今朝工場に着いてメールを見たらビックリです。 こんなブログやっていて、はたして見てる人なんているのかい? などと思っていた矢先
「ブログ見てます」のメールが数件、
しかも、うち二人は可愛らしい女性(知り合いですが)
誰にも言わずにこっそりひっそり始めたものですから改めて恐ろしくなり「発言には気をつけよう」と堅く誓った朝でした。
昨日言ったとうり、仕事の後渋谷に行って来たのですがHRSに出した53FLで行って来ました。
通常当店で製作した車両は800~1000kmの試乗をして納車しているのですがオーナーさまが山形県の方で「もう少し暖かくなるまで調子だしておいて」との依頼を受けたもので1500kmくらい乗り込まなくてはならず乗ってきたのですが
藤沢工場~横新~第三~渋谷~帰宅~今朝出勤してのこの写真、社外オートアドバンスデスビやマグをつけている方は高速走行後のこのあたりのオイル漏れでお悩みだと思いますが少~し手を加えるとこんなに改善されます。 近いうちに作業写真を撮って内容をここに書こうと思っています。
では朝からギクッとした後にスッカリ気分良くなり作業スタートです。
待ちに待っていたシールがようやく入荷したので今日DAISUKEさんのナックルをやります。
フロントロッカー周りのみの修理なのでここから始めます。
これこれ、このシールを待っていました。
品質も良く とゆうより他に比べられる物が無いので(私がそう思っているだけですが) これしか使いません。
修理しておいたF-EXロッカーです。
これが一番の修理法とは思いませんが 現在、ほぼ入手不可能な純正ロッカーを修理して使う方法として私はこの方法をとります。
「A・K」さんのおかげで試行錯誤の上、ジグ製作してできるようになりました。 既に十数台直していますが皆好調です。
では、組んでいきましょう~
このあたりを組む時はしっかり潤滑オイルを塗って組みます。
私はEg内部にはモリブデン系の物は使用ません。(理由は機会のある時に詳しく・・・)
棒で指している箇所
これは製造過程でオイルラインを通した後に塞いであるのですが、長年の振動などでここからオイルリークしているのに、そこからではないロッカーボックスマウントボルトにシールテープをグルグル・・・なんて車両もまれに見られますので例によって 事前にチェック!ですね。
この穴を開けるためです。
ナックルは目を凝らすと色んなところにこの様なトコロがあり、製造工程やこのころの偉大な開発者の考え等が見えてきて本当に勉強になり、大好きなEgです。
ここにシリコンパッキンてんこもりの車両を見掛けますが通常ここからはそれが必要なほどオイルリークしません。(と、私は思います)
リークしてしまう理由をつきとめて修理しましょう。
しっかり直してしっかり組んで、しっかり乗っていただき、 みんなでこれ以上この世から一機でもナックルがなくならないよう頑張りましょう。
ここのガスケットにはシリコンパッキン使用します。 ただし薄くです。 可能な限り板金しますが
ここのハンガーマウントもしっかりとスラスト合わせをします。
ヘッド側のロッカーマウントタブに負担をかけないようにする為です。
二本のロッカーシャフフトとヘッドのタブ+ロッカーカバーでガッチリと強度を持たせた状態で三本の3/8の三本のボルトがスムースに入るように。
そうしたらプッシュロッドを仮に張り、オイルラインを調整します。
決まったらプッシュロッドの力を借りてロッカープラグを固定すればシャフトの空転が防げますね。
スロットルケーブル取り付けます。
負荷なく動いて
スロットル側の仕事量だけでキャブが全閉~全開になるようにします。
タペット調整に入る前にクランキングしなくてはいけないのでパニックになる前にオイルラインを繋ぎましょう。
無理なくナットをつけなくてもフレアーどうしがピッタリ合うように。引っ張って取り付けるとこのあたりのロウづけがパキッと割れます。
タペット調整です。
クリアランスはメカニックにより好みがあるのと数値の測りようがないので言えません。
このアルミのプッシュロッドはあまりお勧めはしません。
ガスタンク取り付け前に異物混入防止のためにプラグを忘れずに・・・
タンクも取り付け前に三点が同時にフレームに付いているか確認します。
締めながら寄せていくなんて事のないように・・・
スタッフのKクン、黙々と作業してます。
シャットオフバルブも抜かりなくチェックします。
渋いとストレスになりますから・・
ここで完全に忘れていた歯医者から電話が(汗)
迷わずキャンセル!! すいません。二度としません。
駄目だった場合はこの工具で修正ですがこの車両は優秀でした。
さっきの歯医者の電話での動揺でブレーキレバーに頭をメガヒット!! 軽く流血してますが作業続けます。
ガスラインも前述のオイルライン同様すんなりつくように必要な場合は修正して取り付けします。 フレームなどに干渉しているとクラックの原因になるので知恵の輪状態です。
リプロの新品物などは修正取り付けで数時間なんて事もあります。 大変です。
そんなこんなで作業終了です。
この後Egかけて各部チェック後試乗します。 ETCの取り付けもしたのでそのチェックも一緒にします。
今日は来客があったり流血があったりであまり捗りませんでしたが何とか終了しました。 今夜はひな祭りなので私は早上がり。これから帰って「ちらし寿司」を作ります。 全国のお父さん、お疲れ様です。
3/03/2010
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