今日は大親友であるWL乗りのMASASHI氏が中国へ長期出張から帰って来るめでたい日。
空港に迎えに行ってすかさず飲みに行きたいところですが家族を大事にしている彼の事ですからまずは家族とゆっくり骨休めして下さい。 お疲れちゃんでした、連絡待っとります。
同い年で15年以上の付き合いになる彼との思い出を書き出してしまうとたくさんありすぎて終わりそうにないので今日はやめておきますが、ペインターとしての腕もさることながらデザインセンスやライフスタイルでも共感できる事も多くて尊敬できる大事な仲間です。
こんなにかわいいピンストや
看板とか
鉄板に書いてるトコロもGoodです。
僕のスタージスやら、
色々お世話になってます。
昔の事を思い出してやる気が出てきて今日も気分良く作業開始です。
昨日の続き、ピストンリングの面取りしていきます。
初期のなじみや、初期のEgオイルのメタリック具合なんかが改善されると考えて行っています。
朝一の洗浄場はしんしんと冷え切っていて洗浄油もつ~めたいのでへこみぎみです。(やる気がでたとか言った矢先に弱音ですいません。)
出来上がりです。
実際に組み込まれた後の動きをイメージして、それに応じて研磨します。
トップリングとセカンドリングでは硬さも違いますから同じように砥石を当ててしまわないように集中、集中・・・です。
梱包・納品してしまう前にシリンダーハイト計測します。(これは当店のデータ取りのためです。)
シリンダーが終了したのでヘッド作業に入ります。
ポート内のヘッドボス部とシートリングの段差を取りました。 中を鏡面まではまずやりません。 通常はこのぐらいのところでやめておきます。 段差が無くなれば良しとします。
バルブすり合わせします。
以前、尊敬しているエンジニアの方にバルブラッパーを使ってすり合わせするなんて・・としかられたことがあるのですが、 効率上仕方がないのです、ごめんなさい。
あての強さやエア圧など細心の注意をして作業していますのでお許しを。 バルブがゆ~っくりと回転しながらシートにバタバタと当たるようにすり合わせます。
良い感じです。
例によってブラックダイヤモンドを使用します。
バルブステムとガイド内を傷つける作業がひととうり終了したところでフレックスホーンにたっぷりとオイルをつけてガイド内を仕上げます
以上が終わったら洗浄します
これでもかとゆうくらい洗いましょう。
穴とゆう穴、ほか各部すべてブラシやスポンジで念入りにこすります。
パーツクリーナーを何本使おうが、どんなにエアブロ-しようがこすらなくては全く落ちません!!
洗い終わって油きりしている間にスプリング点検します。
まずはおおまかに、歪みや、バラつきないですね。
この車両は純正スプリングが入っていたので計測して合格ならこれを使用します
リプロの安いスプリングは折れますよ。
次に自由長の点検します。
ここで必ず測るとゆう自分なりの測定箇所を決めておくといいでしょう。
スプリング圧の点検です。
セット時、オープン時の両方測り、許容内にあるかどうか・・・
スプリング圧はメカニックにより好みがあるので任せましょう。
突き出し測定します
終わったらインナースプリングのみ入れてセット長を測定します。 どちらも4箇所行います
1台1台、しっかり書き残しておくと良いですね(私はそうしています)
全部組み終えたらロッカーボックスと干渉しないか確認しておきます
梱包してお客様に納品です。
これが通常のいわゆる腰上OHのメニューです。省いたところもありますが・・・ なので作業依頼の際、すり合わせ・スプリング組み立てなどはしなくていいなどご指示下さい。
Eg終わったので暖かいうちに先日ロッカー修理+ETC取り付けした41FL試乗に行って来ま~す
当然ながらバッチリでした。DAISUKEさん、いつでも取りに来て下さい。
帰ってきたら昨日の業者様依頼のナックルの続きです
各部点検して行きましょう
思ったより手ごわそうです・・・
ロッカーボックス溶接痕があったり
スラストワッシャーが違う物が入っていたり(手前の物が正しいです。)
そのつじつま合わせでこんな荒っぽい方法でごまかしてあったり、ロッカーシャフトがひどい事になっていたりで・・・
忘れて他をやりたいところですが気合で続けます。
溶接ロッカーボックスのアライメントが出ているか点検した結果、OKだったので必要部品入荷までの間にガイドに入ります。
荒れてはいないのですが縦軸、横軸で1/100mm以上の差があったので真円修正します。
ナックルのヘッドは鋳鉄で使用するガイドも鋳鉄なのですがはまりしろがかなり短い(浅い)ので圧入しろを大きく私はとります。同じ鋳鉄でもサイドバルブのW系やU系はまた違うんですね~(亜鉛の含有率が違って膨張率も違うのでしょうか?) ともあれOHVであるナックルの方がバルブ挟角の関係上もっとここの寸法を長くかせいで欲しいのですが設計段階ではポート形状が優先でまだそこまでの強度は必要と考えなかったんですかね? まあ、その分、ガイドのショルダー(ツバ)部の面積を稼いで傾きに備えてるのでしょうが肝心のその部分にブリキのバルブカバーが入るは、最悪な事にガスケットも入ってくるので強度も稼げず、ガスケットもなじんでしまいここからのオイルにじみも頭の痛いところです・・・だれかこの問題を解決するガスケットを出してくれる神様みたいなメーカーはないですかね~ その観点に絞ってEVOのヘッドを見ると大したもんです。 さすがHDの開発者! バルブを立てて、ポート内に大きく張り出さずにはまりしろ長もしっかり稼いで圧入しろも少なく設定できるのでOH直後の焼き付きの危険性も飛躍的に改善されてますよね、 長くなってしまってすいません、ついつい・・ でも、これは私の勝手な解釈ですので全然検討はずれかもしれません。
パーツ待ちのためナックル及び今日の作業はこの辺で・・・すっかり残業でおっさんはねむいっす。
色んな方からメールいただいて嬉しいです。 励みになります。
HASEさん、こんな感じでわかりますかね? 自分のなのでかなりいいかげんに作ってますけど・・
オイルタンク、バッテリー、TMへのダメージが心配ならこんな風に5インチのフラットフェンダーを付けると良いかもしれません(お客さまにはそうしてます。)
AKIさん、クラックじゃなくて良かったですね~ 日ごろの行いがよかったんですかね。 お疲れ様でした。
3/05/2010
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