1/21/2020

たすかります

 今年はほんとに暖冬ですよね・・  バイク屋さんにとってはありがたいことこの上ないんですよ、ないんですが、やっぱりこれはマズイんじゃあ・・・という思いは過ります。
 でも身勝手な事だけ言わせていただけるのなら本当に助かります。 こんな時期にこうして作業場に寝泊まりできるのだってその恩恵に肖っているわけですし、今日の穏やかな日中の陽気なんて溜まっていたテストランをこなすにはもってこいでしたからね。



  今日は日中のほとんどをテストランに費やしていたのでその写真は無しです。
 作業はまたまたナックルヘッドなんですね~~の46ELさんです。  はじめて診させていただくイカス車両で、まずは始動性の改善が最重要案件です。


 
  どうにも掛からずでレッカーにて入庫したので早速分解していきたいトコロですが、本当に車体側に問題があるのか??まずは現状把握していきます。

 オールドクロームのフェアバンクス・・シビれますね~~
 できればこのまま行きたいです!!


  タンク内のガソリンがだいぶ異臭を放っているので全て抜いて内部洗浄後、フレッシュなガソリンを入れます。






  で、火花のチェック→ビンビンとはいきませんが、そこそこ火は飛んでいます・・でもキックでエンジンに火が入るか少し不安がよぎる感じの心細い火花です・・・





  もうひと息事前のチェックを。
 トップカバーを開けて内部も確認。
 こりゃスゴイです。 内部は新品パーツがびっしりでこのままキックに突入しても良さそうですね~




  ホントはやりたくないのですが、これが一番確実なので仕方ないす・・この状態でキック→やっぱり弱いです。
 ひとまずこの状態でキックキックキック・・・掛からないどころかパスンともいいません・・・




  という事で分解していきます。







  フェアバンクスボディーにオールドHUNTの1/4シャフトをドッキングというオールドスクールな手法がとられているのでこれを現在入手できるNEWパーツでリフレッシュしようとするとコストがかさんでしまいます。 加えて現在リリースされているNEWローターを安易にチョイスすると磁力はすごいのに始動性は悪くなる気がするのでこのままで行きます。


  ベースのコンディションがイマイチなのでここから攻めます。
 スラストを徹底的に攻め込んで、オイルをかき上げてマグ内部に溜めてしまわないように追加工。




  あ、ごめんなさいね・・
 明日乗って帰るのでチャリのパンク修理をさせていただきやした。





  で、マグを組み付けてキック→無事に掛かりました~~
 相当掛からなくてキックしまくったんでしょうね・・ブローバイから尋常でない量のオイルが噴き出してちょっとしたパニックになりました。




  ↑でおおまかにキャブ調をした後、エンジンを止めて、4~50分おきに5~6回エンジン掛けましたが毎回ほぼ一発で掛かるようになりました♪  明日乗って煮詰めます。





トップエンドOHする事になったULさんをここまで進めて本日は就寝でございやす。

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