5/10/2010

所詮は機械・・なのですが

 ほとんど同じディメンションでありながら、それぞれ特性が違う・・ハーレーはつくづく不思議な乗り物です。
 最近パンヘッドの試運転が続いてあらためて感じたのですが、やっぱり最高です、PAN-HEAD!!  特にリンカートのついたFLの乗り味は格別です。

 人それぞれ好みがあるので個人差はあるのでしょうが私にとっては間違いなくパンヘッドが最高、中でも自分のFLが一番なのです。

 この2台のオーナーさまにもそんな感覚でいつまでも乗り続けて欲しいと切に願います。  たとえ極上ナックルが格安で!なんて話があっても「オレにはこれがあるから興味ないね」と軽~くいなしていただきたいです。

 ますます自分のPANを治して早く乗りたくなってしまいましたが、なかなかさわってあげる時間がなくて・・  今のスタージスに乗って3年になりますがやはり満たされません。  頑張って仕事して早く治してあげようっと。 いつになったらそんな時間ができるのやら・・

 そんな訳で作業に入ります。

 CHERRY号フォーク、ブラスト前に下処理をして綺麗になりましたが、これから汚していきます。

 さあ~て、気合を入れてブラストです!



 ハイ、終了~~  この後ショットにて食い込んでいる砂をしっかり洗浄して組み立てに入ります。

 何だかロボットみたいでガシャガシャと歩き出しそうに見えてきます。



 バカな事言ってないで作業、作業。

 分解時にフォークがなかなか抜けなかったので三つ又、曲がっている可能性大なので点検していきましょう。

 まずはこの状態にして、トップブリッジを取り付けます。



 見事に歪んでます。

 強引にグイグイやれば組めてしまうところがまたやっかいで恐ろしいのですがプロとして、ここは修正してからでないと先には進めません。

 スプリンガーもグライドフォークもナローフォークも皆同様です。


 完璧すぎて半笑い。

 今までは誰も分かってくれなかったトコロも一方的ですがこうして残しておけるので報われます。




 そうしたらステムベアリングを入れ替えしていきましょう。

 毎度おなじみ専用工具~





 テーパーベアリングにしっかりとグリスを練り込みましょう。

 写真の都合で変な手つきですが、手を汚して入念に練り込みます。




 車体へ三つ又組み付けしていきます。

 またまた専用工具のお世話になって・・テーパーベアリングは1度目一杯締め込んでから緩めていくとゆう形で調整します。




 新品のダンパーチューブ、か~なり苦労して追加工しまくりでやっと組めました・・・

 寸法違い、切り粉、使えない部品などなど盛りだくさん! ASSYとして売っていてもプロとして必ず分解して対策してから組み立てます。



 明日には組みあがって走れそう・・かな? CHERRYくん、もう一息なので期待して待ってて下さい。  今日はこの辺で片付けて帰りま~す。 

 お天気がもってバイクで帰れて嬉しいなっと  お疲れ様でした。 

0 件のコメント:

コメントを投稿