3/15/2010

身の毛もよだつ怖い話

  あれは今から10年程前、夜中だとゆうのに残暑の厳しい9月のある夜の出来事です…

 当時RUMBLE-engineeringを立ち上げてまだ一年くらいだったでしょうか?  お店にレジらしき物がなく、 駄菓子屋状態で財布から釣り銭を渡したりしていたもので、 これはマズイとゆう事で金庫を買うことに決定、 ですが当時は休みも無く、 毎日20時間近く工場にこもりきりだったので仕事の帰りによれる嘘みたいな店、「ドンキー」 とやらに人生初めてにして最後の体験で行くことに 

 ご想像どうり、どこに何があるのやら完全迷子…ヴィトンのバッグが売っていたかと思えば、 いかがわしいカーテンの向こう側にセーラー服やら手錠など怪しい物が…なんだここは、 と金庫の事など忘れかけて店内を徘徊していると何だか視線が…振り返っても何も無し…どうしても視線を感じ、もう一度振り返ると若いカップルが、 その後もカップルの気配を感じつつ、 無事に金庫を見つけて手に取ろうとしたら棚の向こうからガッツリ視線が・・・「何だコイツら」と思いましたがさっさと会計を済ませて当時の愛車WLに金庫をくくりつけていると「すいませ~ん」と、さっきのカップルが・・・

 「あの~、バイブスに出てた人ですよね?」  「あ?はぁ・・」と、私。  照れくさい事もあり、サッサとその場から走り去ったのですが思えばその時VIBESに出てました。 ガリガリ君食べながら海を眺めて・・・ってゆう記事なのですが、

 もしもあの時、 いかがわしいカーテンの向こうに入っていたら・・魔がさしてあんな物を買っていたらと思うと・・あ~恐ろしい恐ろしい。  今でも使っているその小さい金庫を見るたび思い出して行動には注意しよう。 と自分に言い聞かせているのです。

 くだらない話は置いておいて 作業に入ります。

 ピストンピンブッシングの入れ替え+リーマー作業です。

 使う物はこんな感じです。 非常に大事な箇所ですので慎重に作業しましょう。


 終了しました。

 クリアランスは当然ですが、水平が出ている事も非常に重要になります。

 何度ボーリングしても白煙が止まらなかったり、 最悪の場合ピンクリップ脱落でEgおしまい。 なんて事にもつながりますからくれぐれも気を付けましょう。

 昨日のTRUETT&OSBORNフライホイールをバランス取りします。  良く出来ているのですが、私はあまりにも「トルクモンスター」すぎると判断して当店独自の公式に当てはめてバランス取りします。




 ピストンもこの様にセットにして計測後、F・R重量を合わせるのでこの後、組み立て時まで分からなくならないように・・・






 ちなみに、ピンクリップは写真のタイプを使用します。 他はダメとゆう事ではないのですが私はこれにしています。

 はめにくくて取りずらいとゆう事は外れにくいとゆう事でもありますから。

 前述のピンブッシュに問題があったら何を使おうが同じだとは思いますが・・・

 色々計測です。







 計測・計測・・・







 バランスウエイトが決まったら組み付けてバランス取りしていきます。

 L・R各一枚づつ、360°どの位置でもピタッと停止するようになったらOKです。




 終了したので、先日バックレ・・もとい、キャンセルした歯医者の代換日だったためしぶしぶ行ってきま~す。
 まさかその罰ではないのでしょうが、 不思議なぐらい甲高い声で「次回、親知らず抜きますから」との事。  聞いてないっす!? 憂鬱でしかたありません・・・

 TAKAさんSHOVELも忘れる訳にはいきませんので、PANのパーツを待っている間に効率良くすすめます。

 先日洗浄後、油切りしておいたパーツを脱脂しながら仕分けしていきます。



 ここでKENCHIさん登場です。

 地獄のギア本製作明けにもかかわらずありがとう。

 顔色の悪さはそのせいじゃあないよね? いつもだもんね・・ 顔色は悪いけどULHはいい音してました。

 いつもお世話になってます。

 ハイ、仕分けの女王ばりに綺麗に脱脂後、仕分けしたので順を追って計測・修理していきます。

 それにしても腰下は本当に良いコンディションです。 10年くらい前ならゴロゴロとありましたが、最近は少なくなってきましたからね・・  各部のカラースタンプも残っていてマッチしています。



 ピニオン・カムともに虫食い+磨耗が激しいので交換です。








 ですが、カム・ピニオンギヤ、カラーコードがマッチしているのでギヤのみ入れ替えて使います。







 ギヤのみ純正品に打ち換え完了です。

 やはりここも専用工具のお世話になります。






 ギヤカバー側のブッシングクリアランス良好です。

 確認後、この状態でスムースに回転する事を確認して・・

 バッチリOKです。  やっぱり距離走っていないんですね。(乗り方が上手だったのかも)

 シャフト・ローラー計測後、レースを計測してローラーサイズを決定します。







 少しだけレースに段が付いていたのでライトサイドケースレースのラッピングをします。

 まずはパイロット





 こちら側にもパイロット








 用意ができたらラッピング開始です。 グリグリ~








 こんなところで本日の作業は終了します。 これは早く終わりそうな予感です。 Egは良い知らせですがTAKAさん、あの件は災難でしたね。 僕も気をつけます。

 夕方、古い友人のRYUZIくんが来てくれました。  ありがとう。 短い時間でしたが思いは伝わりました。  いつか必ず一緒に走りましょう。

            お疲れ様でした。

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