屁理屈ではなく、人間ですからミスはするものですし、それが原因でのケガってのもこの仕事には付き物で仕方ない部分ではありますが、ポカってのは防げると思うんですよね。
これまでたくさんの若者と仕事をしてきて、ポカする子はずうっとその傾向は改善されず、しなくて済むケガも多いように思います。
この作業場には一瞬の油断で一生後悔するような怪我をしてしまうような機械がいくつもあり、ひとつのポカでお客さまの命にかかわる事態になりかねない責任も絶えずついてまわります。
整備士としての才能ということに関しては私はまったく持ち合わせておりませんが、ポカをする気質は自分の気の持ちようでなんとかなる部分だと思うのでそこだけは常に自分に言い聞かせて作業に取り組んでいるつもりです。
このチェーンをオーダーするときに「リンク数かぞえといて」→「106リンクです」→「絶対?」→「ハイ!!」→「間違いない?」というやりとりがあり、交換時に数えたら104リンクでした💧 この業界で4年も経験してきた人間のやるポカじゃあないですよね・・そういうことです。
全部ではありませんが、数本盛り上がってまいりました状態になってしまっているのが分かりますかね? こうなるとヘッド側のねじ山が壊れてスタッドがせり上がってきてしまっている可能性が高いので一本ずつ規定トルクをかけてチェック→ダメなところは修理して、生きているところは正規のところまで締め込んでおきます。
自信のない方はSHOPさんへ任せることをお勧めします。
まずはバランシングへ入る前の下準備から。
これで組まれてからそれほど走っていなそうなのにあのコンディションだった謎が解けました。
ガイジンさん、大ポカですよ、たのんまっせ!!
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