうが、お客さまの車両だとこの味付けができないのです。 例えばハンドシフトや手動進角など、走りながらイジクるオモチャがたくさんあると乗っていて楽しいですよね? ある意味ではそれもオートバイを乗りにくくしているのですが、もうひと越え、自分以外は乗れないみたいな乗りにくさというかカワイイところというか・・・やっぱりムズカシイ・・・

 言いようによっては「いいかげんなバイク屋」となってしまうのでしょうが、私はこの感覚を大事にしたいのです。 私がカッコイイと思うバイク屋さんたちが自分の足として乗っているバイクはみな共通したこの感覚が宿っているんです。 そんな中でもお客さまに作るバイクにも、この感覚が宿るバイクを作れる私の尊敬する方が数名おられます。 この先は毒を吐いてしまいそうなのでこの辺で締めます。

 凄いレアなビンテージパーツで固めていても、美しく作り込まれたカスタムバイクでも、この感覚が感じられないと「粋」でなく、あまり魅力を感じないのです。

 乗ってこそ楽しいバイク、オーナーさんだけはずう~~っと飽きないで可愛がってくれるバイク・・・むずかしい。

8/14/2012

あと一息

 今日はいよいよ大詰めとなってきた72SVを進めていました。

  載せたエンジンにEXなど組み付けてエンジン始動に備えているのですが車体各部どこも状態が悪く、なかなか前に進めません。
  ここも酷かったロッカークラッチブッシング+スタット打ち替えて仕上げておきます。
  どうにかこうにかここまで来ました。  配線制作・引き直ししていきます。
 オリジナルの車両や、自分で制作したカスタム車両なら良いのですが、知らない人の作ったカスタム車両は配線引き直しが少しやっかいだったりします。
何とか終了後、作動テスト→一発合格。
 明日最終チェック後オイルなど入れてエンジン始動です。

 何事もありませんように・・・・・・





                            お疲れ様でした。

8/13/2012

リヤメカニカルドラム

 今日の作業ではありませんが、当店で作業頻度の高いリヤメカドラムオーバーホールのお話。

74フロントドラムのようにフリーにする必要が無く、ガッチリ固定できるので修理個所は少ないのですが、ブレーキカム部などは大概修理するハメとなります。

 そのあたりは改めて説明する必要もないと思うので稀なケースを一つ。

 ブレーキをかけると「ブオ~~ン」とブブゼラのような物凄い音がする症例があります。  あまりの音量で歩行者が志村けんばりの驚き方をするので恥ずかしいのはもちろんですが何より危険なので修理が必要です。

 掛け方や乗り方に原因はありません。 特に部品交換の必要も無く改善されます。

 お困りの方、ご相談ください。