5/01/2010

マグネトー復活作戦

 早いもので今日からもう5月、 信じられません。  歳のせいか、月日の流れが本当に早くてついていけません・・

 さっさと時間の過ぎる事ばかり願っていた学生の頃は1年が長くてながくて仕方ありませんでしたが、あの頃と比べて、どう考えても時間が足りない状態で、いそがしく毎日を過ごして1年、1日があっとゆう間に過ぎていく今とではとても同じ24時間、365日とは思えません。 不思議なものです・・・

 できることなら今のまま、毎日時間が足りないと感じられる状況でありつづけたいです。 恐怖の暇つぶし達の付け入る隙の無いように・・

 なんて物思いにふけている暇もないので作業に入りま~す。

 だいぶ佳境に入ってきたPANチョッパー、マグネトー仕様へとのリクエストなのでマグネトーオーバーホールしていきましょう。

 モーリスやハントで新品が買えるのですが、例によってヤレをこよなく愛するお客さまなので当店ストックのオールドモーリスを泣く泣く使います。




 まずは完全に分解して内部綺麗にしていきます。








 肝心要のマグネットローター、目まいがするほどの価格ですが新品を使います。

 こんなパーツを在庫しているヘンタイも少ないと思います。





 当然ながら各部ベアリングやシール類も全てモーリス純正新品を使用します。 例によって、見た目はボロでも中身は完璧!基本です。

 それにしても、いちいちパーツが高くて困りものです。





 アッパーブラケットも新品を使います。(手前)

 すばらしいクオリティー・・ですが、間違っても表には出したくない風合いですね。





 ここまで組み付けたら負荷・異音なく回転するか確認しておきます。 磁力の抵抗はもちろんOKです。







 ここでキルスイッチ+点火コイル(もちろん新品)を組み付けますが、コイルがどこにも干渉せずに奥までしっかり入って座っているか、マウントスクリューへのグリスアップ、トップカバー脱着時に配線を噛みにくくするなど色々と気を使って組み付けします。





 ポイントまわりも新品を使用して当たり面、一皮むいてあげてからギャップ調整をして、ローターを回転させてコイルのスプリング間で青い火花が音を立てて飛ぶ事を確認したら写真の状態にしてローター半周ゆるく回すだけでプラグから青白い火花が飛ぶか確認します。

 完璧です。 ここまでの状態にしておくとマグネトーとは思えないくらいキック一発でエンジン始動します。(嘘じゃないですよ)


 お昼休憩の間にお知らせを。

 ハーレー乗りの方がラーメン屋さんをOPENいたしましたので家系好きの方は是非。  私はここ10年で「スペトン事件」の時の1回しかラーメン屋さんには行っていないくらい好きではないのですが思い切って行ってみようと思います。



 TAKAさんSHOVEL、もう10時間の送風機馴らしが終わったので実走行馴らしに入っています、問題無しなので、あとは距離を重ねるだけです。






 出来上がったマグネトーを組み付けていくために現在ついているデスビーを外します。

 なかなか荒っぽくついてますね~





 マグネトーベースシャフト先端の六角部のコンディションが非常に重要なので当店ストックのブランク材にて製作していきます。







 ノギスを当てている部位の寸法がオイル漏れ防止の為、非常に重要なのでマグネトーベース側に入れるスペーサーを純正デスビーの寸法と合うように選定した後、これまたオイル漏れ+正確な点火時期に調整しやすいようにラッシュを無くしてギヤをシャフトに固定します。




 そうしたら点火時期をスタティックにて慎重に合わせて組み付け完了です。 キルスイッチ、10回くらい使ったら変形してしまう方ではなく、きちんとした材質の物を使います。

 他の作業の都合でEXが外れているためエンジン始動できないのでマグネトーはここで終了です。 結構誤解があると思いますが、しっかりと組んだマグネトーは調子良いですよ。

 何とか今日中に終わらせたいので毎日午後の作業写真が少なくて申し訳ありません、集中してしまうとつい・・・


 お詫びに1枚。  ヘッドライトステー+ライザーを製作してパーカライジング処理してみました。

 ビョーキですね、完璧に・・・

 



 こんなところで本日の作業は終了です。 少し早めに帰って子供たちとハッスルして遊びます!! なんせ連休中ですからね~ 休んであげられない分、それくらいしてあげないと。

                    お疲れ様でした。

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