前回はOH後の慣らし運転について書きましたが、所謂初期慣らし編といった感じで終わってしまったので今回は中~後編という具合で書いていきます。
RUMBLE-engineeringでフルオーバーホールさせていただいたエンジン、コンプリートで製作させていただいた車両は1000kmの慣らしをしてからのお渡しとなります。
この車両は今回エンジンフルオーバーホールさせていただいたので現在慣らし中なのです。
以前はゴール地点に設定していた1000km到達にこだわっていたところがあり、ここらで高速道へ乗って浜松あたりまでの往復で一気に完了~お渡しという流れが多かったのですが、これはやはり組みたてのエンジンには負担が大きく、慣らしのつもりが逆効果となってしまうような気がして考えを改めるようになりました。
すでに数万km走っていて通常運航している車両でも高速道を給油給油でつないで一気に数百kmの道のりは負担となるので特に夏場の↑のような運用は控えてくださいとお願いしているくらいですから慣らし中のエンジンにはもってのほかだと考えます(私の勝手な想像です)
股ぐらにかなりの熱量を感じながら高速道を80km巡行程度で延々数時間・・というのは全然可能ですが、エンジン内部で起こっている事態は外からは見えないですからね。 そこでの一瞬の無理が原因でピストンへ軽微なスカッフが発生しているかもしれませんし、とくに夏場の慣らしには気を使います。
実際、組んでから完全に良い感じになってくるのは3000km過ぎたくらいなので、お客さまへもお渡し時にそのように説明していますから、1000km到達を目指している段階での高速走行は第三京浜で玉川まで行って帰って来る程度にとどめておきます。
水冷エンジンで走行風さえ当たっていれば温度を管理してくれて水温把握できるようなケースであればもう少し安全に慣らしを行えると思うのですが、空冷のハーレーダビッドソンで私のようなポンコツが組んだとなれば使えるだけ気を使わないといけまへん💧
お仕事おつかれさまです
返信削除ブログとても参考にさせていただいております。ありがとうございます。
シングル50番のエンジンオイルですが、いろんなメーカーがあり迷っています。ランブルさんおすすめのオイルなどございますでしょうか。
コメントありがとうございます。
削除メカニックさんそれぞれお勧めオイルがあるでしょうし、ここで銘柄を書いて公表されてしまうのは少し気が引けるのでメールいただければそちらでお答えします。
それほど有意義な内容のお答えができるかはわかりませんが・・・